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「10代の私たちが匿名でSNSをするわけ」

このnoteでは「10代の私たちが匿名でSNSをするわけ」についてつい最近まで10代だった私がこういう理由で10代の若者は匿名でSNSをしているのではないかな?という考察的なことを書きます。

あ、ちなみにまとまりは全くない、ふわふわとした記事です。ロジックも何もないので注意です。

なんでこんな記事を書いたかというと、10代の子って人に見せるようのアカウントと、親しい人ようのアカウント、匿名で見る専だけのアカウントなどなどたくさんのアカウントを運営していることはご存じでしょうか。これは私の考えなので、アカウントをそんなに作ってないよ!という方ももちろんいらっしゃると思います。意外と自分の名前で運営しているアカウントよりも、匿名でのアカウントの方が活発に動いていたり、もはや匿名でしか動いてなかったり、10代の私たちが匿名でアカウントを作る理由って何だろうと思って記事に残すことにしました。これまでの時代、メールアドレスを何個も作っていた時代もあれば、SNSのアカウントを何個も作る時代がやってきて、次にわたしたち何個も作るものって何だろうっていう意味も込めて、この話残しておきたいなと思っています。


そもそも何個のアカウントを所有しているのか


ということで、身近な10代に聞いてみました。

「今の子って何個アカウントもってんの?」
「人によるけど、大体3個が平均じゃない。」
とのこと、、、私は2個のアカウントをもっているので、平均三個ってと今の子はSNSを使いこなしているなっと思いました。一つ学年が違うだけで流行りもノリも違うのが今の高校生ですね。
ちなみに多い子で6~7個アカウントを作っているらしいですよ。
何にアカウントを使い分けているのかというと、一つはもちろん自分の名前で登録しているアカウント。知り合いから親友、家族とか初めて会った人でも、会ったことない人でもとりあえずおしゃれなアカウント。私とはこういう人です!と表すもので、誰に見られても大丈夫なものを投稿するみたいです。
二つ目は、よく連絡を取る子のみのアカウント。中学の友達でも、高校の友達でも、今でも年に一回は連絡を取る友達。よく遊びに行く子もいれば、遊びに行かなくても、自分の近況を知ってもらいたい人には、フォローをしてもらうという決まりがあるようです。
三つ目は、匿名のアカウント。これがいわゆる裏垢というもの。好きなアイドルをフォローしたり、芸能人をフォローしている自分の趣味のアカウントのことを指します。


今主な三つを説明しましたが、さっき言った「多い子は大体6~7個アカウントを所有している」というのは、これに加えて、仲のいい子のグループだけのファロワーがいるアカウントだったり、そのグループ違いだったり、もしくは自分のイラストや歌とかを投稿しているアカウントだったりします。ほかには、同じオタク友達のアカウントを作ったりします。これはリアルタイムで推しの情報を共有できるし、自分がいいなと思った推しの様子を同じ趣味の子が反応してくれるから嬉しいものです。あとは。カップルアカウントとか、同窓会アカウントとか無限にありますね。

たくさんのアカウントを所有する弊害


アカウントをたくさん作っていて、たまにやっちゃうあるあるなものです。

アカウントをたくさん作っていて間違って投稿しちゃったとかよくありがちですよね。オタばれをしていない友達の間でがっつりオタクの情報をストーリーにあげっちゃったとか。何分かしてから気づいて数人にばれちゃったとか。ほかにもこの人たちには見せたくなかった写真をこっちのインスタに乗せてしまったとか。多くのアカウントを使いこなすのは難しいし、自分の名前のアカウントだけで運営すればこういったこともないのに、なぜ10代の私たちは匿名でSNSをするのでしょうか。

それでは、なぜ10代の私たちが匿名でアカウントをしているのでしょう?


私が考える考察は二つあります。
―自分の趣味と系統が違うから
―理想の自分ではないから

まず「自分の趣味と系統が違うから」


インスタなどの写真をメインとしたSNSはよくも悪くも投稿した写真で自分のことが勝手に表現されてしまいます。
例えば、普段学校で会うと、おとなしくて、休み時間とかに読書とかしているのに、その子のSNSではロックバンドにいった時の荒れ狂ったリールが乗せられていて、ほかにもロックなアーティストを乗せていたら、どうでしょう?彼女に直接会った人は彼女のことを「おとなしくて、本が好きな子と思っていたのに、意外な趣味をもっているんだな」と思うでしょうし、彼女のインスタを先に見つけた人は「バンド系のノリの子なのかと思ったら、意外とおとなしい」と思うはずです。どちらが悪いという問題ではなくて、どちらの姿も彼女であって勝手に相手が彼女はこういう人だ!と決めつけているだけなんです。というよりもSNSがその印象を植え付けているだけなのではと思います。だから自分のパブリックイメージと合わない投稿をしたら、意外性を見せれるのかもしれないけど、見ている人に「意外とこういう趣味があるんだ」と思われてしまう。それを恐れて自分の趣味に合わない趣味は匿名のアカで楽しむということをしているのではないでしょか。

次に「理想の自分ではないから」


というのは、誰にでも理想の自分はあります。芸能人みたいにかわいくなりたい、モデルみたいに細くなりたいとか。自分のいい面でも悪い面でも理想の自分は存在します。例えば、学校では、自分の思ったことを言えなかったり、何かをしようと思っても、気恥ずかしかったり、そんな人でもTwitterでつぶやくだけなら、どんな大それたことでも言っても誰にも文句を言われないし、たとえ言われたとしても、現実で言われたわけではないので気にする必要はありません。SNSのバーチャルの理想の自分が理想の世界でしたいこと、言いたいことをしている、その理想と現実の自分にギャップがあるから匿名で投稿するのではないでしょうか。これは日本人には強い傾向だと思います。日本の美徳として、謙虚に、控えめに、相手を思いやって行動、言動を行います。この特徴はどの世界に行っても日本が一番強いと思います。なおさら、まだ社会に出ている人の方が少ない10代の中だとどうでしょう。学校という組織の中で、かわいい子でなければ、自分の自撮りばかりをSNSに投稿すると「いたい子、自意識過剰」となってしまいます。また、学校では全然自分の意見を言わないのに、SNSでは自分の思ったことばっかりをつぶやいていたら、「バーチャルでしか文句が言えないやつ」になってしまいです。自分にどんなに自信があっても、控えめに謙虚に生きていくことしか知らない日本の10代にとって、現実の自分を知っている人に「理想の自分」を投稿することはとてもじゃないけど、なかなか難しいと思います。逆にアメリカか韓国の学生は自分の思っていることは120%の思いを込めて伝えます。自分の意見を言わないと生き残っていけない世界だからです。自分の意見が無ければ、いないことと同じことになってしまいます。
そんな時に匿名のSNSがあれば、理想の自分をどれだけ語っても現実の自分とは結び付かないそんな安心感があるので、10代の子たちは匿名でSNSをするのではないでしょうか。

まとめ

今までわたしの考えを語ってきましたが、皆さんいかがだったでしょうか?
個人的には「10代の私たちが匿名でSNSをするわけ」の対する答えは
―SNSの世界で現実の自分と結びつかない理想の自分を構築するため
―自分のパブリックイメージを壊さないため

ではないのかなと思います。もちろんほかの意見もあるでしょうし、SNSの世界とリアルの世界の自分をつなげて、インフルエンサーとしてファンとの交流をしていらっしゃる方ももちろんいます。また、自分のパブリックイメージとちょっと違う趣味を投稿することで新たな友達を作ることもできます。ですが、全員がインフルエンサーになれるわけではありませんし、自分のイメージを壊したくないと思っている10代も多くいると思います。では!


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