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読書アウトプット「父滅の刃~消えた父親はどこへ アニメ・映画の心理分析~」


①良い父上の条件どうやったら良い父親になれるの?
②理想の夫婦関係とはどんなものなの?

この本は映画やアニメに出てくる父親を中心に、色んな作品の解説をしています。

理想の父親の条件とは、強すぎてもダメ「シャイニング」。弱すぎてもダメ「理由なき反抗」かといって、普通の平凡な父親でもダメ。じゃあどうすればいいのか?

個性的な父親が理想です。こだわりがあり、一つのことに熱中する。それを子供と一緒にやることで「お父さんすごい!」となります。例えばクッキングパパや釣りバカ日誌の浜ちゃんです。

父親像というものは=リーダーであり、自分の尊敬できるメンターを見つける。メンターからの助言を受けるのがと自己成長につながりやすいです。

理想の夫婦関係については、「ゴールデンカムイ」という漫画を例に挙げていました。
兵隊の杉本とアイヌの少女であるアシリパ。杉本は「アシリパさん」とさん付けして呼びます。実際は年齢も10歳以上違いますが、アシリパさんの自然の中で生き抜く力を尊敬している。

アシリパさんは杉本の不死身の体、困難を乗り越える力を尊敬している。お互いの尊敬が感じられます。そして、明確なビジョンを提示することで、敵が味方になります。十人十色の父性は自分の中にある。

あと最近の強い女性が活躍するディズニーを批判してました。男を頼りない存在にして、わかりやすく強い女性を目立たせる。男を下げて、女を上げる。対等な関係じゃないですね。


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