見出し画像

信じるものは己の美意識と鑑定眼のみ  2月10日発売 徳間文庫『旗師・冬狐堂【四】瑠璃の契り』(北森鴻)


北森鴻さんの古美術ミステリーシリーズ、『旗師・冬狐堂【四】瑠璃の契り』を2/10に刊行いたします!
骨董商の命とも言える眼を患った陶子……現在と過去とを繋ぐ4篇の傑作短篇を収録しております。
発売まで、あと2日。楽しみにお待ちください!

瑠璃の契り3

『​旗師・冬狐堂【四】瑠璃の契り』(徳間文庫)
       北森鴻 著       
本体価格680円+税 288ページ
カバーイラスト:七原しえ
カバーデザイン:高柳雅人


今回も人気イラストレーター・七原しえさんの美麗イラストが目を惹きます!


<あらすじ>
騙し騙されが日常茶飯事の骨董の世界を、一人で生き抜く孤高の骨董商・宇佐見陶子。目利きの命である眼を患った彼女の元に、同業者がわけありの品を持ち込む。それは昭和を代表する作家の逸品でありながら、わずか十ヶ月のうちに三度も返品された和人形だった(「倣雛心中」)。       友人の硝子が流した一粒の涙。瑠璃ガラスの切り子碗に隠された秘密とは(表題作)。古美術ミステリー全四篇。


<著者紹介>

北森鴻(きたもり・こう)
1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、95年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。99年『花の下にて春死なむ』で第52回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。骨董や民俗学、料理や酒、明治初期の歴史など、広範な知識を生かし、端正な文章で綴られたミステリーで人気を博す。〈香菜里屋〉、〈旗師・冬狐堂〉、〈蓮丈那智フィールドファイル〉などシリーズ多数。その他の著書に『共犯マジック』『うさぎ幻化行』『暁英 贋説・鹿鳴館』などがある。2010年1月逝去。

<目次>
倣雛心中
苦い狐
瑠璃の契り
黒髪のクピド

解説 法月綸太郎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?