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ハワイの恋が終わり苦しみの先に、悟りへの道が開けた 46

 第六章 46 クリスがりさに及ぼした事柄は何か

生きていれば嫌なことは起る。いいえ、地球次元的に嫌だと思われることが起る。

いろいろあったが、クリスが取った行動の一番これがいけなかった。そして、これがいけないというレッテルを貼ったのが、りさの失敗だった。

 まず、嫌だと思う価値基準は自分にある。

「りさとは別れたけど、誕生日に花が欲しいと言っていたな。リクエストするなんて、そういう所がりさのマイナス要因だ。とにかく買っておかないといけない。25ドルの花束では少ないかな?25ドルのギフトカードも付けよう、これで良いかな」

とクリスは思った。

私にしてみれば、

「あれっ、スーパーで買った花束か。ちゃんと花屋で買ったのを最後のお礼として注文して欲しかったな。でもギフトカードがあるから、きっとこれにお礼の気持ちが入ってるのかな?」

と思った。スーパーの花束では不満だった。

人に言わせれば、

「気を遣って買ってきてくれたのだから、それで良いじゃないの?」と言う人がいた。

私は値段を言っているのでは無い。リクエストした花を、十分に素敵なものにして欲しかった。3年半のりさへの感謝が、花に込められたような。ギフトカードは要らない。

では、結果は買う時間が無くて、スーパーの花になった。ギフトカード額が、最低額の25ドルと言うのが許せなかった。最高額の500ドルとは言わない、せめて100ドル。

世話になった3年間の、最後のお礼なのだから。私の価値は25ドルだったのか、と心が傷ついた。でもこれは、自分で心を傷つけたのだ。

「ウワー、クリスったら最後までやるよね。本当にこんなチープな男と別れられて良かったー!!!」

と片付けば済んだのだ。自分を責める必要は無い。りさの価値がどうのとか、誰も思っていないのだ。

クリスからすれば、最善だと思われる行動を取った。花が欲しいと言うから花を買った。少ないかなと思ったから、25ドルのギフトカードを足した。

彼とは価値観が違うだけだ、良いも悪いもない。

 私は自分が傷つけられたと思ったのがいけない。宇宙ルールは、良いも悪いもないけど、自分を愛し、自分を大切にすることが基本なのだ。

誰がどう自分を評価しようが、貶そうが、関係ない。謝った方が良い場合は謝る、やり直した方が良い場合はやり直す。失敗は、その経験がしたかったのだ。それによって学びが得られたのだ。

自分は自分の味方であれば良い。このことがわかるまで3年かかった。

わかったことが、素晴らしいのだ。世の中には何度も学び切れないことが多々ある。その場合は同じ様な出来事がリピートする。今回のテストの答えがわかった。

りさはすごい、私は素晴らしい。

 

モアナルア公園の正面入り口右側にブッダが悟った菩提樹の木から株分けした菩提樹があります

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