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涙が止まらなくて早退した話

朝、顔を洗ってから涙が止まらない。
悲しいことがあったわけじゃない。
右目が痛いのだ。
大きめのゴミが入ったような痛さだ。

先週コロナになったときに、右目が真っ赤になって涙が出ていた。
けむりに目がしみるような感じで痛かった。
ずっと目をぎゅっとしたり開いたりしていた。

1週間経って、昨日はだいぶおさまっていた。
念のため眼科に行ったが、治りかけですねといった感じだった。

しかし、今日になって悪化。
涙が出たまま、ハンカチで拭きながら出勤した。
泣きはらしたような顔で仕事をしていたが、痛みは全然おさまらない。
そして、右目からの視界がしろ〜くなってきたのである。

上司に相談すると、早退して眼科行け、ということになった。
はたから見たらハンカチを持ってぐすぐすと泣きながら訴えているように見えたかもしれない。
涙がずっと出ていて鼻水もとまらないのだ。

もう痛くて泣いてるのか、悲しくて泣いてるのか、どっちも本当になってきた。


昨日も受診した眼科を今日も受診した。
先生に、昨日来てたよね〜?と言われながら目を診てもらう。
異物が入ってるわけではないらしい。
やっぱりコロナで炎症おこしてるんじゃないの〜?
とのこと。
炎症を抑える目薬を出してもらった。

薬局で目薬をもらってすぐさしてみる。
痛ーーっ!
さらに目が開けられなくなった。
眼科に行ったら魔法のように痛みをとってもらえるわけじゃなかった。
あまかった。

なんとか家に帰ったが、全然痛みは変わらない。
それどころかもう目が開けられない。
むりやり開けようとするとボロっと涙がおちてくる。
気をそらすためにテレビを見ようかとつけてみたが、左目が動くと閉じている右目も一緒に動いてしまうようで痛くて見てられなかった。

なるほど。
ということは両方の目を閉じていればいいのだ。
じゃあもう寝よう。
そしてわたしは平日の昼間から寝た。


目が覚めると、両方の目が開いた。
やっと、やっと右目が開いたのである。
よかった。
でも、ぼやっとしている。
メガネをかけても右だけぼやけている。

夜、お風呂でハラハラしながら顔を洗った。
朝のふりだしに戻るのではないかと。
なんとか大丈夫だった。


昔、偶然じゃなくて必然なスピリチュアルが流行っていたとき読んだ本で、体の不調が出た場所ごとにメッセージがあると書いてあった。

目が不調な時はいったいどんなメッセージがあるのだろうか。
もうあの本はどこかへいってしまった。

何かをちゃんと見ろということかもしれない。
何かを見すぎということかもしれない。 

全然関係ないかもしれないが、最近の自分を思い返して反省した。
そして両目が開くことのありがたさを痛感し、
目薬をさして就寝したのだった。

つまり、何が言いたいかというと、めっちゃ痛かったということである。


おわり。

(見出しの絵は少女漫画風涙のイメージで…)

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