さぁこれから、恐竜博物館に行きます!
目が覚めると、スーパーの駐車場にいた。
「あれ~?テントは?」
朝8時、5歳の息子は浦島太郎になっていた。
「さぁこれから、恐竜博物館に行きます!」
夫がはりきって言った。
前日、息子と夫と3人でキャンプに行った。
テントで一泊する予定だったが、あまりに風が強くて夜中にテントを撤収し、帰ることになった。
寝ていた息子はそのままチャイルドシートに乗せられ、自宅へ到着。
起きたらお家だった、となるとがっかりするんじゃないか。
せっかく楽しいキャンプでテントで寝ていたのに。
そういうわけで次の日、急遽、恐竜博物館へ行くことにしたのだ。
9時開館のため、早めに行って博物館近くの24時間営業のスーパーで朝ごはんを買うことにした。
そこで息子は目を覚ましたのだ。
パンを買って腹ごしらえし、博物館へ向かった。
福岡の北九州にある、いのちのたび博物館。
自然史と歴史の博物館、正確には恐竜博物館というわけではないのかもしれないが、恐竜もたくさんある。
初めて行ったのだが、かなり楽しめた。
大きな恐竜の骨格がたくさん展示してあり、動く恐竜のショーみたいなのもあった。
嵐がおこったり火山が噴火したり、風が吹いたり照明が赤くなったり暗くなったり、星空がきれいだったり、空を飛ぶプテラノドンの影が通り過ぎたり、いろんな鳴き声がきこえたりして楽しかった。
息子は少し怖がっていた。
海の生き物や動物の展示もあり、息子は好きなものがたくさんありどんどんわたしの手をひいて行った。
そして、途中からわたしは抱っことおんぶをがんばった。
帰りにミュージアムショップで恐竜のおもちゃを買った。
息子はお店に入って最初に手にとったものを最終的に買った。
バシロサウルス。
早朝に運転してくれた夫はだいぶ疲れたと思う。
だけど、夫もわたしもキャンプが途中で終わってしまったので、その分楽しみを作りたかったのかもしれない。
息子のためだけではなく。
息子も楽しかったかもしれないが疲れただろう。
ごめんね。
でもおもしろかったね。
バシロサウルスを見るたびにこの2日間を思い出すかもしれない。
前日のキャンプの話はこちら
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