ライターよりも、インタビュアーでありたい

インタビュアーの徳橋です・・・
と挨拶してみましたが、自分のことを「インタビュアーです」と名乗る人はそう多くないかと思います。多くは「ライター」と言うと思いますが、僕はあくまで「インタビュアー」でありたいと思っています。

大学2年生の頃、偶然ある雑誌に出会いました。『DENIM』(小学館)というインタビュー雑誌です。有名人から名もなき人に至るまで、彼らの生きざまやアイデアの源泉などが魂から発せられる言葉で映し出されており、僕は衝撃を受けました。

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(画像はインターネットより拝借しました)

当時の僕はコンプレックスの塊で、飢えたハイエナのように自己顕示欲や承認欲求を満たそうとしていました。その雑誌に載っていた彼らは、多かれ少なかれ自分の実力で世に出て認められた人たちばかりだったので、僕は彼らがどのように壁を乗り越え、現在の仕事や地位を獲得したのか学びたいと思いました。その「学ぶ」ための手段として、僕も彼らのような人たちに話を聞きたい、さらにそれが自分の仕事になって稼ぐことができれば最高に幸せだ – そう思いました。

「何かを表現したい」というよりも「いろいろな人たちの話を聞きたい」という欲求が先だったため、それが叶えられる場所として「メディア」を考えた。だから媒体は何でも良かったのですが、ミーハー心の塊だった僕は、当時華やかなイメージが健在だったテレビの世界に入ることを夢見ました。その後、長い長い紆余曲折(これについてもいつか書きたいと思います)を経てテレビ報道の世界に入り、前回書かせていただいたようにインタビューを体験することになります。

「じゃあ、何で文字のメディアを立ち上げたの?」という問いに対しては次回以降お答えしていきたいと思いますが、「ライターよりもインタビュアーでありたい」という思いがあるため、今後はライティングを伴わない、インタビュー単体での仕事にも挑戦していきたいと思っています。

前回のブログでお伝えしたように、僕は「インタビュアーは、相手に気づきを与える存在」だと考えています。自分のアイデアに行き詰まりを感じたり、自分が本当にやるべきことが見えなくなったりした人に対し、インタビューを通じて思考を阻む壁を打破したり、自分の進むべき道を見出したりするお手伝いができれば・・・というのが、今のささやかな望みです。

もちろん、その上でストーリー作りもさせていただくことが可能です!ご興味ある方はこちらまでご連絡ください。

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