新年度は「まちブランディング」にも挑戦?

ご無沙汰しています。今年は桜の開花が早く、東京近郊では少しずつ散り始めていますね。僕は仕事の一環で、千葉県某市の桜名所を巡り、撮影をしました。桜満開の知らせと同時に会社より命を受け、昨日まで取材が続いていたため、こちらのブログが疎かになってしまいました(汗)

画像1

この仕事は、某市のシティプロモーション担当課と、都内の大手PR会社がタッグを組んで行われている事業の一部。僕自身、このプロジェクトには昨年2月から関わっています。その第1弾は忘れもしない“バー特集”。ちょうど新型コロナウィルスが日本でも広がりを見せ始めた頃で、マスクをしながら市内各地のバーのオーナーさんたちにインタビューしたことを覚えています。
(それらのお店が今どうなっているのか、少し心配ですが・・・)

以来、僕はあらゆる人たちにお会いしてきました。伝統工芸作家、デザイナー、アンティーク家具店店主、雑貨店経営者、いちご農家、カフェオーナー・・・基本的にはインタビュー&撮影で、その人たちや事業と街とのかかわりをインタビュー形式で紹介するというもの。記事はPR会社が運営する一般向けオウンドメディアと、各メディアに送られるニュースレターに掲載され、それを見て興味を持ったメディアが取材をし、テレビや新聞、オンラインメディアなどを通じ発信されるという流れです。
(例として、今年初めに僕が取材したいちご農家さんが日本テレビ系列『news every.』で紹介されました)

僕はこのプロジェクトに、ほとんど違和感なく参加することができました。なぜなら“人々のインタビューを通じて街を紹介する”という活動は、僕が長らく行ってきた『My Eyes Tokyo』というメディアでのそれと全く同じだからです。しかもPR会社の方々は全面的に僕のことを信頼してくださっているので(取材対象に送るメールに、会社スタッフのメアドをBCCで含める必要が無いほど)非常に仕事がやりやすく、知らない場所を訪ねるのが好きという僕の趣向も相まって、大変楽しく取り組ませていただいています。

この仕事をきっかけに、あらためて“対話によるシティプロモーション”という仕事に興味を持ち、さらに今では、僕がこれまで続けてきた『My Eyes Tokyo』を「東京や日本のブランディングプラットフォームに活用できないか」と、半ば本気で考えています。

元々は「“今”の“ありのまま”の東京や日本の姿を世界中に伝えたい」という僕の思いから立ち上げたMy Eyes Tokyo。当時は“ブランディング”という言葉を全く意識していませんでしたが、“あらゆる人たちの視点で語る東京”を紹介するという試みは、今思えば一種の都市ブランディングだったのではないかと思うのです。

これまで無意識のうちに行っていたかもしれない都市ブランディングを、新たに迎える令和3年度から意識的にやっていきたい。『My Eyes Tokyo』をそのためのプラットフォームにしたい!という欲が、いつもより余計に噴出しています。

賛否両論というか、どちらかというと“否”に傾いているオリンピック・パラリンピックの開催が迫る中、今こそ世界に対して東京や日本へのポジティブな姿を世界の人たちに浸透させる必要があるでしょう。

画像2

「人・街・企業・製品のブランディングを深い対話を通じて行う」を旗印に法人化し事業を開始したMy Eyes Tokyo。現在は”挑戦する人たち”へのブランディングに力を入れていますが、新年度は”街”のブランディングにも乗り出していけたらと妄想しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?