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僕らはみんな

おはようございます!

今週も金曜日がやってきましたね。

昨日の地震には驚きました。
被害に遭われた方々には、お見舞い申し上げます。

13年前の東日本大震災を思い出して、昨夜はなんともいえない気持ちになりました。

そんな朝ではありますが

本日も、お気に入りの書籍にある、私が「これは皆さんにも役立つ」と感じた言葉から始めようと思います。

「夢に向かって自信を持って進み、思い描いた人生を生きようと努力するなら、思わぬ成功を手にするだろう」
(ヘンリー・D・ソロー)

これは、アメリカの絵本作家であるターシャ・テューダーがインタビューで紹介したソローの言葉です。

彼女は、ソローの言葉を大切にして、生きてきたといいます。

ターシャ・テューダー。

関心を持ったことは、なんでもトライして自分でできるようにしてしまう、確固とした自分を持つ女性です。

ある日書店で彼女の本を見つけてから、私の生活は変わりました。

ソローの言う「成功」って、なんでしょう?

長生きすること?
お金持ちになること?
素敵なパートナーを見つけて添い遂げること?

生きていてもわからないことがたくさんあります。

私にはどうしても知りたかったことがあり、幸運にもターシャがその答えを教えてくれました。

それは

「どうすれば、人目を気にせず堂々としていられるのか?」

ということ。

二十代という輝く年代を、精神疾患で無駄にしてしまい、自分の内なる偏見で部屋に閉じこもってしまった私。

全く己を認められず、いつもビクビクオドオドしていました。

そんな時、ターシャは本を通して語りかけてくれました。

「今持っている力、今興味があること、今楽しんでいる人々との関わりに、目を向けてみたら?そうすれば、おろおろしないで、堂々と生きられますよ」

(「生きていることを楽しんで」ターシャ・テューダー 中経文庫)より

本当に?

私は半信半疑で、当時関心があったことについて、行動を起こし始めました。

その関心ごととは、精神障がいのピアサポートについて。

ピア:対等
サポート:支え合い

精神障がいピアサポートは、私にとって希望でした。

これにはきっかけがありまして。

自分が病気と分からずに、病院に連れてこられてマゴマゴしていた時、当たり前の気づきをくれたのは同じ疾患を持った人だった。

だから、私もきっと同じ疾患の人を助けられると思った。
かつて私が助けられたように。

それってピアサポートだったのでは?

「私も人を助けられるなら、生きていても良いよね」

そんな少し卑下しているとも言えそうな考えから、ピアサポーターを目指すようになったのです。

当時ピアサポーターって、身近にロールモデルもいない、なり方もわからない、という状況でした。

それで大阪の行政に問い合わせたりとか、東京の福祉事業所の資料を取り寄せて読んだりとかしてみました。

加えて自治体が主催した当事者の集まりに顔を出してみるとか。

そうしてみたら、少しづつですが自信がついて他人が怖くなくなっていきました。

不思議ですね。

これだけでなく、たくさんの言葉でターシャは私を励まし続けてくれました。

ー生きていることを楽しんでー

彼女の「生き方」「あり方」が私の手本となっています。
夢を描き、その実現に向けて一つ一つ行動を起こす。
彼女の哲学がなんとも心強く思われたのです。

(ターシャについては、ググるとたくさん出てくるので、詳しくは書きません)

私は少しずつ、自信を取り戻して部屋の中から外へ出るようになり、仕事を探し始め、生涯を共にできそうなパートナーを探し出しました。

失敗もたくさんあったけど、それが今の私を作っているんですよね。

ドキドキしながらも「今」を大切にしただけで、以前より驚くほど堂々と出来るようになりました。

まだまだこれからの部分もたくさんありますが、良い言葉に出会えて大きく変わることが出来た。

きっかけとしての言葉の存在と、日々を支えてくれている周りの人達へ、感謝の気持ちを伝えたいと思います。

あなたの毎日に、良い言葉がたくさん溢れますよう。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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