夜眠れないことが続いている話

こんばんは、とくです。今回は、僕が夜眠れないという話をしようと思います。

僕はうまく寝付くことができなくて、これまで長らく苦しんできました。おそらく中学の頃にはすでにその兆候があったと記憶しております。

夜が来て布団に入り、寝ようと思っても、うまく眠りに就くことができないのです。その原因は基本的には「考えすぎてしまうから」です。

何を考えすぎてしまうかと言うと、それはとにかく多様です。自分と他人との関係性やコミュニケーションについて、また自分のこれまでの人生とこれからの人生について、またこの社会がどのようなところで、どうあるべきかについて、などが主です。

一番よく意識に上がるものの一つは、他人とのコミュニケーションで恥をかいた記憶や、自分の言動で他人に不快な思いをさせただろうかという懸念です。このようなことに意識を割いて寝付くことができないというのは、本当に苦しいことです。

あとは、他人との会話のシミュレーションも多いです。過去の会話を思い出し、現実に行われた会話のある時点から、ありえたかもしれない仮想上の展開を脳内で紡ぎ出すことも多いです。可能な会話の展開は、悪い方に転ぶこともあれば、いい方に転ぶこともあります。ひどいことを言われたり、恥をかくような展開が自然に想像されてしまうこともあります。その場合は嫌ですね。他方で、会話がおもしろい方に展開することを想像することもよくあります。入眠に困っているときに想像した、おもしろい話の持って行き方を後に現実で他人に披露し、笑いが得られることもしばしばあります。しかし、ともかくも本当は早く眠りたいのです。

他には、自分がいかに惨めであるかに焦点を合わせる時間も多いです。その仕方にはこれまで様々なものがありましたが、今回はちょうどついさっき行ったものをご紹介します。
まず、自分は一人で布団に入っており、まったく寝付くことができず苦しんでいるということに意識を向けます。次に、うまく寝付くことができている人たちや、同居する家族をもつ人たちに思いを馳せます。そして、彼らと自らとを対比して、自分はどうしてこんなに一人で苦しまないといけないのか、と考えます。ここで苦悩がピークに達し、最終的に「耐え難い!!」と声に出して叫びます。睡眠への努力を続けることに耐えかねているので、気を紛らわすため何か他のことを始めようと考えます。ここでゲームやSNSに飛びつくのがいつもの日常です。しかし、それでは後悔が多いため、何とかクリエイティブなことに時間を使おうと考えます。今回はパソコンを立ち上げて、noteの執筆を開始しました。今はそういう夜というわけです。

みなさんには、うまく寝付くことができない夜はありますか?
それは長期的なものでしょうか?
そのようなとき、どのように対処していますか?

僕は寝付くことができない苦しみに苛まれるとき、これまで主にゲームに頼ってきました。
寝付こうと努力しているあいだは、恥、後悔、孤独、惨めさ、劣等感、自信喪失、翌日の予定についての不安、寝られないことに対する焦燥、などに駆られます。その一方で、ゲームをしているあいだは、それらの苦悩から解放されます。
しかし、夜ゲームをしていると、いずれ朝が来ます。するとそのせいで、その日の夜には一層寝付くことが困難になるのです。ゲームという鎮痛剤は、確かに目の前の苦悩からは解放してくれますが、長期的に見るとむしろよっぽど問題を深刻にしているのです。
そうは言っても、叫び出すほどの苦悩をどうやって耐え忍べばいいのやら、僕にはよくわかりません。現前している苦悩からは逃げ出すしかないように思われます。

ただ、これまでには寝付くことができない苦しみから解放されていた時期もありました。偶発的で単発的なものを除いて、長期的にこの苦しみから解放されていた時期は、主に二回あります。一つは高校三年生の受験期、もう一つは大学四年次の卒論執筆時期です。
この二つの時期は、かなり似たようなものです。いずれも極端なスケジュール管理をしていた時期です。一日の起床時刻、食事時刻、勉強時刻、就寝時刻などをすべて紙に書き、それを全力で実行するのです。ガチガチに管理すれば、僕はその通りに動けるみたいです。朝は決めた時刻に起きられるし、一日数時間勉強できるし、夜もおおむね決めた時刻に寝られます。
ただ、このやり方は長くても半年くらいしかもたないようです。

おそらく、入眠に困っている僕のような人にとって、夜寝るときにできることなどほとんどなく、できることと言えば生活習慣全体をよいものに保つことなのです。そして生活習慣全体をよいものに保つためには、今のところ、極端なスケジュール管理をするというやり方以外には僕にできるよいやり方を知らないのです。

誰か助けてください。受験生みたいな極端なスケジュール管理なしでも、ふつうに夜寝られる人間になりたいです。

そう言えば、他にも僕が夜うまく寝付くことのできる方法がありました。
それは、同居人をもつことです。例えば兄弟や恋人です。
兄弟がいたころは、比較的早く寝付くことができていました。中高生の頃は、消灯しみんな布団に入った状態で会話し、たいてい兄弟が先に寝落ち、その後僕も仕方なく寝ていました。もちろん、兄弟が寝た後は一人で脳内で会話シミュレーションを行い、人生について考えていましたが、それでも比較的早く寝られていたのです。
また、恋人がいたころも、比較的早く寝付くことができていたような気がします。隣で先に寝始めている人がいると、よい焦り方をできるのかもしれません。あるいは、会話シミュレーションや、人生や社会についての思考ではなく、隣にいる好きな人のことを考えられるのもよかったのかもしれません。
また、隣で寝ている人がいるため、「ゲームやパソコンをやり始めるわけにはいかないな」と思うので、このような制限された環境があったこともよい効果を生んでいただろうと思います。本当に寝るしかない状況に追い込まれていたわけですね。

残念ながら、現状では僕には同居人がいないのです。

僕の兄弟は三人いますが、うち一人は妻子持ちですし、うち二人は今でも毎日電話しながらオンラインゲームをしているらしいです(仲がよすぎますね)。僕だけが一人のように感じてもいいかもしれませんね。
かつて付き合っていて今は破局している元恋人たちは、結婚したり、夜はすぐに眠ったりしています。結婚はまだいいですが、夜すぐに寝付くことができるのは本当に羨ましいことだなと思います。

彼ら彼女らとは対照的に、僕はろくに知り合いのいないこの土地で二年も暮らし、毎日一人で眠っているのです。ゲームやSNSで朝まで遊んで、気絶するように寝落ちるという仕方で。

今夜はこのようなことを考えて、自分の境遇を惨めに感じ、苦悩し、「耐え難い!」と叫ぶに至ったのでした。

今回は僕にとって辛い話をしましたが、実のところ僕の人生は全体的にあまり辛いものではありません。家族や友人、環境、能力などにおいてかなり恵まれていると感じています。僕の人生は、これまでもおおむねうまく行ってきたし、これからもうまく行くだろうという感覚をもっています。
残念ながら、入眠に困難を抱えているという点だけは深刻な問題ですが、それ以外はおおむねうまく行っているのです。
睡眠についてはあまり希望がないのですが、うまく調整すれば、本当は夜寝られないということはないはずなのです。

寝付くことができず苦しんでいるときだけは、自分が精神的に深刻な問題を抱えているような不安と絶望に襲われますが、そこから逃避したときや他のことをしているときは、比較的幸福な精神生活を送っているのです。

前向きな気持ちを忘れずに今後ともがんばっていこうと思います。

誰か助けてください。

おわり

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