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移転/クラウド会計ソフトの運営会社freeeが大崎へ

小企業を初めとした法人・個人事業主向けの、事務管理を効率化するためのSaaS型クラウドサービスを開発、運営するフィンテック企業であるfreee株式会社がオフィスを移転させる。移転先はアートヴィレッジ大崎となる。

五反田バレーの旗振り役であった同社がオフィスを大崎に移転させるというホットなニュースである。

会社概要と業態

freeeは会計や財務などの多機能に渡るサービスを提供している会社になり2012年にGoogle出身の佐々木大輔氏らが設立した会社。

2013年3月にクラウド会計ソフト「freee」をリリースするし、クラウド上で会社設立に必要な書類を出力し法人登記や設立後に必要な手続きを行う「会社設立 freee」や2017年に勤怠や労務手続き、給与計算を行う「人事労務 freee」などをリリースしている。

2010年時ではクラウド会計という概念の浸透は薄く、会計ソフトはデスクトップ型の会計ソフトからCSVデータを抽出して各財務ソフトなどと連携をしていたが同社の登場やプラットフォームが充実するにつれて、中小企業や個人事業主規模でfreeeのシステムを取り込む企業が増えた。

またSfaツールなどとの連携などが容易になり中小企業だけではなく大企業も導入しておりクラウド型の会計ソフトとしてはマネーフォワード社と同じく影響力が高い

2019年 東京証券取引所マザーズへ上場

移転の背景と理由

同社は五反田を中心にオフィスを構え続け、五反田内で拡大してきた企業である。現在の五反田ファーストビルに入居してからは、ビルの内部で館内の床を増やし続けており現在7フロアに及ぶ床を借りていた状況である。

周辺にサテライトオフィスを構えるといった選択肢もあったようであるが、7フロア利用になると1フロアあたりの賃借面積の低下や組織内のコミュニケーションの分断など課題もある。

ちょうどタイミングの中でアートヴィレッジ大崎に大きな空室が出たことにより移転先と浮上してきた形だ。移転後の面積は約2倍。

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます