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移転/日本橋のライフサイエンスビルへオリィ研究所が移転

ロボット開発やコミュニケーションソフトウェアの開発を行う、オリィ研究所が本社を日本橋のライフサイエンスビル3に移転をする。

移転先のビルは三井不動産が31Venturesの一環として運営しているビルになり、ライフサイエンスに基づくテクノロジー企業を誘致しているシリーズになる。

会社概要・業態

オリィ研究所は2012年に設立された企業である。遠隔人型分身コミュニケーションロボットOriHimeを通じた、ソフトウェアやサービス開発を主な事業として運営している。

一見するとロボットベンチャーの様に見えるが同社の目的は「離れていても、入院していても、家族や友人らと日常生活を共にできる、人と人を繋ぐ福祉デバイスを開発しよう」という目的からスタートしておりコミュニケーションや福祉の見地からのサービスになる。

分身ロボットOriHime(オリヒメ)は、生活や仕 事の環境、入院や身体障害などによる「移動の制約」を克服し 、「その場にいる」ような コミュニケーションを実現。

昨今では分身ロボット自体の活用価値をテレワークや遠隔で接客やものを運ぶなど、身体労働を伴う業務を可能にすべく、負担のないコミュニケーションを実現するツールとしての開発も進められている。

2020年10月においては総額5億円の第三者割当増資を実施している。

日本電信電話株式会社(以下「NTT」)、 および川田テクノロジーズ株式会社 (以下「川田テクノ ロジーズ」)を引受先とした第三者割当増資により総額5億円の資金調達を実施しました。

移転の背景

日本橋のライフサイエンスビル3への移転背景は同社の規模拡大と推定される。日本橋のライフサイエンスビル3の1フロアあたりの面積は約120坪程度、移転前の三田オフィスの規模が約60坪程度であることを考えると2倍近くのオフィスビルへの移転と類推できる。

同エリアはスタートアップやベンチャー企業を多く集め活気があるエリアとして最近注目されている、同時に三井不動産が仕掛ける31Venturesの存在も大きい

ライフサイエンス拠点としての日本橋

ライフサイエンスとしての課題やハブ機能への投資を三井不動産は近年積極的に行っている。歴史ある地に最先端に手掛ける三井不動産ライフサイエンスビジネス拠点は、すでにビルそのものを拠点化した例だけでも3拠点ある。

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