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増床/東京電力グループ、虎ノ門で1200坪の増床

東京電力のグループや関連企業が虎ノ門で約1200坪の増床を行った模様である。増床を行った先は虎ノ門二丁目タワーになる。

東京電力グループはグループの再編や各電力事業者のオフィスを近隣に構えている。本社機能としては東京都千代田区内幸町1丁目1番3号であるが、近年は虎ノ門エリアでの拠点集約をしている。今回は原子力発電に関わる部門の増床床のニーズと推測される

グループは近隣の日比谷パークフロントビルに関西電力や東京電力ホールディングスとしてオフィスビルを借りている。

オフィス増床の背景

オフィス増床の背景は東電と東芝、柏崎刈羽原発工事による新会社設立がある。2020年6月、柏崎刈羽原子力発電所6号機の安全対策工事を担う共同出資会社を、6月中旬に設立し、KK6安全対策共同事業として設立した。

これにより新規のオフィススペースとして虎ノ門近隣に物件を探していた模様である。東京電力として2フロア、そしてKK6安全対策共同事業の2フロアになり合計4フロアを借りていることとなる。

虎ノ門二丁目タワーについて

虎ノ門二丁目タワーは森トラストが運営するオフィスビルである。長らく高い稼働率を誇っていたのだが、積水化学工業が2019年に新築ビルであるオークラプレステージタワーに移転となった。これによりメインテナントの約10フロアの空室を抱える事となり、またコロナの影響も受け埋め戻しが厳しい期間が続くこととなった。

その後少しづつテナント成約になり現在は、オフィスフロアの空室は1フロア強というところまでテナント誘致が進んでいる。1フロアあたりの面積は約300坪、4フロアになると約1,200坪となる計算である。

また2020年末には三菱UFJ銀行 虎ノ門支店がオフィス及び支店の移転を行い2フロアを賃借している。

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