1年前の今日 2
やっと着いた…!
フィンランド!
でもまず第1関門入国審査。
早朝のため、人はあまりいない。
ここでお伝えしておくが、私は日本語以外分からない。
中学英語も怪しいレベル。
とりあえずパスポート見せて、うんうん頷いてたら通れた。
なぜかというと師匠が「後ろの人と旅行だ」と入国審査官に伝えていてくれていたからだ。
師匠、感謝しかない…!
無事に入国してまず、ネットを使うためのSIMカードを購入。
ネットに繋がったら街へ出るための交通機関のチケットを購入。
アプリを入れて、カード情報を読み込めば買えてしまう。
トラム・地下鉄・バスなんでも乗れるチケットなので、便利。
そして早速ヘルシンキの街へ出るぞ!
そのために電車に乗るとき師匠が言ったのだ。
「さぁ、今からどっち向きの電車に乗るんだい?」
師匠曰く、
「自分で考えて動いてみないと思い出に残らないでしょ?」
とのことだ。言えてる。
どっちかなー?と思いながら路線図を見ていると電車を待っていたお姉さんが、「どこに行くの?」って声をかけてくれた。
初っ端から親切に触れて、感動…!
とりあえず行き先を指差してみた。
電車、乗れた。
フィンランドの車窓からは、大きな岩と緑がいっぱい見えた。
そしてヘルシンキを散策。
まず、マリメッコへ!
社員食堂でお昼ご飯を食べる。
早めに行ったのでゆっくり食べれた。
お買い物もしようかと思ったが、あまりにも日本の方が多くて、ここは日本かな?と思ったので、早々に退散。
次は街を散策。
のんびり歩いていると、師匠が突然そわそわしだした。
何事かと思ったら、何度かライブに行ったことのあるフィンランドのミュージシャンとすれ違ったとのこと。
引き返して一緒に写真を撮ってあげた。
師匠のテンション上がってた。
私も嬉しい。
それからはかもめ食堂を見に行ったり(お腹いっぱいだったから見ただけ)、師匠の1番の目的、キルプットリ(リサイクルショップのようなお店)巡り。
かもめ食堂はやっぱり日本の方がたくさんいた。
わかるよ、その気持ち。
ここで撮影したんやなー、この通り見たなー
って思いたいし、実際見れたら嬉しいね。
サウナ帰りに4人で通りよったのかな通りかなー?なんてね。
そして、キルプットリ巡り。
師匠は仕事柄、買い付けもしていたのだが、結局旅の間私もキルプットリにはまることになる。
とにかく楽しいのだ。
もう廃盤になってしまっている貴重な食器、まだまだ着れる洋服、ショップで新品を買うといいお値段な現地のテキスタイル、フィンランド語で書かれた絵本。
とにかくありとあらゆるものが、溢れている。
フィンランドはセカンドハンドの文化が強く根付いている。
自分には不要になってしまったものでも、ほかの誰かには必要なものかもしれない。
こうしてものを大事に大事に物を使っているのが、よくわかる。
キルプットリは街を歩けばいたるところにあるのだ。
たくさん歩いて疲れたので休憩がてら、スーパーでアイスを買った。
フィンランドに来たら1番食べてみたかった、サルミアッキのアイス。
サルミアッキは世界一不味い飴として有名だ。
不味さを覚悟して食べたのだが、アイスの甘さとサルミアッキの塩っぱさがいい塩梅で、私はとても好きだった。
ただ見た目は黒くて食欲をそそらない。
そしてこの日は宿に帰った。
宿の食堂で英語で話しかけられて、ポカーンとしていたら「日本の方ですか?」と日本語で聞き直された。
その方は次の日帰国するらしかったのだが、北欧を自転車で旅したらしい。
もっとお話ししたかったが、昨日の飛行機でもあまり寝れていないので、早々に切り上げて寝た。
ぐっすりは寝たけど、緊張していたのか寝返りをあまりうっていなかった。
なんたって次の日寝癖がついていなかったんだもの。
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