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1年前の今日 6
一年前の今日はハメーンリンナ、イッタラへ行った。
朝、体操選手の家と名付けた民泊で目覚める。
この旅で1番よく眠れた日かもしれない。
でも天気は曇り。
朝ごはんは師匠(フィンランド旅に誘ってくれた友人)の特製、黒パンのサンドイッチ。
お昼ご飯用も作ってくれた。
昨日私の帰りが遅くて、 食べそこねたアイスもバルコニーで食べたけど、寒さですぐ撤退。
今日はハメーンリンナ→イッタラへ向かう。
まずバスに乗ってハメーンリンナへ。
予約していた席をみると男の人が座っていたので、「そこ私の席です。」って言ったら、隣に移動していた。
その男の人はバスの中で、ヨーグルトを食べてた。
私はバスの中でペットボトルを転がして、師匠に白い目で見られる 笑
ぼーっとしてたら、危うくハメーンリンナを通り過ぎてしまうところだった。
降りたバス停で、野生のリスを見かける。
早すぎて写真が撮れなかった。
小雨が降っていて、カタツムリも見かけたのだけど、黒くてびっくりした。
やっぱり日本の生き物とフィンランドの生き物はちょこちょこ違う。
ハメーンリンナの街は人も少ないし、落ち着いていて好き。
まずは、セカンドハンドのお店へ。
そこのお店は、区画を借りて誰でも出品できるシステムのお店だったみたいなのだけど、商品を見てたら出品者らしきおじさんが元気よく話しかけてくれた。
オールフィンランド語で。
英語でもわからないけど、余計にわからない。
私の見ていた商品と、おじさんの雰囲気から
「それはククサって伝統的な木のカップだよ!
とってもいいものなんだ。
そっちはフィスカルスのハサミ。
新品だけど、安くしとくよ!」
的なことを言われていたということにしておく 笑
なんて言われていたのかきちんとはわからなかったけど、楽しそうに話してくれたのが嬉しい。
勧めてくれたし欲しかったからどっちも買った。
そのあとはちょっと観光。
フィンランドの作曲家・シベリウスの生家へ。
ここで師匠はほかに行きたいところがあるとのことだったので、後で駅に集合することにして別行動。
各部屋の説明が書いてある冊子を貸してくれたのだが、日本語があるあたり、日本人がたくさん来るのだろうなと思った。
中にはシベリウスが使っていたピアノもあって、このピアノでフィンランディアも、私の好きな交響曲第7番もできたのかなぁと思いながら見るとわくわくした。
シベリウスが生まれたときに使っていたベビーベッドもあって、赤ちゃんのシベリウスを想像しちゃった。
お土産コーナーにあったトートバッグのデザインが可愛くて、お土産用と自分用に購入。
約束の時間がもうすぐ来るので駅に行こうとしたら、近くに駅が何個かあってグーグルマップではどこに行けばいいか判断できない。
師匠にもっときちんと聞いておくべきだった…!
困ったから、シベリウスの生家の受付のお姉さんに今から乗る電車のチケットを見せて、「この電車に乗るための駅はどこ?」って聞いてみた。
どこからともなく地図を持ってきて、懇切丁寧に教えてくれた。
すごく一生懸命教えてくれるのが嬉しかった。
フィンランドに来て数日、なにかを尋ねるとみんな一生懸命教えてくれる。
幸せ。
駅の場所もわかったことだしお姉さんにお礼を言って、駅へ向かう。
一人で外を歩くのがとってもわくわくする。
無事に付いて師匠と合流。
師匠が私の後ろにいたらしく、
「呼んだけど、全然聞こえてなかったね。」
と言われた。
それもそのはず、私の頭の中にはなぜかはじめてのおつかいのBGMが流れていたのだから 笑
午後は電車に乗ってイッタラへ。
イッタラのアウトレットショップに行くことがメイン。
あとは周りのお店も散策。
クルタスクラーのチョコが売ってるところもあって、お土産用にいっぱい購入。
ベンチに座って師匠特製サンドイッチでランチをしてから、イッタラのアウトレットへ。
あんまり買わないって心に決めてたのにやっぱり見てると欲しくなっちゃう。
形はきちんとしているのだけど、色がうまく出ていないものがあってそれを何点か購入。
うまく出ていないと言えども、むしろ商品として出ているカラーじゃないからレア。
なんだかんだで綺麗な色だし、もう二度と出ない色だと思うとぐっときた。
お買い物も一通り終わって電車まで時間があったから、お散歩。
師匠はひと休みするとのことだったので、荷物を預かってもらって一人でうろうろ。
またリスを見かけた。
この頃には少し晴れていた。
師匠のところに戻ると、さっきイッタラでお買い物をしたときに買ってないものまでレシートに打ってあるとのことだったので、今度は私が師匠の荷物番をして打ち替えてもらいに行っていた。
どうやら前にレジを打ったものが残ったまま師匠のお買い物が入力されているらしい。(そんなことあるんだー)
師匠曰く、
「外国に行く時はレシートきちんと見ないとだよ」
とのこと。
無事にお買い物を終えて、ヘルシンキへ帰る電車に乗るため駅へ。
待っていたら電車が来たけど、私たちが買ってるチケットより5分くらい早い。
次から次へと電車が来るような駅でもないし、おかしいなぁと思いながら、師匠と2人で迷っていたら、中からおばちゃんが
「あなたたちヘルシンキへ行くんじゃないの?
この電車に乗らなきゃ!」
って教えてくれたのだけど、買ったチケットと時間が違う。
あたふたしているうちに電車は出発。
やっぱり私たちのチケットの時間には電車は来なかった。
「なんだか納得いかない!」
って師匠が電車の会社に電話をかけていたけど、言われた内容を要約すると
「急にダイヤが変わることもある」
とのことだったらしい 笑
日本に帰ってからフィンランド在住の日本人にも聞いてみたけど、
「そんなの聞いたことなーい!」
と言っていた。
結局なんだったのだろう 笑
次の電車まで1時間半くらいあったので、もう駅で晩御飯食べちゃおうとのことになって、近くで買ったもので簡単に済ませた。
「親切に声かけてくれたおばちゃんに申し訳なかったね」って話をしながら食べた。
予定より遅くなっちゃったけど、無事にヘルシンキに戻って今日の宿へ。
なんだかどたばたで疲れたけど、濃いい感じが楽しい1日だったな。
今日の宿は洗濯がしやすくて、疲れていたはずなのに1人でテンションが上がった。
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