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【うつ病体験】42:違和感のあるときは声かけを(メンタル不調者は閲覧注意)

がんばらないひと、とことこてーです。
以前の記事は自己紹介記事を参照下さい。

今回は、自分の後悔の経験を踏まえて
身近な人の命、健康を守る為の声かけを
考えるきっかけにしていただきたい記事です。

普段はがんばりませんが、今回はがんばります。

⚠今回はメンタルに影響する重い話を含みます。
メンタルに不調を抱える方は閲覧を控えるよう
お勧めします⚠


経験1:大学同期の異変


 彼は学籍番号が連番であったことから顔を
 合わせることも多く、一緒に遊ぶことはない
 ものの、実習の合間に雑談をしたり一緒に
 課題をするくらいの仲でした。

 ある学年の夏、彼は講義を休みがちになり
 ました。
 どうしたんだろう、くらいの心配はあり
 ましたが、アルバイトやサークルを優先する
 学生はいるのでそれ以上考えませんでした。

 ある日、彼が久々に製図室に顔を出して
 いました。久しぶり、と声をかけいつもの
 雑談をしました。
 
 ただ、何となく元気がないのです。

 気にはなりましたが、久々に顔を見た安堵で
 またもそれ以上考えませんでした。

 まさか、これが最後の顔合わせになるとは。

 テスト期間が終わり、しばらくした後
 仲のいい友達から彼の訃報を聞いたのです。
 自ら命を絶ったと。

 茫然としました。
 次の感情は後悔でした。
 あのとき少しでも声かけできていれば
 こんなことにはならなかったのでは?


経験2:お世話になった先輩の異変


 とある業務でお世話になった先輩が
 いました。
 いました、と表現するのはもうこの世に
 いない為です。

 先輩はその優しさや誠実さ、優秀さで
 職場や関係部署、得意先などのどのメンバー
 からも信頼されていました。

 ある日。
 その先輩から自分の担当製品の質問を
 受けました。
 すぐに感じた違和感。

 ろれつが回ってない気がしたのです。

 まずは質問に答えましたが、そのことを
 伝えるか一瞬迷いました。

 そしてそれを飲み込んでしまったのです。

 当時メンタル黄信号状態で自分でいっぱい
 いっぱいだったこと、
 先輩と仲のいい、同期の自分のOJT担当の
 先輩も同じチームにいましたし、
 誰かは気づいているだろうと考えたのです。

 その質問の週明け、課長から衝撃の一報。

 先輩がくも膜下出血で亡くなったと。

 すぐに大学同期のことを思い出しました。

 気づけたのに、また命を救えたかもしれない
 機会を失った。

 後日談として、周囲も異変に気づいていた
 ようでした。しかし、先輩の自覚症状が
 肩の痛みだったようで整形外科を受診
 していたようです。


伝えたいこと:周囲の人の違和感は即声かけ

 自分がうつ病診断を受けたのは昨夏ですが
 実際に発症していたのは一昨年前の夏だった
 と今では考えています。

 自分で自分の症状を過小評価し、何とか
 なるのではないかと考えていた為です。
 心療内科の先生にもうまく伝えられて
 なかったと思います。

 その間、一歩踏み込んだ声かけをして
 くれたのは今の係長だけでした。

 のちに同期に話を聞くと昨春の飲み会の
 時点で目に力がなく、心配していたとのこと。

 病気の自覚症状は過小評価しがちです。
 特にメンタル不調時の衝動は本人には
 抑えられません。

 止められるとすると、その人を大事に思う
 周りの方だけです。
 違和感に対する感度が高いのもそのような
 方ではないでしょうか。


 何らかのきっかけでこの記事を読んで
 いただいた方へ。

 過去の2回の反省と自分が当事者の経験から
 身近な方に違和感を感じたら

「必ず声かけ(病院行きを勧める、悩みを聞く)」

 をお願いします。
 大切な人を守る為です。

本記事を読んでいただき、感謝申し上げます。

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