見出し画像

【うつ病体験】41:うつ病患者の取扱説明書(患者さんの家族友人向け)

イランカラプテ。
がんばらないひと、とことこてーです。
以前の記事は自己紹介記事を参照下さい。

今回はうつ病患者、とことこてーの
取扱説明と称して、うつ病の患者さんとの
接し方の例を記事としてまとめたいと思います。


※自分は医師ではないので、体験の参考情報です。
 予めご了承下さい。
※うつ病には発症から「急性期」「回復期」「寛解期」
 があります。


【使用上の注意】 

①声かけについて

 ・急性期は必要最少限のコミュニケーション
  しか望みません。そっと温かく見守って
  下さい。
  会社との連絡も緊急時のみとします。
 ・回復期は通常の接し方で構いませんが
  大声での怒声や罵声はお控え下さい。
  (寛解期もほどほどにしましょう) 

②睡眠について

 ・急性期はとにかく寝ます。
  そっとしておいて下さい。
 ・回復期も朝が弱いです。
  無理をさせない程度に起床を促し、睡眠
  リズムを崩さないように注意して下さい。
  睡眠リズムを崩さない範囲での昼寝は
  可です。
 ・回復後期には朝散歩など運動を促す
  ようにして下さい。 

③食事について

 ・急性期、回復期ともに本人の望む量を
  与えて下さい。処方される薬により
  体重増加が見られる場合があります。
  過食、拒食は医師に相談しましょう。
 ・急性期に嫌いなものを与えると食事自体を
  拒否するおそれがある為、配慮して下さい。
 ・回復期は栄養確保の為、容赦は不要です。 

④通院・服薬について

 ・医師の指示に従い、必ず通院させて下さい。
  ⚠症状の悪化の恐れがあります。
 ・処方された薬は処方通りに飲ませて下さい。
  ⚠症状悪化の恐れがあります。
  ⚠予め処方薬の副作用を確認し、症状が
   見られる場合は医師に相談して下さい。 

⑤日常生活について

 ・急性期は無気力、無関心な場合が見られます。
  そっとしておいて下さい。
  風呂などは、最低限衛生が保てれば頻度は
  問題ありません。
 ・回復期は気力が戻りますが、持久力は落ちた
  ままです。フルマラソンなど無理はさせない
  ようにしましょう。 

⑤その他の注意

 ⚠希死念慮を持つ場合があります。
  急性期、回復初期は特に注意しましょう。
 ⚠薬の副作用により気性が荒くなったり
  暴力行為に及ぶ場合があります。

【外観、仕様と特徴】

 国籍:日本
 身長:約171cm 体重:55kg(罹患前+6kg)
 その他特徴:眼鏡着用
 製造年:1980年代
 利き腕:左利き
 ※後頭部に僅かな円形脱毛がございます。
 ※髭と鼻毛に白髪が混じりつつあります。


最後の仕様は自分の一部情報を晒しただけです。

特に急性期は周囲の方々が温かく、そっと回復を
サポートすることが回復の近道だと思います。

また、処方された薬は急性期の短縮に繋がり
ますので、処方通りに服用させましょう。
自己判断の断薬はNGです。
治療が振り出しに戻ることもあります。

具体的な接し方は主治医の先生に相談できます。
(予約が必要です)

うつ病もそうですが、精神疾患は家族や周囲の
方々の協力が何よりも必要です。
必要な協力が得られないと、最悪の結果に
なる恐れがあります。
(実際に学生時代に悲しい経験がありました。
次の記事で触れます)

それだけは何としても避けたい。

もし、身近な人の様子がおかしかったら
寄り添ってあげて下さい。
必要な医療を受けさせて下さい。

ひとりでも悲しい結末から救う為に。

本記事を読んでいただき、感謝申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?