見出し画像

【その他】45:療育のすゝめ(不思議ちゃんが楽しく過ごせるように)

イランカラプテ。
がんばらないひと、とことこてーです。

以前の記事は自己紹介記事から参照下さい。

さて、またまたうつから離れます。
(ネタ切れ?)


【不思議ちゃんと療育】

突然ですが、
うちの子は不思議ちゃんです。

全盛期は2〜3歳。
当時を振り返ると、こんな感じでした。

・ターゲットロックオンすると意地でも譲らない
・気に入った動画を延々と観る
・イベント等で大人しく座ってられない
・車に乗らない
・大好きないちごをリバースするまで食べ続ける
・スーパー等に連れて行くと端から端まで
 歩き回る
・階段を見つけると延々と登り降り
・抱っこは前向き
・公園で腹這いになって遊ぶ
・公園の地球儀で延々とグルグル回る
・外で遊び足りないと玄関で座り込んでギャン泣き
などなど…

親、特にママは大変な思いをしました。
このままではまともに団体生活を送れないかも。
親の不安は募りました。


そんな中、市の親子育成支援の集まりに参加した
ところ「療育」を勧められました。

療育とは医療と教育を表している造語で、もともとは肢体不自由児の自立に向けた並行アプローチの概念です。現在は、医療行為の有無を問わない広い意味へと変わり、身体障害や知的障害の子供、発達障害等に該当する児童だけでなく、発達に遅れや心配があるお子さん達も療育の対象としています。

出典:https://dekideki.jp/nursing-guidance/

施設に見学に行ってみると、まさに
うちの子と同じような行動を取る子が
療育を受けているのです。

保育士さんに行動を見てもらい、うちの子も
療育対象であると認めてもらいました。
その場で翌年度からの療育参加を決めました。


【療育内容】

週2回、親子で保育園のような空間で
以下のようなスケジュール、内容で
行われました。
費用は給食費以外無料です。

・朝の出席シール貼り
・手荷物の片づけ、手洗い
・自由遊び
・朝の会(名前を呼ばれて返事する)
・集団遊び①(一部の準備は子どもにさせる)
・集団遊び②
・給食(一部の準備は子どもにさせる)
・絵本タイム
・自由遊び(親反省会)
・帰りの会
・帰り支度(子供がメイン)、帰宅

自分も有休を取って数回参加しましたが、
普通の保育とは一線を画していました。

・子ども2人に対し保育士さん1人がつく
・手厚いサポートと「なるべく子ども主体で
 やらせる」方針
・ゲームなどで順番を守らせるなど集団生活に
 必要なスキルを経験させる
・子どもの癇癪や落ち着かないなどの問題
 行動に対し、その場または親の反省会で
 保育士さんからアドバイスをもらえる

うちの子どもは1年+半年(幼稚園と並行)
通うことになりました。


【療育の効果】

驚いたのは子どもの成長ぶりです。

仲のいい友達ができたのも大きかったのですが
集団生活が1年で問題なくできるように
なったのです。

 幼稚園プレ入園の頃はまだ落ち着きのない
 面があり、療育に通っていたことから
 入園試験を保留にされました。

 代わりに預かり保育で様子を見る
 追試となりましたが、その頃には
 集団生活に影響するほどの問題は
 全くなく、合格となったのです。

恐らく療育の参加やアドバイスがなければ
幼稚園入園も厳しかったでしょう。


【療育 その後】

子どもはそのまま幼稚園3年間を楽しく通園、
卒園し、この春から小学校、もちろん普通学級で
楽しく学校生活を送っています。

それでも、まだうちの子どもは
「不思議ちゃん」のままです。
診断も受けに行っていません。

夫婦で話をし、生活に明らかな支障が
出るまではこのままでいこうと思っています。


【不思議ちゃんには療育を!】

子どもの性格は自分によく似ているように
思います。

自分も特に診断を受けた訳ではないので
何とも言えませんが、もしそうだとしたらと
少し考えることもあります。

しかし、ちょっと不思議でも今は元気に
学校生活を送っています。
挨拶の声は集団登校団の中で1番です。

そんな子どもを誇らしく思っています。

子どもの頑張りが一番なのは言うまでも
ありませんが、療育という整った制度の
ある市に居を構え、利用できたのは
本当に幸運だったと思います。

子どもだけでなく、大人の凹凸が
最近クローズアップされています。
自分達が子どもの頃にはほぼなかった話題です。

一方でこのような療育制度がどの市町村でも
整備されているとは言いがたいです。

それでも何らかの相談はできると
思いますので、家族だけで悩まず行政に
相談することをお勧めします。

一人でも幸福な人生を送れますように。

長文となりました。(いつも長めですが)

それでも最後まで読んでいただき、感謝
申し上げます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?