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【うつ病ノウハウ】X1:会社では「頑張るな」(無料で全文読めます)

日々noteでうつ病になった経験を
記事にしていると

 「あそこでああすべきだったな」
 「ここは失敗だったな」

という教訓が積み重なってきます。

そこでこのnote開始1ヶ月を過ぎたところで

 「自分のメンタル維持ノウハウ」

を一気に共有します。
(実験的試みとして、とことこてー初の有料記事としま
240529追記:実験は寂しい結果に終わったので、最後まで無料閲覧できるようにします)

個人差は当然あると思いますが、実体験、反省を
もとにしていますので、メンタル不調防止の
参考にしていただければ幸いです。


自分の場合、うつ病発症の原因は以下の通り。

人間関係」により自己肯定感が低下
→底抜けし、上がる見込みのない状況に陥った

この反省から、自己肯定感を維持できる対策を
考えました。


まずは、わかりやすさの為下記のように
言葉の定義をしました。

・項目ごとに自己肯定感への影響度を★の数で
 表します。多いほど影響大です。

・職場単位は部、課、係とします。

・役職は部長、課長、係長を管理職とします。

・読者目線は係員とします。

【上司に対して】

・職場長(部長、課長)と仲良くなる

(★★☆)

 理由:
 人事権を持っている上司と日頃から話ができ
 れば、困り事を相談しやすくなる為です。
 配置転換や異動を打診してもらえます。

 対応策:
 普段からの挨拶や、目が合ったときの声かけ、
 定期的な個別1on1で存在を印象づけましょう。

 決してゴマをするわけではありませんが、 
 顔だけでも覚えてもらうといいです。

 場合によっては庶務さんなど、裏で影響力のある 
 方と仲良くなって間接的に相談というのも手
 です。(これが一番楽かも)

・係長の仕事の進め方を見極め、無理に合わせようとしない

(★★★) ⚠↑これは本当に大事です↓⚠

 理由:
 進め方にこだわる係長が直属で就き、かつ
 自分と合わない場合、自分を否定しながらの
 仕事を強いられる為です。

 「結果さえ出せば仕事の進め方は問わない」と
 考えている係長であれば、自分の進め方を
 変えずとも結果を出せば上司と衝突することは
 ありません。

 一方、進め方にこだわる係長と合わない場合

 ・報連相や業務進捗の度に自分のこだわりに
  合うよう指導をしてきます

 ・こだわりの方法論が「正論」であるかの
  ように伝えるので、なかなか反論できません 

 ・結果として、自分がやり方を否定して
  相手のやり方に合わせる
しかなくなります

 その結果、自己肯定感は地に落ち、自分は
 うつ病を発症しました。

 対応策:
 ・配属当初の1on1などで、仕事の進め方に
  ついて納得いくまで係長と話してみましょう
  付き合いの長さ関係なくです。

 ・上記で合わない、無理と判断したら、
  職場長と配置転換を含め相談しましょう
  (これで異動した同僚がいます) 

 自分は係長と直接やり取りし続けた末、解決
 しませんでした。痛恨でした。

【同僚に対して】

・兄貴分/姐御分的な存在を持つ

(★☆☆)

 理由:
 いざというときの相談が気軽にできる人を
 見つけておくのは、自己肯定感を維持するのに
 役立つ為です。

 対応策:
 
なるべく自分と似た境遇の人がいいでしょう。
 愚痴に相槌をうってもらうだけで楽になります。

 ある先輩には異動後もチャットで人生相談に
 付き合ってもらっていました。

・「都合のいい人」をやめる

(★★☆)

 理由
 誰かの都合のいい人になるといろいろな
 お願いごとをされて予期せぬ仕事が増え、
 自分の仕事やメンタルに影響する為です。

 対応策:
 ・お願いに対し、自分の担当か否か考える
 ・自分の担当であれば、自分の確実に対処
  できる範囲と納期で請け負う
 ・自分の担当外であれば、担当にスルーパス
 ・ギブ&テイクで仕事が成り立つことを
  意識する  

 「都合のいい人」は「いい人」ではありません。
 幸福の王子のようにならないようにしましょう。

【自分(心構え)】

・なりたい姿をイメージしておく(人生設計)

(★★★) ⚠↑これは本当に大事です↓⚠

 自分が何者になりたいのか。
 →自分の軸を確立しておく。

 理由:
 自分の軸を確立しておけば、優先順位(譲れる
 部分と譲れない部分)がわかるので意見の対立が
 出ても妥協点を見出しやすくなります。

 対応策:
 ・仕事でもプライベートでもいいので、成し
  遂げたいことをいくつか見つける
  数字、期限が設けられればなおよし
  (例:来年の健診でオールAを目指す)
 ・成し遂げる為の手段を考える
  (例:間食を止め、毎日1時間走り込む)
 ・優先順位付けをする
  (例:残業しないよう、早出出勤してみる)

 自分の場合、コロナ禍前時点で描いていた人生
 設計のほとんどを達成してしまい、燃え尽き感
 のあったことが災いしました。

 自分の軸がブレた為、自分には合わない
 係長のやり方に合わせにいってうまくいかず
 自己肯定感を下げました。

・評価は仕事が与えられた時点で決まっていることを知る(評価の差は実力と一致しない)

(★★☆)

 理由:
 周りと比較して自分の評価が低くても
 それが実力と一致するわけではない為

 対応策:
 ・評価は仕事が与えられた時点で8割がた
  決まっていると考える
 ・いつも高評価になる仕事が回ってくる
  ことはないことを知る
 →周囲との評価の比較は無意味であることを
  理解しておく

 業務をこなして評価を受け、周りと比較すると
 自分が低くて落ち込むこともあります。

 しかし、仕事自体で前提の評価が違うので
 比較自体がナンセンスなのです。

 いろいろ必要な仕事がある以上、いつも
 高評価に繋がる仕事ばかりではありません。

 どんな仕事でも、自分がその仕事を通して
 1mmでも成長していればいいじゃない。
 
 これからはそう考えるようにします。
 (↑できてなかった人)

・会社は社員を守ってくれない。守れるのは自分だけ。

(★★★) ⚠↑これは本当に大事です↓⚠

 元上司に言われた話であり、真理です。

 理由:
 会社は利益を出す集団として存在しており、
 社員一人ひとりの幸福追求の場ではない為です。

 対応策
 ・特定の仕事や人とのやり取りがイヤ、を
  通り越して、家族とも関わりたくない、
  寝つけない、朝起きても起き上がれない
  レベルに達していたら、即病院に行き
  ましょう。

 ・うつ病や適応障害等の精神疾患が診断されたら
  会社に診断書を出して、即休みましょう。

 自分のメンタル限界を迎えても、
 それを把握しているのも、
 白旗を上げられるのも、
 自分だけです。 

 休めない、は自分や職場が醸し出している
 幻想です。

 どのみちそのような精神状態で仕事をしても
 成果は出ません。

 傷病手当金をもらって休職する。
 退職して障害年金をもらいながら休養に努める。
 回復したところでやりたい仕事に就く。

 幸い、副業、転職やフリーランスが当たり前の
 時代になってきました。
 そして日本という国はまだ社会保障制度が
 充実しています。

 これまで社会保険料を払ってきてるんです。
 必要なときは堂々と甘えましょう。
 自分の軸を尊重しましょう。

 自分の命を守るためです。
 自分の家族を守るためです。

・頑張らない

(★★★) ⚠↑これは本当に大事です↓⚠

 理由:
 どんな場面でも頑張る(=常に100%を発揮する)
 ことは不可能な為です。
 

 対応策:
 ・頑張れるのは、健康で万全な状態で短期間
  だけ、持久力はないことを知る
 ・自己肯定感が下がっているときは頑張れない
  ことを知る
 
 うつ病カミングアウト時の先輩からの忠告です。
 「頑張る」ことは継続できるでしょうか。
 さらに、それがすでに自己肯定感の底にあるとき
 「頑張っている状態」と言えるでしょうか。

 自分は今回うつ病に罹患しました。

 うつ病が治ることを「完治」ではなく
「寛解」と表現します。
 再発しやすく完治を宣言できないのです。

 頑張ると再発リスクが高い。

 頑張ってどれだけ報われるのか。
 自分の人生設計達成の為に必要か。

 そこまで考えて、今後は「頑張らない」ことが
 会社生活を送る上で必要と考えています。

・会社以外のコミュニティを持つ

(★★★) ⚠↑これは本当に大事です↓⚠

 理由:
 会社生活を自分の全てにすると、うまくいかない
 ときに逃げ場がどこにもなく、追い詰められる
 為です。

 対応策:
 自分がのめり込める趣味ややりがいを持ち、
 そこでコミュニティを築く

 自分がまさにコミュニティ=会社だけでした。

 大した趣味もない、やりたいこともない。
 仕事だけがやりがいになると、出世や周りの
 評価だけが物差しになってしまいます。

 いつか来る定年(来ないかもしれませんが)の
 とき、何も残らない人生は楽しいでしょうか。

 うつ病になった自分がnoteと出会えたことは
 幸運でした。

 いろいろな考えの軸ををお持ちの方が
 切磋琢磨して記事を書き、他のクリエイターが
 スキしたりコメントしてくれる。
 (誹謗中傷はよくないですが)

 そこで刺激を受けて、よりよいクリエイターに
 なろうと努力する。
 何歳でもチャレンジできる、素晴らしい
 コミュニティだと思います。


以上、自分の考えや反省から教訓をまとめました。
いかがでしたでしょうか。

自分と同じ辛さを味わってほしくない。
辛さから幸せに転化してほしい。

この思いが一人でも多くの人に伝わりますように。

本記事を購読いただき感謝申し上げます。

※今後に活かす為、よろしければ感想をコメント
 いただけると幸いです。
※240529追記:目を通して価値があると判断いただいた上で、応援いただける場合は購入を検討下さい。

by とことこてー

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