全部が苦しかったわけじゃない。 楽しい時間もあった。 幸せな日々も確かにそこにあった。 ただ、孤独がもう拭えなくなったのだ。 そこに居るように扱ってはもらえないのに "家族"でいることが 「これはきっと幸せなことだ」と 自分なりの世間体と社会の答え合わせだけで なんとか自分の存在と正当性を成り立たせようとしていた。 そんな虚しい日々の中での ほんの小さな幸せなヒトカケラが たまに思い出の曲と共に自分の中に流れてくる。 あの時を生きていたんだ、と。 自分の中で少しだけ煌めいて
離婚してから見える世界。 とにかくこの1ヵ月半、心がついていかなかった。 「ひとり親」「シングルマザー」「バツイチ」 どれもおそらく私だが、しっくりとくる肩書きはない。 ーーーーー 2021年9月4日21:49に書いて、今になるまで投稿できなかった。
とりあえず今の気持ち。 ぐちゃぐちゃ。 罪悪感、疲労感、喪失感、虚無感、とにかく自分にもっとできることはなかったのだろうかという気持ちが自分を攻撃してくる。 でもいつからか、この「結婚」が他人事になってしまっていた。 そこには「自分」がいなかった。 思いきり「楽しむ」とか、「喜ぶ」とか、そういうことはセーブしてしまっていた。 「母親」とか「妻」とか、そういう役割を演じることに必死になって、どこかに「自分」を置き忘れてきてしまったのだ。 それに気づいてしまった。
とはよく言ったもの。 気づけば10代を終え、20代を終え、30代を終えようとしている今、ふと考えることがある。 「自分の人生を仮に80年と考えた時、今で約半分。だとするとこれまでの人生分をもう一回生きることができる。」 これまでの自分の人生を振り返ると、そこには「今の自分」をつくっている体験や出逢いが存在し、礎となっている。それらを紐解いていくことで、自分という人間を知り、その上で、私に残っている"もう一度分の人生"としっかり向き合える気がしている。 Calling