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メンズにも知ってほしい生理のこと①

個人差はあるものの、女性は12歳頃~50歳頃まで約40年間、生理があります。約1か月に1回くるので、その数450回~500回(※)。生理用品に掛かる費用は生涯で50万円から70万円もするそう。

(※妊娠から授乳期、断乳するまで約2年間は生理が止まります。)

大切な身体の機能であることは理解できても、負担が無視できないのも生理の特徴。どこか触れることに抵抗がある、このトピックを今回は、掘り下げてみました。


生理って?

約1か月の周期で子宮内膜が出血を伴って剥がれ落ち、体外へ排出されること。

「子宮内膜」は ”赤ちゃんのベッド” って表現されるよね。妊娠が成立しなければ、ベッドの必要がなく、子宮内膜は体外へ排出される。それが生理。妊娠すると、子宮内膜は赤ちゃんのベッドとしての役割を果たすから、生理が止まる。赤ちゃんのために約1か月の周期で、新しいベッドが新調されるなんて素敵!身体ってホントよくできてる。

英語では”period”

I’m on my period. : 「今、生理中なの。」
Sanitary Napkins / Pads : 生理用ナプキン
Tampons : タンポン

今回は、覚えたらすぐに使えそうな短くて簡単な言葉をご紹介。旅行先や留学先で必要になるかもしれないから、自分が行く土地の言葉で言えたら安心感UP♡他にも言い回しがあるみたいなので調べてみても楽しそう。

period(ピリオド)って期間、時期っていう意味でも使われる言葉だけど、生理”期間”ってところが言葉のルーツなのかな。

生理痛

 生理の何が嫌かって、これがいや。生理痛。お腹の中の下の方がきゅいーんって縮まる感覚。もう、痛い時は本当に痛い。冷や汗出てくるし、立てないし、座れない。何なら寝てても痛い。ずっと。「う”ーー」って唸る以外、自分じゃどうしようもできないの(泣)

 因みに6人出産した母は、陣痛の痛みの種類は、生理痛のパワーアップバージョンって言ってた。自分の陣痛の痛みしか体験できんから、他の方は分かりません。母の場合はそうだったみたい。だから「練習なんだね~」って言ってた。そう思うとちょっと愛おしいよね。ちょっとだけ。陣痛全く痛くない人もいるみたいだしね。うちのばーちゃんがそうやったみたい。人それぞれ。

 男性がこの痛みを分からないのはもちろんなんだけど、厄介なのは、生理痛全くありませんっていう女性。何事でもそうなんだけど、自分が経験してないことって本当の意味では、分かってあげられない。生理っていう現象は起きても、自分には生理痛がないから分かりにくい。私が今まで一番傷ついたのは、生理痛が結構ひどい日で、仕事中は気合入れて頑張ろうと思って、始業の前にうずくまって耐えてた時。ある女性から「私、生理痛無いんだよね。そんなにひどいと出産の時とか大変だろうね」って言われたこと。たぶん、その人には何にも悪気は無くて。生理中で私のメンタルがナイーブなのもあったんだけど、「今、言わなくてもいいじゃん。それを言われてどうすればいいの。生理で元気が出ないのに不安要素が足されただけ…」って思っちゃった。

 悪気のない、何気ない一言で相手を傷つけることもある。みんなが自分と同じだと思わないでほしい。分かってるつもりで発せられる言葉は、鋭利。特に生理中の豆腐メンタルには心の中で反抗して、自分を守る気力もない。

 鎮痛薬を飲むことにずっと抵抗があったけど、産婦人科の先生によると鎮痛薬は飲んでもいいって。むしろ、我慢せず、痛みそうなときには事前に早めに飲むようにするといいよって教えてくれた。安くはないし、やっぱり飲まなくていいなら私は飲みたくないから、生理痛が特にひどい最初の3日ぐらいは、薬の力も借りて少しでもご機嫌に過ごそうかなって思ってます。

※生理痛は一つのバロメーターだと思う。結構しんどいなって思うなら迷わず産婦人科に掛かるのがいいと思う。身体からのサインかもしれないし。生理痛は、精神状態も影響するみたいだから、診てもらうことで”しんどい”とか”不安”っていう気持ちが、軽くなるかも。適切なアドバイスももらえる!

産婦人科に行くタイミングも私は、すごく悩んだ。症状がある生理中に行くべきなのか(でも、出血あるし。そもそも、動けんほど辛いから、病院行く自信がない。)、生理日を避けて行くべきなのか(生理じゃない時は嘘みたいに痛み忘れる。病院行くのが面倒だし、行く発想すらない)。

そして私の結論は、『いつでもいい。思い立ったが吉日』。予約するときに、状況説明して指示仰げばいい。生理痛がひどいのに放っておくことが一番心配かな。ただ、不安で分からないことだらけで、説明もうまくいかず、話が通じなくて、適切な意思疎通ができないことがある。「電話の対応が良くなくて、あんまり分からなかったな…」って時には、そのままにしないで他の病院を当たることもおススメ。(体験談)


わたしのケース

 生理って体のことだから、本当に人それぞれ。同じ女性でも全くタイプが異なることだってある。友達や家族と話さないわけじゃないけど、正確に把握なんてできないし。私が”普通”なのかなんて分んないよ。ってずっと思ってた。今回は、私の生理のご紹介。これと比較して自分の身体の事を振り返ってもらえたら嬉しいな。

現段階では私は生理の症状は「ふつうレベル」なのかなって思ってます。
生理周期は30日くらい。生理の1週間前から、肌荒れ・腰痛・胸の張り・半端ない眠気・半端ない食欲・イライラ・体の火照りがある。生理中は、1~3日目が出血・生理痛共にピーク。生理前の症状は一気に無くなる(通常に戻る)。生理は7日間程度続く。日中は、トイレのタイミングで交換。夜は夜用を使う。羽根つきじゃないと不安だし、夜に日中用だと不安。っていうくらいの量。生理が終わった途端、ハッピーになる。大抵のことは許せる。

「量は多い方ですか?」って聞かれると、本当になんて答えればいいのか分からなかったんだけど、産婦人科で聞いてみたら『1~2時間でナプキンの交換が必要か?』『ナプキンがずれていないのに染みてくることはあるか?』ってところがポイントみたい。私の友達には、夜には夜用のナプキンを2枚装着しないと不安って子がいたからそれは多いってことなのかも。これもまた人それぞれで、”多いから”、”少ないから”で良い悪いは一概には判断できないから、不安要素があったらお医者さんに相談してみましょう!あと、「血の塊がでますか?」って言うのも聞かれたから、気にしてなかったけどあるかもと思ったら気に留めてみて◎



生理用品

 最近は、ナプキンやタンポンのほかにも、身体や環境、経済面に配慮された様々な生理用品が展開されてる。

布ナプキン
肌に優しい生地で作られているものもあって、人によっては生理痛が緩和される効果もあるみたい。自分で洗う必要があるのが手間だけど、洗濯方法や外出時なども対処方法も考えられているそう。

月経カップ
繰り返し使える月経カップ。発展途上国への生理用品の支援でも、月経カップが届けられることもあるとのこと。洗って、消毒して繰り返し使えるのは経済的に◎私も使うことがあるけど、まだなかなか使い慣れない。

メリット
・繰り返し使えるから経済的
・蒸れない
・プールやお風呂にも入れるらしい
・寝るときも使えるみたい
デメリット
サイズが分からない(1つずつが安くはないから、試しに買ってみるのに抵抗がある。)
外出先での交換が不安(多目的トイレを使う、ウエットティッシュを持ち歩くなどいろんな方法が紹介されているけど、使い捨てタンポンやナプキンが使い勝手良いなって感じちゃう)
漏れないことがまずない(多分サイズが合ってない)→結局ナプキンと併用。
体内に入れるものだから、品質が気になる。(いろんな国のいろんな形があるけど、どれがいいの?)

好き嫌いは、人によって賛否両論。気になったら試してみるのが得策。私もより快適に過ごせるようにこれからも挑戦してみたいと思います。

ルナルナ

 自分の生理の周期を知るのはとっても大切。私は、アプリを使って管理しています。生理の開始日、終了日の他にも記録項目があって、自分の体調の管理をするのに丁度いい。生理予測日がぴったり当たるからとっても助かってる。時期に合わせた心や体のアドバイスをしてくれる◎


*****

生理のことが語られる場が公共の電波でも!
大切なカラダの事なのに、この時代になってもまだ素直に話すことが、憚られているなんて。

きちんと向き合うことは重要だし、恥ずかしいことじゃない。上手に付き合ってカラダをココロを大切に。

第2回目は、”症状”について深堀り。みんな敢えて言葉に出さないだけで同じように悩んでいるのかも。


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