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心身症のヨガインストラクターがヨーガ療法に出逢うまで

楽しかったヨガ指導が腰痛地獄に


ヨガを指導する立場となり、はじめの頃は沢山の生徒さんとお会いできる事や、皆様の反応や笑顔を引き出せる事が楽しくて、充実した日々を過ごしていました。


ところが、何故だかそれとは裏腹に…


ヨガを習っていた頃は身体がほぐれていましたが、指導者となり徐々にクラスが増え、のちに爆発的なヨガブーム到来で休みもなくクラスが立て込み出してから、腰痛が顔を出しはじめ、どんどん悪化してしまいました。


クラスの合間に鍼灸院に駆け込む生活が続き、腰部、臀部、股関節周辺の過度な筋肉疲労。
背中も肩もカチカチです。
それに加え、「お腹が随分張っているのが気になるので、婦人科の受診を勧めます」と、鍼灸の先生に言われ、婦人科医を受診すると元々持病であった子宮内膜症が悪化していると診断されました。

生理前になると、お腹の張りと腰の痛みが強烈となり、毎月生理が恐怖になるような状況に。
悪い時はギックリ腰となり、どうにも動けなくなりクラスを休む事もありました。



私はヨガをしているのに、何故こんなに不健康なのだろうか?と、悩みはじめました。



その頃には、ヨガ指導がただ楽しい時期はとうに過ぎ去り、クラスに追われる感覚で夢の中までもレッスンしてました。

又、自分の技能や知識に限界を感じ悩みも多くなっていました。

悩んでいる私に、友人から「ヨーガ療法ってのがあるけど、病気に特化してるヨガらしいよ」と教えてもらい、受講する事になりました。

ヨーガ療法講座で知った事


心身症

アレルギー、喘息、突発性難聴、糖尿病II型、
不眠症、鬱病、パニック障害、癌、
その他のあらゆる病気。
私を悩ます腰痛、子宮内膜症、肩こりも心身症に該当。


へー、心身症って言葉はじめて聞いた。


そうか、私は心身症なのか…。


そして、それはストレスが関係しているらしい…


ストレスとは

・物理的ストレス 
  暑さ、寒さ、外傷など
・科学的ストレス 
  公害、悪臭、放射線漏れなど
・生理的ストレス 
  飢餓、感染、過労など
・心理、社会的ストレス 
  心配、不安、不満、失望、怒り、
      恐れ、葛藤など

・適度なストレス 
  心身を強化し能力を高める手助けとなる。

・過度なストレス 
  心身の過緊張を招き肉体や精神に
  悪影響を及ぼす

日常的な過度なストレスは、心身に及ぶ健康を損なう原因のひとつと考えられている。



元気な講師でいなければならない、
でも腰痛い、生理痛辛い、疲れた……
いやいや、そんな事言えない、
痛いのはきっと自分のケアが悪いからだ!と、
自分を責めたり、今思うと随分ストレスを抱えてますね。


不調の原因をヨーガ療法講座にて、やっと認識する事ができたのでした。



ヨーガ療法養成講座YICでは、ヨーガを指導するのであれば、知っておかなくてはいけない情報が満載でした。

「ポーズしてても身体は治らないよ。身体が柔らかければ健康な訳じゃない。ヨーガは心根を治すんですよ。」

「ヨーガをちゃんと理解して下さいね。」

そのようなお話を沢山聞きました。


今では運動前にストレッチしてはいけない事は徐々に浸透していますが10年前迄は一般の人は、知らない情報だったと思います。

少なくとも、ヨガ指導をしていたその頃の私は知りませんでした。
目から鱗の情報がいっぱい。
ヨーガ療法ってすごい!そう思いました。

ストレッチで筋肉が伸ばすと早く走る、高く飛ぶなどのパフォーマンス力が低下します。
場合によっては怪我の原因にもなります。
ストレッチは運動後のケアに適してます。


ヨーガ療法のアーサナの取り方は独特で、今迄知っていたスタイルとは全く異なり、戸惑う事ばかりでしたが、何とかYICを卒業し、ヨーガ教師となりました。
その後、進級しYTICヨーガ療法士取得しました。現在も認定ヨーガ療法士です。


ヨーガ療法講座は宿題を沢山貰い、自己を見つめる機会を与えられます。
何なくスラスラと宿題を書ける内容と、書いてるうちに何だか悲しくなってしまい、書くのが辛い時もありましたが、自分を知る為の内観作業であり、その書き出しは、不要なストレスを抱え込まない為の、心を強くする訓練のひとつになります。

日本ヨーガ療法学会


2003年日本ヨーガ療法学会設立。ヨーガ教師、ヨーガ療法士を育成しています。


https://www.yogatherapy.jp




必要な時に必要な学びが訪れるものですね。


読んでくださり、ありがとうございました。



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#日本ヨーガ療法学会
#ヨガ
#ピラティス

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