ビーム3

ビームピストル体験

今季ライフルイズビューティフルと言うビームライフル射撃のアニメが放送中なので、以前に私が体験したビームピストルの事を書いておきます。

ビームピストルとは射撃競技用の入門モデルです。引き金を引くと光が点滅してどこに当たったのか判定できる仕組みになっています。
射撃はオリンピック競技にもなっており、ライフルとピストルの2種類があります。
競技では実弾を使用しますが日本国内の場合、競技であろうとも実弾を撃とうとすれば資格や許可が必要になります。 このハードルを下げるためにビームライフルやビームピストルがあります。 

場所は葛飾区体育施設です。
東京都内でビームピストルが撃てる唯一の施設なのだそうです。
体育館に入ると中にエアライフル場と他では見ない部屋があり、中に入るとシューティングレンジがあります。とは言え騒音も防弾も必要がありません。
的までの距離は10m、的の大きさは10cmです。これは実際の競技と同じ的の距離と大きさです。
ここで使用するビームピストルに関しても競技用のエアピストルを改造した物なので競技用の基準のものを使用します。 

競技に使用する銃に関しては競技のルールとして銃身の長さ、重さが決められています。

ビームピストル1

ビームピストル自体が初めてだと伝えると最初は簡単な指導をしてくれました。撃つフォームやどのくらいを狙えば良いかと言う簡単な物です。
いきなり撃ってもまず当たらないので最初は椅子に座り、銃のグリップ部分を台座の上に置いて撃ちます。それでも重心部分が重くかなりグラグラとゆれます。

ビームピストルの場合狙いを定めている時は横のモニタに軌跡がリアルタイムで表示され(緑の線)、撃つとどこに当たったか判定されます。(赤丸が着弾点)撃った後の軌跡は赤く表示されます。

ビームピストル2

 リアルタイムで横のモニタで表示されますが、撃った後にも再現されます。
10発を4回、これを1セットとして繰り返します。
見学者は2人なので、1セットごとに入れ替わりひたすらに打ち続けます。

何度かやれば慣れてはきますが、的の中心に当てようとするとなかなか当たりません。 銃身が数ミリずれただけで外れてしまうのです。

実際の競技は10発を6回撃つそうです。600点満点でオリンピックのトップともなると590点以上だそうです。しかも1,2点の点差の中に20人とかがひしめくそうなので、ほんのちょっとした事で大きく順位が変わってしまう競技のようです。 

ライフル競技の場合は小数点があるそうですが、ピストル競技の場合小数点は無いです。モニタでは小数点まで表示されていました。


台座で固定して撃って10発で80点前後でした。何回もやって慣れてくると80点代後半までは行きましたが、90点を超える事はありませんでした。

何度が撃って慣れてきた後に立った状態でも撃ってみました。
台に固定していないので銃がかなり重く感じます。競技用のピストルは1kgと重量が決められているのですが、銃身の先が重いのでそれ以上に重く感じます。
それを腕を伸ばして片手で持って狙いを付けているので、グラグラして狙いが定まりません。
立った状態では50~60点程度でした。
私は手が小さいためにグリップがかなり大きく感じ引き金までも遠く感じました。
競技者はグリップなどは自分用に調整するのだそうです。

何回も繰り返していると親指の付け根の辺りがグリップですれて痛くなってきます。
集中力を使うせいか、動いていないのにかなり疲れ、銃を支える腕が疲れて上がりにくくなって、手首も痛くなってきます。 


時間は12:30から始まって15:00まで打ち放題でしたが、疲れてしまって14:30で終わりにしてもらいました。もっと早くもう1人の人は帰ってしまったので、途中からは1人で打ちまくりでした。

特に指導される訳でもないので、見学や体験と言うよりも完全に練習の場所でしたが、面白い体験でした。使用料は400円なので破格の安さです。



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