2019年の振り返り

今年は大変お世話になりました。
来年も宜しくお願い致します。とこりともとりです！

長年、「漫画家」という職業に憧れて、漫画を投稿したりしていましたが、今年は「漫画で稼げるようになる！」を目標に、色んな事に挑戦しました。
「漫画家」と名乗るようになり、漫画のお仕事をいただいたり
広告漫画のお仕事を自分の力で取って来たり
開業届を出して、「お金」と向き合う機会が増えました。

今年一番変わったことは、「漫画とお金に対する向き合い方」です。
「漫画が生活の一部になってきた」これを、自然に感じるようになりました。すごく感覚的な話で分かりにくいのですが、今まで、「漫画」と「仕事」と「お金」って、全部別のものだったんです。

OLしながら漫画を描いていた時期があったことから、普段は「仕事」をしていて、その休みに描くものが「漫画」でした。そして、日にちが来たらもらえるものが「お金」
アシスタントを始めてからは、アシスタントが「仕事」で、副業が「イラスト」、そして、時間が余った時に描くのが「漫画」。副業だけは、自分で稼いでいる自覚がありました。

今は、「仕事」「漫画」「お金」が全部地続きになって、「仕事を得るためには営業。営業の後には漫画。漫画の後にはお金。次の仕事のために勉強」これを、常にいくつか抱えながら動いています。大変ですが、とても楽しいです。
いままで「休み」と呼んでいた日が、休みでなくなってしまいました。ずっと漫画のことを考えています。周りの漫画家さんが言っている、「休みがない」はこのことなのかと、ようやくその感覚が分かるようになりました。

この1年間、「漫画」と「お金」に、自分なりに真剣に向き合ってみました。

ほぼ決まっていた読切企画が2本ポシャり、紹介でもらった連載の話も立ち消え
自分の力不足を痛感して、絵の練習を始めたり、投稿目的の漫画を描き始めて。そしたら、一線で活躍している人との実力差が分かって、もっと足りないことを痛感して。
色んな勉強会に参加して、ほんの少しでもチャンスがあればハイエナのように食い下がり、安く受けすぎてひーひー言いながら仕事して。
東京にも2回行きました。
少しでも安定した収入が欲しくて、ピクシブファンボックス・note・ストックイラストなど、新しいことをはじめてみたり
漫画合宿を開いてみたり、似顔絵をやってみたり、知り合いの漫画家さん原作の漫画を描いてみたり、オンライン講師を始めてみたり、色紙販売をしてみたり、交流会に参加してみたり、漫画以外の色んな講座に参加してみたり、ツイッターでエッセイ漫画を描いてみたり、HPを作ってみたり、コミティアに参加してみたり。
本当にたくさんのことに挑戦して、たくさんのことに失敗しました。

私は不器用で、へたっぴで、馬鹿な自覚があります。
たぶん、上手な人がやれば、もっと成長することができた1年だったんだと思います。
自分なりに精一杯努力して、行動して、考えました。
そうしたら、来年は、漫画だけで稼いでいける希望が見えました。

「漫画家」と名乗ることに、まだ抵抗があります。幼少のころから思い描いていた、理想の漫画家になれていないからです。
それでも、「漫画で稼いで生きていく」という覚悟を決めて、漫画家を名乗ることにしました。だれが何と言っても、これはもう譲れません。

もっと、理想の漫画家に近づくために。山のようにある課題を、来年は一つずつ解決して行きたいと思います。