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儒教の中の易経 古事記と言霊 17

易経に於て人の心の先天構造を示すものに太極図がある。
易経の解説書である繋辞伝に「易に太極有り、是れ両儀を生じ、両儀四象を生じ、四象八卦を生ず」と言って、この太極図が物事の現象を生じる原因となる人間の心の先天構造を表わしている事を示している。
言霊学の天津磐境と易経の太極図は同一の図形である事が分かる。
言霊学による心の先天構造である天津磐境の原理が先に発見され、その後その原理を概念と数の法則として中国に教えた事を示している。
易経を初めて称えた中国の伏羲という王の時代が少なくとも今より五千年以上前という事になる。。竹内古文書にも「伏羲が帰る年を神武天皇即位前二千二百八十年」とあります事からもその年代の正確である事が確認される。
ピラミッドの建造が盛んに行われた五千年前の世界に於ては、「人間の心とは何ぞや」の問題をすべて解明した言霊学の総結論であり、また国家・世界統治の基本原理でもある精神原理の表徴物である事は人類衆知の事実であった。

太古の日本の朝廷は何故言霊学の天津金木を伏羲に、またモーゼに教えるのに金木音図そのものでなく、その概念と数へ脚色したものを教えたのでしょうか。日本独特の精神秘宝を出し惜しみしたわけではありません。言霊原理の活用は日本語に於てのみ可能であるという理由もありますが、それだけでなく世界文明創造の経綸に関わる重大な理由があったからであります。



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