信頼を築く訪問看護とは?
訪問看護は、患者さまと医療従事者との間に信頼関係を築くことができます。
訪問看護師は、患者の自宅を訪れることで、患者の生活状況や環境を直接見ることができます。
様々な理由から、訪問看護は患者やその家族にとって非常に重要なサービスだと思います。
私は週2回、その方の嚥下機能の低下を予防するために訪問していました。
その方は難病を患っていましたが、嚥下機能に対する機能低下を感じておらず『なぜ?私の家にキミが来るのか?』と話されて、訪問する意味がよく理解されていませんでした。
今後の機能低下を予防する目的で、担当ケアマネジャーさまより、訪問看護ステーションに依頼があったのです。
老々介護をしているお宅でした。
24時間、介護する奥様も疲弊されていました。
キーパーソンの娘さま
主治医
ケアマネジャー
介護ヘルパー
訪問看護師
言語聴覚士など様々な職種がいる中で、
今後予想される機能低下、自宅で看取る覚悟などを医師を中心として、話し合いました。
不定期ですが、そういった話し合いの場が持たれました。
話し合いにより、自費になってしまいますが、夜間21-7時まで奥様のレスパイトのために、ヘルパー10時間のヘルパー介入も利用されました。
訪問すると、医療的なケアだけでなく、その方と心のつながりを深めるために、会話を楽しんだり、一緒に趣味の話をしたりしました。
その結果、その利用者さま、ご家族、キーパーソンと強い絆が生まれていきます。
亡くなる2週間前、その方より「君が週二回、きてくれる理由が分かったよ」と御言葉をいただきました。
医療従事者として、機能低下の予防に努めて、その方が亡くなるまで、最善を尽くして訪問しました。
訪問看護は、単なる医療ケアだけでなく、患者の心に寄り添い、生活の質を向上させることができる素晴らしいサービスだと思います。
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