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目の前の壁どうする?
年末、電車にのりながらこんなことを考えていました。
人にはいろんな価値観があります。
仕事の仕方も人それぞれ。
同じことを求められても行うやり方は違うんだと思います。
例えば、目の前に大きな壁があった場合、どういう風にそれに向かうか、それも人それぞれだと思います。
お昼休みランチを食べながら同僚と話をしていたことを思い出しました。
職場のランチは Aランチ、Bランチ、Cランチがあります。
Aは、お値打ちなもの。
Bは、ヘルシーなもの。
Cは、ボリュームのあるもの。
常々、健康のためにはBのヘルシーな定食を選ばないといけないと思っています。
しかし、ついつい男性の同僚と同じようにCランチを頼んでしまう毎日です。
そして、誰よりも早く食べてしまいます。
年々ランチは早食いになっていきます。
給食で誰よりも遅くまで、掃除の時間が始まっても、後ろでパンが食べれなくて給食がおわらなかった私はもう跡形もありません。
あの頃は、どれだけ勉強机の引き出しから食べれなくて隠していた腐ったパンが出てきたことでしょうか。
ランチを食べながら、私は同僚のチャマに話を切り出しました。
『Aさんってサッカーで言うと華麗なシュートも決めるけど、泥臭い試合もできるタイプだよね』
『それすごい褒め言葉だよね』
チャマが言いました。
『 Aさんって容量よくスマートにやるけれど、みんながやりたくないこともやる才能もあり、さらにしっかりと人に見られない場所でコツコツ努力をしている。
努力ができる人も、才能がある人も、どちらもいるけれどもその両方ができてしまう人ってたまにいるよね。』
そう、チャマが言ったので、加えて私はチャマに言いました。
『たとえば…Bさんは、どんな壁が目の前に立ちはだかっても力技でタフにその壁を突き破ってどんどん進んでいくタイプだよね。夜遅くまでコツコツと明るく疲れを知らずどんどん立ち向かうパワフルな感じ。』
日頃話し足りない私は得意げにしたをまきました。
『でもさぁ、Cさんは目の前に壁にどのようにしたら1番少ない労力で効率的に対応できるかをすごく考えながら戦略を立ててそのように最短で確実に、突き進んでいくよね。とてもスマートな感じで』
私はチャマに悪気なく話を続けました。
『だから BさんみたいなタイプとCさんみたいなタイプの人が、2人で一つを達成する仕事をするとなると、なかなか双方に仲良くやるのが、難しいのかもしれないね。』
『お互いの価値観や仕事の進め方、やり方が間逆だから、お互いに凄いなぁと思いつつ理解できないって言うところがあるんだよね。』
すると、チャマが言いました。
『なるほど。確かにそういうこと、経験あるよ。ねー僕はどういうタイプ?』
聞かれたから、私は言いました。
『要領よくやるCタイプかな。だから、あの壁をタフに突破するBタイプの上司とプロジェクト最後までやれなかったんじゃない?仲違いして辞めていたじゃない。』
ちゃまは苦笑いしながら、つぶやきました。
『ははは。僕は Aタイプじゃないんだね』
聞こえないふりをしました。
『そっかかっこいいシュートもできるけど泥臭いって言うタイプでもないんだなぁ』
私は話を遮るように聞いてみました。
『ねぇねぇ、なら、わたしはどういうタイプ?』
ちゃまは言いました。
『空を飛んで飛び越えるタイプじゃない?』
…。
な、なにそれーー(笑)
タケコプターで飛んでいくってこと?
ひどい酷すぎると思い、無理矢理ランチを終了しました。
きっと、チャマも私に酷いとそう思ったに違いありません。
'空を飛ぶってどういうことだろう"
家に帰ってから、この話を別の同僚にランチタイムの一部始終を話しました。
『わたしはどういうタイプだと思う?』
わたしが言いました。
『石につまずいて知らぬ間に壁を倒して突破しちゃう感じじゃない?』
なにそれ???
更にひどくない??
『想定外ってことだよ、つまり』
どうやら、わたしは普通ではないらしいのです。
こんな会話で日頃私がみんなにどのように思われているのかが痛いほどわかりました。
自分のことは、きっと自分が一番わかっていないのかもしれません。
誰しもみんなそんなものなのでしょうか。
みんな得意不得意があり、持ち味が違うのです。
そんな凸凹でも、集まれば楽しいし、仕事だと、いろんなことができて、楽しく働けるのかもしれません。
わたしにもきっと大切な役割があるのでしょう。
電車の窓から見える雪山を見ながら思いました。
来年はたくさん空を飛んだり、想定外なことをする自分らしさを大切に、たくさんの目の前に現れる壁に向き合っていきたいな。
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