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思考を整理する「止観」の力 〜自分を少し止めて観ることのすすめ〜

おはようございます。
ライフ・マネジメント・コーチの「トコマ」です。
いつもありがとうございます。

今回は「止観 = 止まって観る」について書かせていただきます。


感情のコントロールが難しくなったとき、一度立ち止まって、自分が思っていることをあえて言葉にすること、をおすすめしています。

頭の中で言葉にすることで、自分の状況を正確に把握し、高い視点から思考できるようになる、と自分の経験から思うからです。


苫米地英人著『いい習慣が脳を変える 健康・仕事・お金・IQ すべて手に入る!』では、「止観瞑想」が紹介されています。

リラックス状態をつくる上で、非常に効果的なのが瞑想です。
瞑想にもいろいろ種類がありますが、特に役に立つのは「止観瞑想」です。
止観というのは、「止」めて「観」るということです。それでは、何を止めて、何を「観」るのかというと、感情の揺れ動きである「情動」を止めて、一段抽象度の高いところから物事を観て思考するとうことです。
仏教には煩悩をコントロールして、世の中をありのままに観て、自己観察を行うという考え方があります。止観瞑想もそれに近しいものだと言えます。

苫米地英人著『いい習慣が脳を変える 健康・仕事・お金・IQ すべて手に入る!』より


本書では食欲を例に挙げています。空腹時に注意力が散漫になったり暴飲暴食に走りそうになったとします。

そんなときは、「今は空腹だが、夕食までまだ時間があるので我慢しよう」と考えてみる。このように、自分をコントロールするのが止観瞑想だと説明しています。


ポイントは「言葉にする」ことです。人間には様々な欲望がありますが、それらを抑制し、高い視点で物事を観察するのがこの瞑想法です。

一度立ち止まり、考えを頭の中で言葉にして意識することが大切です。


感情のままに行動することは避けた方がよいと思いますが、感情の動きは、必ずしも悪いものではありません。良い影響を与える感情もたくさんあります。

大切なのは感情をなくすことではなく、情動を一時的に切り離して冷静に考えることです。より抽象的な視点から考えることで、自分が本当にどうすべきかを考えることが重要だと思います。


「止観」、つまり「止」めて「観」るという思考は、少し意識すれば誰にでもできる方法です。なぜなら、人間は生まれつき主観的にも客観的にもなれる思考能力を持っているからです。

ですが、そのバランスは人や状況によって異なります。「止観」という概念を頭の片隅に置いておき、感情が優位になっていると感じたときに思い出して使ってみてください。

この思考法が、生活の中で何かの一助になればうれしいです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

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