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bonus truck_【小説】Barney

 ナットさんのちんちんには名前がついていて、バーニィくんという。いつつけた名前なのかはよく知らない。初めて舐めた時に、kiss my boy, Barney と言われて、それまでわたしの語彙の中には、口でして、っていうのしかなかったから、嘘、マイボーイってすごくかわいい、しかもキスって、と驚き、次いでバーニィというのがその名前だということに気づいて、じんとして震えた。バーニィという名前は、マイボーイに輪をかけてかわいいと思う。

 ナットさんのバーニィくんは、大きくてかたい。口の奥まで頬張っても、全部口の中に入れることができない。でもナットさんは、付け根を舌でぐるぐるされるのがすきみたいで、アー、your tongue is so キモチイイ、って声をあげるから、是非そうしてあげたいんだけど、そうするにはバーニィくんが喉の奥まで入り込んでくるので、苦しい。この間ふと思いついて、バーニィくんをしゃぶりながら指先でその付け根に円を描くように撫でてみたら、ナットさんは、カナコちゃんスゴイー、と泣きながらわたしの髪の毛をぐしゃぐしゃにしたので、成功!と思った。ナットさんの悦ぶ声を聞きながら、バーニィくんの付け根のぐるりに、何度もまるく指を滑らせた。そうしたらナットさんは、こっちも触って、とわたしの手を睾丸に導いたので、ふわふわと手のひらにそれを包み込みながら、バーニィくんをしゃぶった。ナットさんの睾丸は、大きくて柔らかくて、みじかいカールした毛で覆われている。名前はないみたい。

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