2022年の振り返りと2023年

2022年初に書いたものがこれ。

では2022年を振り返ってみます。

まず自分の問題が大きく解消されたのは、最も良かったことだ。自分の抱えるトラウマの一番大きな核の部分が解体されたというか。このあたりの稿で書いたことですね。

トラウマの中にいると、トラウマ世界の中の、今はもういない登場人物やもう起きていない出来事と格闘し続けているような感じがする。現実が以前よりもずっとクリアに見えるようになったし、気持ちが穏やかになったし、「自分もともと本来こういう人間だったんだなー」というかたちに戻ってきたような気がするし、人との関係もずっと平和になった。

地味に持続的に効いているのが、2021年の秋~冬に6週間の基礎講座を受講し、そこから毎日続けているマインドフルネスとセルフコンパッションの瞑想だと思う。自分の状態を観察し把握すること、自分のコアと繋がること、境界線を育てること、自分を受容すること、それらを意識しながら地道にコツコツと生活してきた。

「自分」というものはとてもお留守になりやすい。自分を顧みない、というのはすごく献身的で思いやりがあるみたいな感じがするけど、実は逆で、自分がお留守になると自己中心的になるんだと思う。自分の中にすっぽり収まって自分に意識がいかなくなって自分が見えなくなって自分の「座」からしか物事が見えなくなると、自分の目に映るのは「他人」しかいなくなるし、それがすなわち「自己中心的」であって、「自分がお留守になる」という状態なんじゃないかと思う。まず第一に自分と共にあること、それはとても大事なことだった。

そういうことをしていたら、次のフェーズが来ました。2023年は、転職します。今のところを離れて別のところに行きます。

ひとつには、自分のトラウマを知ってよりクリアに物が見えるようになって本来の自分に戻り始めたら、びしっと線を引くことにおそれがなくなった、ということだと思う。この退職には意思表明と異議申立の側面がある。自己主張とは他者をないがしろにすることじゃない。むしろ自分の責任を明確にすること、そういった行動によって他者を元気づけ、励ますことなんじゃないかと思う。おかしなことにはNoを言え。声に出すことをおそれるな。何度も言うけど、わたしはシスターフッドという言葉が大好きだ。

もうひとつは、ようやっと自分よりも若い世代に目を向ける段階にきたかな、ということ。次は子どもの支援をするところに行きます。別のところで書いたけど、わたしは40歳でようやく大人になったような人間なので、大人になるまではずっと自分のことばっかりにかかずり合ってきたし、


この記事が参加している募集

熟成下書き

アマゾンギフト券を使わないので、どうぞサポートはおやめいただくか、或いは1,000円以上で応援くださいませ。我が儘恐縮です。