見出し画像

おうちで(なんちゃって)華道。




画像39



華道 ──── 。


それは、


日本の伝統的な
諸芸の一つである。



画像1



季節の移り変わりを
花で感じ、

命を愛でる

こころ ──── 。


その生命に心を寄せる事、
大切な人を思いやること、
大切な人に想いを届けるという

心のこもった
「おもてなし」の
日本の伝統文化なのです。


画像2



──── 華道 。


それは、


色鮮やかな花ばかりでなく、
枝ぶりや木の幹、
葉や苔等すべてを
花材として大切に見つめ、

空間や間を大切にして花器に生け、
鑑賞します。


画像3



床の間や玄関には花を生けて
お客様をおもてなしするということは 

礼儀正しい女性の嗜みとなり、

娘を持つ親たちは
お稽古させたものでした。


画像28



そう、わたくし、

はるか、むか~しむかしに


画像4

「華道」をたしなんでおりました。


流派は「未生流」


花は 存在そのものが
そこにあるだけで 
可愛く、美しく、
心地良い空間を作ります。


このことは昔も今も
変わることはありません。


画像5

この水盤(すいばん)は
唯一、昔からのなじみの器。

夏の涼味を求めてか、

久しぶりに押し入れから
引っ張り出してきました。


この夏は、涼しげに
この水盤で生け花を
楽しもうかしら💙


ちょうど「ダリア」が咲いたので、
ダリアをメインに生けてみましょう。


画像6

画像7


お花が小形の
「ポンポンダリア」です。



では・・・

画像8


と、思ったけど、

この水盤は
器だけでも風情があるので、

このまま玄関に
かざっておきましょう。


画像14


かわりに、ガラス製の水盤に
生けますね💙


さっそく、
今からこしらえてきますので、
少々おまちください。




画像29



とっ子ちゃん、なんか
おいてったよ。


画像14


なんだろうね、これ??


画像15

ん~???




画像11


少なくとも、

玄関にお風呂は置かないと
おもうよ・・・




画像28



画像13



画像16

逃げたね!



せっかく「水盤に生けたダリア」
をみせてあげようとおもったのに。


画像17


涼し気でしょ~


画像18


さわやかでしょ~

スースーするでしょ~



ちょっと剣山(けんざん)
小さかったかな~

画像19




では、

今回の記事は、

ポンポンダリアをメインとした

水盤バージョンの華道を取り入れた
生け花で

夏の涼味を
お楽しみください💙💙


画像28


どうぞっ!!

画像21


ザ・未生流!(なんてね)

画像22



画像29

画像23

んん???


画像25

・・・・・・


画像25


タヌまるくん。



画像26

そのうち
割っちゃうわよ!!



画像27

お花ってお皿に入れて
生けることもするんだね~


そうよ!
キレイでしょ


でも・・・

「華道(かどう)」って技法がいるから、
むずかしそ~


いいえ。

水盤に生けるお花は
いかにも華道の技法を
用いているようですが、

じつは
「生け花」「華道」は、
同じようでちょっと違うのよ。


華道は「道」という
言葉がついているように、

趣味として楽しむというよりも、
修行や稽古を重ねることで、
客人をもてなだけでなく、

花の命を尊び、
自分自身を成長させる

という目的があります。

花を生ける人の精神性を
高めるということ。


画像30



そのため、
華道でよいとされるのは
必ずしも美しいものや
華やかなものだけでは
ありません。

優れた作品の中には、
美しく咲いた花だけでなく、
枯れた枝や苔などが
用いられることもあります。



画像31

「立花新風体」 池坊由紀 作


華やかなものだけでなく、
いろんな素材を用いることで、
様々なメッセージを伝えることも
「華道」の魅力のひとつ。


花に限らず、
何ごともそうでしょうが、
基礎をしっかり習得してから
形を崩すことと、
最初から崩れていることは
大きく異なります。


トータル的な表現の幅に
大きな違いが出てくることを
考えれば、
はじめに基本を学んでおくことも
大切だと思います。



だけどね

お花は誰にだって楽しめます。

お花は誰にでもやさしく
癒してくれます。

元気にしてくれます。


「生け花」といえば、
ルールがなく、
自分の好きなように
花を楽しむものです。

お家で花を飾ることは、
自由な発想で、
好きに楽しんでよいもの
だとも思います!

なので、

私は、自分がキレイだなと
思える飾り方をすればいい
のではないでしょうか。

形式にこだわらず、

自由に飾り楽しんで
いただきたいの。


画像32


形にこだわれば
道具もお金もいくらでも
必要となります。


たとえば、
花を留める剣山(けんざん)。

デパートで買えば、
だいたい千円前後から、
サイズや質によっては
2千円、5千円とします。

ですが、今なら
100円ショップで買えます。

十分です。

ちゃんと刺さります。


画像33


お花を生ける時間は、
気分転換になりますし、
心を落ち着かせることが
できます。

また、お花がおうちにある事で、
気持ちが明るくなったり、
未来志向になることにも
繋がります。


おうち時間が増えた
今日この頃、

この機会に、涼味を取り入れた

「なんちゃておうち華道」

心豊かなひとときを
過ごしてみませんか?


画像34



ということで、


画像35

この、水盤は

再び押し入れに
しまっておきまする。


画像36


未生流

封印。


今回も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。


次回またお会いできることを
楽しみにしております。


画像37



またね~

画像38






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?