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カレーとオリエンタルサラダの秘密を聞いてみたよ! / 栄養士・高田先生インタビュー

こんにちは、つっきーです!

大好評だった給食体験会。


今回は、給食の献立を考えてくれている栄養士の高田先生にお話をうかがってきたよ!


ーーお名前を教えてください!

所沢小学校・栄養士の高田です。


◇ 給食の食器に、飛行機が!

ーーお皿、カラフルでかわいいですね♡

実は、所沢の給食で使われているお皿は特注デザインで、飛行機が描かれているんですよ。今日はピンクと緑しか出ていませんが、黄色も合わせて3色あるんです。飛行機が逆さまにならないように、お皿の向きに気をつけて盛りつけてくださいね。

所沢オリジナルデザインの3色皿


ちなみに、アレルギー対応給食は、パッと見て分かるように、違うデザインのお皿に盛りつけているんですよ。

アレルギー対応給食用の食器


◇ カレーをおいしく作るコツ

ーー給食体験会の献立レシピを、プリントにしてくださったんですよね〜。おいしく作るコツってありますか?

カレーの玉ねぎには、ルーに使う玉ねぎと、具としていれる玉ねぎがあるのですが、ルーに使う玉ねぎを「これでもかっ!」というくらい炒めることが大切ですね。あめ色になるまでしっかり炒めると、甘さが出ておいしくなります。

オリエンタルサラダにも炒め玉ねぎを使うので、まとめて炒めてから取り分けてもいいですね。多めに作って冷凍しておくと、他の料理にも使えて便利ですよ。


ーーちなみに、給食のカレーって辛いんですか?

小さい子たちと大きい子たちのカレーに分けて作っています。大きい子たちのルーは多少の辛さがありますが、小さい子たちの分は甘めの配合にしてありますよ。

そういえば以前、校長先生がカレーを検食してくださったときに「これだと低学年の子たちには辛くない?」と心配されていましたね。

「検食」とは、こどもたちが給食を食べる30分前までにその日の給食を食べ、異常がないか確認すること。校長先生の大事なお仕事の1つ。

校長先生にお出ししたのは高学年向けのカレーだったので、「大丈夫です! 低学年向けは別に作って、甘いカレーにしてあります!」と伝えて安心していただきました。


◇ オリエンタルサラダの秘密


ーーちなみに、オリエンタルサラダは、どうして「オリエンタル」なんですか?

どうしてなんでしょうね。由来はわかりませんが、いろんな学校で給食メニューに出されているようです。学校によっては「パリパリサラダ」と呼ぶこともあるみたいで、南小ではパリパリサラダと呼んでいるらしいですよ。


ーーこの茶色いパリパリって、何なんですか?

ギョーザの皮を切って揚げたものです。

以前は3×4センチ角のワンタンの皮を揚げていたのですが、ちょうどいいサイズのものを作ってくれる業者さんがいなくなってしまって……。サイズが違っていいならできるところもあったのですが、オリエンタルサラダにぴったりのサイズにはできなくて困ったんですよね。

なんとか相談して、最終的にはギョーザの皮を四角く8cm角にしてもらうことにしました。丸く型で抜くと捨てられてしまう分も使うので、ロスが出なくていいですよね。

現在は、それを学校で縦に4等分に切って使っています。以前使っていたワンタンの皮より少し厚いので、サクサク感がアップしてクリスピーになっているはずです♪ ちなみに、ワンタンスープに使うときは、十字に4等分していますよ。


ーーなるほど! 大人気のパリパリにはそんな秘密があったんですね〜。作るときのコツも教えてください。

ドレッシングを和えてから時間をおいて、食材となじませることですかね。1時間くらい、しっかりなじませてください。

それから、水分をしっかり切っておくのも大事ですね。

学校給食では、安全のために、野菜も加熱して出すメニューにしてあります。オリエンタルサラダでも野菜をゆでてから使うのですが、所沢小では真空にできる機械をつかって水分をしっかり切っています。

なので、おうちで作るときも、野菜の水分をしっかり切ってからドレッシングと和えたほうがおいしくできると思いますよ!


ーー今日はたくさんお話を聞かせてくださって、ありがとうございました!


◇ 大人気メニューのレシピだよ!


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