仕事終わりのひとり旅は、新日本海フェリーと春秋航空の旅(2022年9月15日、16日)
私は、昨年の10月、フェリーの虜になりました。
しかし、虜と言いながら、前回の乗船から1年が経とうとしていました。
これは良くない。推し活が必要です。
ということで、人生2回目の新日本海フェリー旅に行くことにしました。
当初は太平洋側や瀬戸内海を運行するフェリーでの旅を検討したのですが、現地への交通や航行時間を考えると、休日が足りませんでした。
新日本海フェリーは新潟発着のため、北関東民の私からすると非常に利用しやすく短期間での旅行が可能です。
前回は新潟ー小樽間のフェリーに乗船したので、今回は新潟ー秋田ー苫小牧ルートのフェリーに乗ることにしました。
途中津軽海峡を通るルートで、津軽半島と下北半島を見ることができると期待し、進行方向向かって右側のバルコニー付きの部屋をチョイスしました。
お高めのお部屋ですが、新日本海フェリーの収益になるのだからむしろ本望。
【旅の当日】
仕事大好きな私は、旅の当日もしっかり仕事をこなしました。
残業している同僚を振り切って、定時に退社。職場の最寄り駅へ向かいます。
フェリーは22:30発で、仕事終わりに出かけても十分間に合うのです。素晴らしい。
高崎駅で少し時間があるので、新幹線内で食べるお弁当を購入しました。
何がいいか何がいいか何がいいか。。
散々ウロウロした結果、登利平の鳥追い弁当を買いました。
(上州人以外は意味不明ですね)
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、要は鳥カツのお弁当です。出来たて熱々です。
その後、新幹線ホームへ。新潟行きの上越新幹線に乗車します。
いつものテカテカ(E7系)かな。
無事乗車。車内はかなりたくさんの人がいて、ほぼ満席でした。
では、早速夕飯タイムです。熱々の鳥カツ弁当をいただきます。
…モグ
…モグ
……
明らかに、カツの臭いが周りの乗客をハラスメントしています。
(飯テロという意味ではなく、「臭い」という意味で。)
申し訳無い思いでいっぱいの中、しかしおいしく完食しました。
約2時間ほど乗車して、新潟駅に到着しました。
太陽が出ていれば港まで歩いて行きたいところですが、すでに真っ暗のため、本日はバスで港まで向かいます。
若干迷いつつ、どうにかバスに乗車。
普通だと港直行のバスに乗るようなのですが、調べたところこの時間は直通バスが無いようなので、途中のバス停で降車しました。
ここからは、街頭を頼りに住宅街を歩いて行きます。
暗闇の中を10分ほど歩くと、
平日のせいか、徒歩で乗り込む(つまり貨物や自家用車利用でない)お客さんは20名ほどで、前回の乗船よりもだいぶ少なく感じました。
普通は飛行機か新幹線で行きますよね。数時間で着きますものね。わかります。
船に乗り込んだらまずは…
じゃなくて、受付で部屋の鍵をもらいます。
前回はカードキーだった気がしますが、今回は普通の鍵をいただきました。
早速部屋に入ります。
交通費と宿泊が込みと考えれば、まったく高くない料金だと思います。
バルコニー付きのオーシャンビューなんて、海無県民の私からすればディ●ニー以上の夢の世界です。
さて、乗り込んで荷物を置いて乗船注意案内を聞いていたら、あっという間に出港の時間となりました。
急いでデッキへ…いやいや、私にはバルコニーがある。
素晴らしい眺めと出港の瞬間を堪能しました。
疲れているのでさっさとお風呂に入って寝たいところですが、飲物を用意してこなったので、風呂前に売店で軽く買い物をしてくることにしました。
ジュースとお茶と、ちょっとしたお菓子でも買おうかな。
このあと、部屋についている風呂にゆっくりつかり、ベッドで就寝しました。
ちなみにこの日は、「天気も良く波もおだやかで安定した航海となる予定です」とアナウンスでは言っていたのですが、やけに揺れを感じて少し気分が悪くなってきたので、酔い止めを飲んで就寝しました。
疲れていたせいもありすぐ眠れて、次の日にはもう調子は戻っていました。
翌朝、アナウンスだったか汽笛だったか、とにかく何かの音で目が覚めました。
寝ぼけまなこでマイバルコニーから外を見てみると、秋田港に到着していました。
写真を撮って、少し朝焼けを眺め、またベッドへ戻って二度寝しました。
(時刻は5時くらいだったようです。実はほとんど記憶がありません…。)
次に起きたのは6時半ごろ。「間も無く新潟行きのフェリーとすれ違います」というようなアナウンスで目が覚めました。
慌ててバルコニーに出て海上を眺めると、
汽笛を鳴らし、悠々と走っていくフェリー。めちゃかっこいい。
すれ違いが見られるとか、どちら側ですれ違うかとかはまったく分かっていなかったのですが、運良く私の部屋側を通ってくれました。
なんと素晴らしい光景。すっかりと目が覚めました。
その後大浴場に行って、しばらく部屋でまったり…としていましたが、ここであることに気づきました。
「青森の半島2つを見ていない!」(これを見るために進行右側の部屋をとったのに)
慌てて地図を見ると、ちょうど半島あたりを航行しているところでした。
危ない危ない。旅が快適すぎて、目的を見失うところでした。
2つの半島がしっかりと見えて大満足です。いつか青函フェリーにも乗りたいなあ。
さて、そろそろ時刻はお昼です。船内レストランでランチをいただくことにします。
自分の好きなものをチョイスする丸●製麺方式(語彙力)。メニューも豊富なので、新日本海フェリーでの食事は楽しいです。海を見ながらの食事は最高ですしね。
食後はデッキに出てみました。この日は快晴で、青い海青い空白い雲が本当に素敵でした。
お昼を食べた後はなんだかとても眠くなり、そのままベッドで昼寝。
…
…(なんかアナウンス聞こえるような…)
…!!!!
気づけばもう16時を過ぎていました。3時間くらいの爆睡。
苫小牧港には17時に到着するので、残りの乗船時間はもうあとわずかです。
私にとってディ●ニーを上回る夢のような海の世界なのに、何をしているんだ何を!!!!
慌てて外の様子を見てみると、
天気もよく波も穏やかで、素晴らしい船旅でした。
さて、苫小牧港からの移動手段ですが、徒歩で最寄り駅に行くか、もしくは連絡バスで南千歳駅に行くかの2択です。ものすごく迷ったのですが、連絡バスに乗る機会はなかなか無いと思い、ここはバスを選択しました。
今日は札幌に宿泊予定なので、南千歳駅からは電車で札幌へ向かいます。
写真を撮りながらホテルへ向かい、この日はそのままおとなしく就寝しました。
そして次の日。さっそく帰ります!
札幌観光は空港までのバスで済ませます。
その後、私は赤い方のりょうもう号に乗って帰りました。
■かかったお金(ざっくり)
・フェリー25,000円
・宿泊 7,000円
・交通(バスと鉄道)16,000円
■今回のひとり旅の結論
・仕事終わりの旅はよい。
・海はディ●ニーより尊い。フェリーはビッグサ●ダーマウンテンより尊い。
・ひとり旅はよい。
次はどこへ行こうかな(おわり)
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