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仙台・大阪ひとり旅は「空から自宅を探してみよう」チャレンジの旅(東北新幹線・東北本線・プロペラ機・特急はるか・peach・上越新幹線)2022年4月9日〜10日

突然ですが、私は、関東平野の始まりの地に居住しています。
ある日、自宅の庭でホゲとしていたところ、飛行機の音が聞こえてきました。
自衛隊や米軍ではない、ヘリコプターでもない、トヨナガのセスナ(群馬民限定ネタ)でもない。
慌ててフライトレーダーで確認すると、それは大阪ー仙台間を飛ぶ飛行機でした。

調べたところ、東北ー関西を結ぶ航路では、北関東の上空を飛ぶことが多いようです。
ここで私は、1つの仮説をたてました。
●我が家からあの飛行機が見えるのなら、あの飛行機から我が家が見えるのではないだろうか。
仮説をたてたら、実証するのが人間としての責務です(出かけたいだけ)。
さっそく旅の計画をたてました。

■旅の計画
・東北ー関西の航路ならどれでも我が家の上空を通りそうなので、料金と時間帯(昼間でないと景色が見えない)で仙台→伊丹航路を選択。
・高度が低い方が下界を見やすいだろうと予測し、プロペラ機を選択。
・大阪からの帰りは、異様に安いpeach関空ー新潟航路を選択(5000円)。
・週末弾丸旅行のため、観光は無視(弾丸でなくても無視しがち)。

■まさかの出来事
私がこの計画をたてチケットなどを全部予約し終わった後、3月16日に福島沖で大きな地震があり、東北新幹線が不通となってしまいました。
高速バスや在来線では、飛行機の時間までに仙台空港に到着することは困難。東京ー仙台の飛行機に乗れば間に合いますが、東京までの交通費も入れると料金が高くなり、そこまでして実行しなくても…と自問自答。
「これは中止かな」と覚悟していたのですが、JR東日本の復旧作業は素晴らしく、4/4には福島まで新幹線が走ることになりました。しかも福島ー仙台間は臨時の快速も出るとのこと。おかげで時間までに仙台空港に行けることとなりました。
私の仮説証明のために、本当にありがとうございます(違う)。

これは旅当日に大宮駅で撮影したもの

当初は4/20前後の復旧と報道されていましたが、1週間近く早まりました。すごいです。

■旅の当日(4/9)
朝5時半に起床。普段はまったく起きられないのに、旅の朝だと勝手に目が覚めるのはなぜなのでしょうか。
自宅近くの新幹線駅から、まずは大宮まで向かいます。

旅の成功を祈念して乾杯
まだMaxの名残が
待ち時間に、駅の端から見える何かを撮影してみる
(知識が無さすぎて、何だかは不明)
テッカテカ

朝日を浴びてテッカテカの新幹線に乗り、いよいよ旅の始まりです。
今回は自由席に乗りました。そこそこ人が乗っていました。

一番前の座席は、テーブルがやけにデカいということを学ぶ

車窓を見ていたら、あっという間に大宮に到着しました。
乗り継ぎ時間が30分ほどあるため、ちょっと大宮駅を見学します。

最近のハイカラなケーキを見学
最近のガチャ傾向を見学
最近の改札機傾向を見学(新幹線模様)
東北新幹線の行き先がすべて福島

時間になったので、ホームへ向かいます。

大宮駅は、今もMaxを忘れていない
やまびこ305号入線

新幹線の車内は満席で、デッキに立っている人もいました。私は運良く指定席を購入できていたので、着席し早速朝ごはんをいただきます。

京都のお茶と北海道のたらこで、旅の気分を盛り上げます。(行き先は仙台と大阪)
車窓からの景色

春は雨や曇りが多い季節ですが、今日はとてもいい天気。これなら飛行機から我が家がよく見えることでしょう。日頃の行いとは、こういうことなのですね。

新幹線は大宮駅から約1時間半で福島駅に到着する予定です。
福島から仙台は、臨時の快速電車に乗り換えます。何の車両を使ってるのかな〜写真撮らなきゃな〜ワクワク。

福島駅に近づくにつれ、乗り継ぎに備えて降りる準備をする人が続々と並び始めました。まだアナウンスもされてないのに、せっかちだなあ。
「次は福島です。」の車内アナウンスが流れるころには、通路は人でいっぱいに。
みんな、人生のんびりいこうぜ!!

福島駅に到着すると、人生をのんびりしている私をよそに乗客が一斉に降車し、人の波はまっしぐらに在来線乗り換え口へ。人生をのんびりしている私が大混雑の乗り換え口を通過し、快速電車が待つホームへ向かう頃には、すでに電車の入口に人が群がっていました。
最終的にどうにか乗り込めたものの、東京のラッシュを思い起こさせる混雑ぶりで、久しぶりに1時間ほど立ちっぱなしで時間を過ごしました。
時には人生を急ぐ必要があると学ぶ私。旅に学びはつきものです。

仙台でやっと車両確認
特急いなほでした
今後乗る機会があるとはあまり思えないので、乗れてラッキー

繰り返しになりますが、この快速が出なければ今回の旅は成り立たなかった訳で、走ってくれたことに感謝です。

仙台からは仙台空港アクセス線に乗車

堂々とワンマンをアピールするイケメン
仙台空港に到着

仙台空港は初めて来ました。自宅から仙台へ行くには新幹線を使った方が安くて早いため、まず来る機会は無い空港です。これが最初で最後の訪問かもしれませんので、じっくり見学することにします。

おいしいに決まっている
おいしいに決まっている
うん、おいしい!
(いぶりがっこポテサラ:いぶりがっこは秋田名物)

本当は展望台に行こうと思ったのですが、閉鎖されていたため、やむなくグルメ探訪になったことをお詫び申し上げます。

お腹も満たされたので、保安検査を抜けて搭乗口へ行きます。
搭乗口はA2。表示をたどって行きますが、たどり着く気配がありません。

明らかに別世界への道

LCCじゃないんだしさ〜(今回はANA)、こんなに端っこってどういうこと??
しばらく歩くと、やっと搭乗口に到着。

バス!!!(歓喜)

バスで飛行機近くまで行くパターンです。つまり間近に飛行機を見られるということです。
端っこ万歳!いくらでも歩きます。

あああああいた!!!!
プププぷプロペラかっこいい!!!
とととと飛んだ!!!

3回目のプロペラ機搭乗にして、初めてプロペラ横の座席に座ったため、本来の目的(空から自宅を見る)を忘れて、アホ丸出しでプロペラの写真や動画を撮りまくる私。

リンコジュースで落ち着こう(鬼滅の刃カップ)

さて、ここからが本番です。

これは前日の同時刻便の航路です。過去1週間分を分析しましたが、大体このルートでした。
私の住む関東平野の始まりを見るためには進行方向右側に座り、山岳地帯が終わって平野が現れたら、そこが観察ポイントです。
上空から目印になりそうな川・道路をあらかじめチェックしておいたので、それを頼りに自宅を探します。
…いや、その予定でした。

これは、私が乗った飛行機の航路です。
お気づきでしょうか。先ほどの航路より、だいぶ北側を通っていることを…。
細かい場所は省略しますが、進行方向右側の座席からでは私の自宅は見ることができず、しかし飛行機に乗っている私はそれを知る由もなく、一生懸命写真や動画を撮り、拡大し、目を皿のようにして目印ポイントを探していました。
ここからは、私の的外れ写真をご覧いただきます。

これが山岳地帯の終わりと平野の始まり…かな??
(そうなんだけど、私が思っているよりずっと北側(赤城山の大沼・小沼))
川と道路の流れが、事前チェックしていたものと何か違うなあ。まだ関東平野じゃないのかな?
(関東平野なんだけど、私が思っているよりずっと北側(奥に雪で真っ白な浅間山が見える))
…???(多分愛知県)
…????(すごい数の風力発電、場所不明)

結論:日頃の行いはこういうところに現れる

なお、この飛行機は、私が搭乗した4/9から北側航路をとるようになったようです。この日から気圧とか何か変わったんでしょうか?まさかANA様が私の日頃の行いをチェックしているんでしょうか??
いずれにせよ、仮説が立証できないままフライトが終了してしまいました。
まあ、プロペラの写真と動画を山ほど撮ることができたので、1勝1敗といったところでしょうか(どこが)。

さて、気を取り直して、伊丹空港に到着です。

地面を歩いて移動
プロペラ機全景 けっこう人が乗っていました

伊丹空港からは、本日宿泊するホテルへ向かいます。何に乗って行こうかな。

うーん、君もいいんだけど
やっぱり君かな 梅田までよろしくね
途中で見かけた都会の大開発
途中で見かけたJR四国バス

梅田駅でバスを降車して東梅田駅へ移動し、Osaka Metro谷町線に乗り、天満橋駅で下車。
駅前の「ホテル京阪天満橋駅前」に宿泊しました。
このホテルは2022年4月に開業したばかりで、つまり私が宿泊した時点で開業1ヶ月もたっていない状態であり、とてもキレイで素敵なホテルでした。
トイレとお風呂が別、大浴場あり、駅近。満足。
観光・食事は省略します。疲れていたので、けっこうさっさと就寝しました。

■旅の当日(4/10)
次の日は、朝6:30ごろ起床しました。

桜並木を見ながら朝食(爽やか)
大阪城を散策(爽やか)

普段は頼まれたって朝散歩なんてしないのに。この後雷雨になったら私のせいです。

慣れない爽やかを満喫してすでにちょっと疲れ気味ですが(本末転倒)、ホテルをチェックアウトし、関西空港へ向かいます。
関西空港に行く方法はいくつかありますが、今回は特急はるかに乗車したいため、電車を選択。まずは天王寺駅に向かいました。

Osaka Metro谷町線

どうして英語なんでしょうか。でもおかげで、metroのスペルを覚えることができました。

天王寺駅に到着し、さっそく切符を購入。特急なので、特急券が必要です。
自由席でも良かったんですが、ここはJRの応援を兼ねて指定席を購入しました。

はるかちゃん、待っててね!

はるかちゃんを待つ間、ホームで関西の電車を見学します。

ウクライナカラーの何か
少し主張が激しめな何か
どんどんホームに入ってくる何か

知識が無さすぎて、何線とか何車両とかがまったく分かりません。
あんなにYouTubeなどを見ているのに、何も覚えられないのは、ある意味才能だと思っています。

なんて言っていたら、

きた!!!!!キティはるかちゃんです!!!!!
かわいいは正義
かわいいは正義
かわいいは(以下略)
(以下略)

調べたところによれば、現在特急はるかは全てキティちゃん車両を使用しているようです。つまり一日に何本もこのキティ車両が走っているということです。
しかし私が乗車した天王寺駅でも、その後の通過駅でも、この車両の写真や動画を撮っている方々がたくさんいらっしゃいました。
うんうん、その気持ち分かるよ!!!

気持ちが分かりすぎて、到着後もパシャパシャ
外国の人が見たら喜ぶだろうなぁパシャパシャ
連結部分かわいすぎパシャパシャ
(前が271系、後ろは281系らしい)
ついでにパシャパシャ
(改札への階段)

調子に乗って撮りすぎました。空港へ向かいます。

改札を出て、人流れに合わせて歩いていくと、こんな大きな看板が。
ターミナル1の案内です。これは迷わなくて済むなあ。

…と、途中まで歩みを進めていたのですが、自分はターミナル2であることを思い出し、慌てて引き返しました。(ターミナル2は逆方向にあります。)
その後、案内に従って進んでいくと。

まさかのバス移動(連結バスって国内で初めて乗るかも)
お前、ベンツだと!?

バスは私が乗ってから15分ほどバス停で待機し、出発。ターミナル2までは5分ほどかかりました。
私は飛行機の写真を撮りたいと思っていたので、少し早めに到着していたのですが、ギリギリ到着だったらチェックインが間に合わなかったかも。
空港事情は事前にしっかり調べておかないと危険ですね。(当たり前)

そんなこんなで無事にターミナル2に到着し、ピーチのチェックイン機でチェックインを行いました。
ちょうど同じ時間帯に新潟行きと仙台行きのフライトがあるため、チェックイン機付近は少し混雑していました。

混雑で身動きが取れなくなっているセコムくん

チェックインを終えた時点で、フライトまであと40分という時刻。
関西空港にはほぼ来る機会が無いので、せっかくだから搭乗口でいろんな飛行機を見てみたい。
ということで、さっさと保安検査を済ませ、搭乗口へ向かいました。

保安検査を抜けた私を出迎えてくれた景色がこちら。

やっぱり庭は和モダンだよね!

ちょっと待って。飛行機は!?滑走路は!?!?働く車は!?!?!
よーく見ると、庭の向こう側にひらけた景色が見えます。
そうか、あそこまで行けばいいんだな。

「俺の屍を越えてゆけ」と言わんばかりの、石垣・沖縄・奄美・新潟4氏

結局、搭乗時間ギリギリまで搭乗口には行けず、オシャレな庭を眺めながらホゲと過ごしました。

その後、やっと搭乗の時間となりました。
おあずけ状態だった私は、ハァハァしながら搭乗受付を通過。

やっと会えたね、ピーチちゃん!!
一応関空訪問証拠写真も撮影
ん?向こうに見えるのは(同時間帯発の仙台行き)…
バニラエア塗装機!!!何だと!!!!さささ撮影をパシャパシャ!
(完全に迷惑な客)
いよいよ乗り込む
私の足が長すぎるのがいけない(ポジティブが勝ち)
関空→新潟の上空の景色

帰りの飛行機は安さだけで選んだルートでしたが、日本アルプスをはじめとした山々の景色が素晴らしく、ずっと車窓を見て過ごしました。
地図を見ながら外を見ていたら、CAさんが「今は●●付近の上空ですよ」など声をかけてくださり、おかげで帰りは車窓を大いに楽しめました。感謝です。

ありがとう、ピーチちゃん!

約1時間半のフライトはあっという間に終わり、新潟空港に到着しました。

後ろのステンドグラスが素晴らしすぎて、いつも暗く写る桶

新潟空港から新潟駅へはバスで向かいました。同じピーチに乗っていた乗客たちが続々とバスに乗車。座席は半分くらい埋まっていました。
新潟駅では、新幹線発車まで約1時間ほど時間があったため、駅構内でへぎそばを堪能。ちゃんと地元のグルメを堪能する、旅行者のかがみ。(しかし写真を撮らない、旅行者のクズ。)
お土産はもちろん、笹団子。(写真を撮らない(以下自主規制))
本当は醤油赤飯(新潟?名物)を買いたかったのですが、これは売り切れでした。残念。

旅行者としての正しい行動を一通り行った後、新幹線のホームへ向かいました。
ホームにはすでに新幹線が入線していましたが、ドアは閉まっていたので、ホーム上で待機します。

Maxの名残を記録
味噌汁コンポタお汁粉があるんだから、カレーもいけるだろ的な

そうこうしている間に、ドアが開きました。

向こう側が見える…だと?

乗り換え用??で、反対側のドアも開いていますとのアナウンスがありました。こんなことがあるんですね。
新幹線は定刻通りに新潟駅を出発し、自宅最寄りの新幹線駅には17:00ごろ到着しました。

相変わらずテッカテカな上越新幹線
送ってくれてありがとう!

■かかったお金(ざっくり)
・交通費(自宅最寄→仙台)13000円
・飛行機(仙台→伊丹)12000円
・宿泊8000円

・交通費(伊丹→ホテル→関空)4500円
・飛行機(関空→新潟)5000円
・交通費(新潟駅→自宅最寄)8000円
・食事とお土産 5000円

■今回のひとり旅の結論
・仮説の検証ができなかったので、再チャレンジ決定。

・プロペラ横の座席は振動が伝わってきて足がしびれる。
・日頃の行いは大切。

・ひとり旅はよい。

次はどこへ行こうかな(おわり)

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