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壱岐ふたり旅はスカイマークとジェットフォイル(九州郵船)の旅 2021年12月28日・30日

2泊3日壱岐旅のうち、1・3日目の交通部分のみを記載しています。

●前置き

私はひとり旅が好きですが、誰かと行く旅も好きです。ひとりだと交通だけに執着し、観光も食事もホテルも疎かにしてしまいがちですが、誰かと行くとそこが補完され、より旅らしい旅をすることができます。
今回の旅は、「年末に休みがとれる」「温泉入りたい」「露天付き客室が年末のわりに安く予約できそうだ」と家族が言い出したことから計画が始まりました。温泉と高級旅館が好きな私はこれを了承。ホテルの場所を聞くと「壱岐島」とのことで、離島好きの私はこれを更に了承。
早速行き方を検索しました。

●交通の予約

壱岐島への行き方は2通りのようです。すなわち長崎からプロペラ機で行くか、福岡から船で行くかです。どちらも大好物ですが、私の「機体変更等によりプロペラ機に乗れない率」が約70%とかなりの高さであることと、壱岐行きの船はジェットフォイル(まだ乗ったことがない)であることから、今回は船を選択しました。
海無し県在住の私は、ジェットフォイルなんてめったに乗る機会が無いので、文句なし。

まずは飛行機の予約から始めます。
ジェットフォイルは博多港から出航するので、福岡行きの飛行機を検索。ひとり旅なら迷わず成田発のLCCを選択するところですが、今回はふたり旅ということで、安さより便利さを重視し羽田発着のスカイマークを予約することにしました。
JALやANAに比べればお得だしということで、文句なし。

フライト時間が決まったので、続いてジェットフォイルの予約。
ジェットフォイルは九州郵船のHPより乗船1ヶ月前から予約ができます。全席指定&操行中はシートベルト必須(座席から基本動けない)ということで、座席の選択は重要です。
ジェットフォイルは2階建で、1階の前方には窓がついていますが、2階席の先頭には操縦席があるため、前方には窓がありません。当初は、景色が良さそうな1階席の先頭を予約しようとしましたが、ジェットフォイル経験者様のブログ等を拝見したところによると、1階先頭の座席は少し低い位置にあり、景色が見えづらいとのこと。なるほど、では窓際席を選択しましょう。窓際なら1階よりも2階席の方が景色が良いだろうと思い、最終的に2階窓際の座席を予約しました。

最後に自宅から羽田空港への交通を予約します。
いつもなら電車で行くところですが、地元発の羽田空港行きバスが11月から運行復活している(コロナの影響で運休していました)とのことで、今回はバスを利用しました。こちらは発車オーライネットで予約。
これで全ての交通を予約できました。

●旅当日(28日行き)

28日は、羽田空港行きのバスに乗るため、5:00に起床。5:30に家を出ました。思ったより寒くなくて良かったです。真っ暗な中、バス乗り場まで向かいます。

キレイな朝焼け

無事バス乗り場へ到着。時間通りにバスがきて、朝焼けの中バスは定刻で出発しました。関越道→首都高を通って羽田へ向かいます。
途中少し渋滞もありましたが、年末の上り方面だからなのか大したことはありませんでした。

定刻よりだいぶ早く、羽田空港に到着。
まずは第2ターミナルに到着し乗客を下ろします。私たちが今回利用するスカイマークは第1ターミナルなので、バス内で待機します。けっこうたくさん人が降りたな〜。

前方には誰もいません
後方には誰もいません

ちょっと待って。私たち以外全員降りたの?なんで??JAL利用者はいないの???全員ANA推しなの??
私がそんな不安に駆られている中、運転手さんがバスに戻ってきて、私たちのためだけにバスを運転してくれます。なんか申し訳無い気がします。

私たちだけのために走ってくれたバス

無事に第1ターミナルへ到着。予定より30分ほど早い到着でした。

まずは、チェックイン&荷物を預けるためにカウンターへ向かいます。えーと、スカイマークのカウンターはどこかな。

すっっっごい端っこに看板を発見
やっとチェックイン機に辿り着く

自動チェックイン機でチェックインを済ませ、隣のカウンターで荷物を預けて身軽になりました。
そしたら早速展望台へ!

着陸する飛行機が見えて、最高です。
富士山が見えて、最高です。

展望台には、本格的なカメラ野郎様がたくさんいらっしゃいました。どなたか、飛行機着陸のイケてる写真を私に1枚いただけませんかね。

一通り眺めてから、今度は朝ごはんを食べに行きました。空港内には朝から営業しているお店がいくつかあり、どこで食べようか迷いましたが、コーヒーが飲みたかったのでロイヤルホストへ。今日は朝食をたっぷり食べて昼食は控えめにし、宿での夕食を堪能する予定です。

ホットケーキとオムライスとエビフライとコロッケ
ロイヤルホストからの眺めも素晴らしいです

お腹いっぱい食べたら、保安検査場を抜けて、搭乗口へ向かいます。ロビーで待っている間は、飛行機鑑賞タイム。

ポケモンジェット、A350、B787のトリプル共演
颯爽と出かけるピカチュウ

ポケモンジェットは私たちの1つ前の福岡行きでした。
お先にいってらっしゃい!

しばらく飛行機を眺めながらボーッとしていると、私たちの搭乗時間がやってきました。4グループに分かれて順番に搭乗します。実は初めてのスカイマークです。

スカイマークの飛行機は、翼にハートがついていることを学ぶ
シートベルトが他社より長いような気がすることを学ぶ
羽田には軽やかステップのお兄さんがいることを学ぶ
離陸!!
雄大な南アルプス(たぶん)

私の席からは、富士山の代わりに南アルプスの山々が見えました。素晴らしい景色です。
離陸して間も無く、機内ではコーヒーサービスが始まりました。無料でいただけるとのことで、ありがたく頂戴しました。
コーヒーだけではなく、キットカットまでいただきました。

かわいいは正義
かわいいは正義(ただし装着には勇気が必要)

そうこうしている間に、飛行機は福岡上空へ到着。

福岡上空には分厚い雲が

飛行機が高度を下げ、雲を抜けると、眼下に海と島の景色が広がりました。

曇り

写真だと分かりづらいのですが、海はエメラルドグリーンで、長い砂浜がずっと続いていて、素晴らしい眺め!しかし天気が悪い。コロナ禍になってからあまり遠出をしていなくて、かなり久しぶりの旅行なのですが、天気が悪い。日頃の行いか。

お疲れさま

ブツブツ言っている間に福岡空港に到着しました。
さあ、次は船に乗りに行きます。
壱岐島行きのジェットフォイルは、博多港から出ています。空港から博多港までのルートはいくつかありますが、今回は電車で天神へ行き、そこから港まで歩くことにしました。

福岡空港から地下鉄に乗る

福岡空港は、すぐ繁華街へ出られるのが良いですね。天神まで地下鉄で5分。
ちなみに、福岡空港近くの写真スポットでは、市街地へ間近に迫る飛行機の写真が撮れるようです。いつか行きたい場所としてメモ。

天神駅に到着したら、港へ向かって歩きます。バスもありますが、約2キロなので今回は歩きを選択しました。

麻生セメントを発見
港のシンボルであるタワーが見えてきました
ターミナルに到着
ターミナルはすごい人

ターミナルは大混雑。私たちの前にも後にも大量の人。
私たちが乗る壱岐・対馬行きの船以外に、玄海島への船も乗船手続きをしており、さらに予約した人も当日券を買う人も、全員が窓口で検温を受けないといけないようで、ターミナル内はものすごい混雑でした。こんな狭いところによくこれだけ人が入るな〜。係の方達は行列をうまいこと捌いていて、慣れているようでした。

窓口で検温を受けスタンプをもらったら、今度は乗船待ちの行列で待機。出発15分ほど前になり、乗船が開始されました。

前の人に続いてゾロゾロ
初めましてビーナスちゃん!!!
2階の前から4番目の席
狭く見えますが、さほど窮屈には感じません
安全のしおり

船内では救命胴衣の説明動画が流れ、着席中はシートベルト着用が義務付けられており、フェリー(船内は自由自在)とはまったく違う様子でした。

ところで、今回私が楽しみにしていたことの1つに、「ジェットフォイルが浮く瞬間を体験する」というものがありました。ジェットフォイルは海面から少し浮くような感じで走行するらしいのです。どんな風に浮くのかな、ドキドキ。

ドキドキ
ドキドキ
…???

走行開始してから10分以上たったけど、流石にもう浮いてるよね?いつ浮いたんだろう…????っていうくらい、浮いた感覚はありませんでした。残念。

それから船の揺れについて。突然ですが、私はかなりの船酔い体質です。小さめの船だと秒で酔います。それなのに今回酔い止めを忘れてしまい、内心ドキドキしていました。しかしジェットフォイルの操行中は全く揺れを感じず、船酔いもしませんでした。ビーナスちゃんの安定感は抜群です。(ずっと外の景色を見ていたのも良かったのかもしれません)

さて、出航から1時間ほどして、ビーナスちゃんは壱岐の芦辺港へ到着しました。

小さいターミナルがあるだけの、シンプルな港
私たちを降ろしたら、さっさと対馬へ向かうビーナスちゃん

こちらでレンタカー会社の方と待ち合わせをしており、レンタカーを借りて宿へ向かって…ということになるのですが、それを含めた壱岐島旅行の内容は、ここでは割愛。写真だけ残しておきます。

●旅当日(30日帰り)

あっという間に壱岐旅行は終わりの時を迎えました。
30日、帰りのジェットフォイルは13:50発です。宿のチェックアウト時間が11:00だったので、ギリギリまで滞在し、その後ビーチや海岸沿いをドライブし、ちょっと早めの13:00すぎに芦辺港へ到着しました。
2泊3日でお世話になったレンタカーとはここでお別れ。ちなみに、レンタカーの返却が非常にシンプル(駐車場に放置すればOK)で、返却にかかった時間はゼロでした。盗難なんてあり得ない、離島ならではの返却方法。素晴らしいです。

芦辺港のターミナルで検温をし、チケットに押印してもらいます。ビーナスちゃんは芦辺港始発のようで、すでに港に着岸していましたが、乗船できるのは出航15分前からとのことでした。乗船までの間、私はターミナル内のベンチでドクターマリオをし、家族はターミナル周辺をウロウロして時間をつぶしました。

ターミナルそばにあった元寇の像
ターミナルから見える風景
この3秒後くらいにゲームオーバーとなる
すぐそこにいるのに乗せてくれない、ビーナスちゃん

本来ならターミナルの写真とか載せるべきなのですが、全然写真が残っていない…。どうやら私はかなり疲れていたようで、帰りは写真が極端に少ないです。

乗船時間が近づくにつれ、ターミナル内には人があふれてきました。ベンチに座れず立っている人も出始めたので、私たちは席を譲って外で待機することに。ビーナスちゃんを舐めるように見つめて過ごしました。
その後「乗船してください」の案内があり、船内へ向かいました。今回の座席も、行きとほぼ同じ、2階席の前から2列目を予約。トイレの真横。でも座席ピッチが他よりもだいぶ広かったです(だから写真を)。

この日は低気圧のせいで、日本海側は大荒れの天気予報でした。壱岐もかなり風が強く、波も行きに比べると高かったです。
今度こそ船酔いするかと心配しましたが、揺れは思ったよりも少なく、具合は悪くなりませんでした。良かった。

雲の隙間から日差しが

ビーナスちゃんは、予定通り15時ごろ博多港へ到着しました。

博多港からはバスに乗りました。博多駅行きに乗るはずが、間違って天神行きのバスに乗車。5分くらいで天神駅へ到着。天神駅からは電車で福岡空港へ向かいました。
バスも電車も混雑は無く、スムーズに福岡空港に到着しました。

福岡空港に到着したのが15:45、飛行機は17:45発です。
昼食を食べていなかったので、チェックインして荷物を預けて、早めの夕食を食べることにしました。
何食べよう何食べよう…。福岡空港にはたくさんのレストランがありました。もつ鍋、焼き鳥、トンカツ、ラーメン…ラーメン!!!
私の住んでいる地域にも一風堂があったりして、豚骨ラーメンなんて今やどこでも食べられるわけですが、しかし私を魅了してやまないラーメン!!!!
ということで、ラーメンを堪能しました(だから写真を)。

そしてラーメンの後はデザート!!

なぜこんな写真だけ残っているのか

ポテトと、内側が空洞だったソフトクリーム。
明らかにポテトは不要なのですが、なぜか「ポテト」と言ってしまったのです。ポテトまで食べたら食べ過ぎだと分かっているのに頼んでしまう、そして食べて後悔する。人間とは不思議な生き物です。

そんな人類の神秘を感じていたら、あっという間に搭乗時間30分前になったため、搭乗口へ向かいました。

帰りにお世話になった飛行機
帰りにお世話になった搭乗口

飛行機は機材遅れのため10分遅れで搭乗が始まり、その後福岡空港を離陸しました。

夜道を追いかけてくるJAL機
福岡の夜景を眺めながらのフライト
上空は夕焼け(写り込み…)
このマスクの有効な使い道を模索中

飛行機は揺れることなく、しかし定刻より15分遅れて羽田空港に到着しました。

飛行機から降りて荷物をピックアップしたところで、時刻は19:43。地元に帰るバスが19:45ということで、チケットを買いに走ります!



間に合わなかった(泣)
仕方なく1時間後のバスチケットを購入して、時間をつぶすためにスタバへ行きました。
スタバのお兄さん「フードロス削減のため、ただ今フードを20%オフで提供しております。」
私「フードロス!けしからん!」

まんまとフードを購入するちょろい客

今日2度目の、人類の神秘を感じた瞬間。人間とは不思議な生き物です。

その後スタバでまったりし、バスに乗って、夜中に自宅へ帰宅しました。
久しぶりの旅行で疲れましたが、初めてのジェットフォイル、大好きな飛行機、最高の温泉と海の景色を楽しめた2泊3日でした。

●かかったお金(1人あたり)

・飛行機(羽田ー福岡往復)約3万円
・船(博多港ー芦辺港往復)約1万円
・宿(2泊)約6万円
・食事(1人あたり)約4万円(宿で夕食を奮発&焼肉で高額に…)

●今回のふたり旅の結論

・私だけでは行かない場所、食べないものを経験することができたので、ふたり旅もよい。
・ジェットフォイルは意外と揺れない。
・羽田第2ターミナルには、人を惹きつける何かがあるようだ。
・ちょっとお金使いすぎ。

次はどこに行こうかな(おわり)

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