見出し画像

ラグビーワールドカップ2019の思い出(Match20)

家庭の都合で一度は断念した大分遠征。断念した時点で予約していた大分行きの飛行機とホテルはキャンセル。しかし、急転直下、なんと行けることに。でも、その時点では大分行きの飛行機もホテルもキャンセル待ち。多分目的はみな一緒。だからキャンセルが出るとは思えない。試合のチケットはあるのに・・・。しばし九州の地図を眺め、別の空港から大分を目指す方法を考える。福岡空港と北九州空港。大分までは福岡も北九州も結局ソニック・にちりんに乗ることが判明。翌日は花園ラグビー場で観戦するので、そこまでの移動を考えると新幹線の駅、小倉に泊まるのがベスト。小倉といえば北九州空港。さらに、羽田から北九州空港行きの飛行機には空席があった。速攻予約。航空券が取れたのは開幕直前の9月19日、試合の2週間前の事だった。

画像1

当日は羽田10:20発、北九州12:05着のJAL373便は定刻通り北九州空港に到着。空港から小倉駅までエアポートバスで40分ほど。超順調に進みすぎて、小倉駅13:09発のソニック・にちりんに滑り込む。大分には14:37到着予定。順調すぎるおかげで、昼食用に駅弁でも買おうかと思っていたけど買う暇もなかった。ひとつ前の、別府駅前には、黒いジャージを着た集団が黒山の人だかりになっていたのが車窓から見えた。一瞬途中下車を考えたけれど思いとどまり10分後には大分到着。スタジアムまでのシャトルバスは既に長蛇の列。

画像2

お腹もすいたのですぐ脇のファンゾーンへ。名物なのか全く分からないけれど「鶏飯にぎり」なるもの(美味)を食しながら、オールブラックス対スプリングボックスの試合をモニタ観戦し、これまでのスタジアムでは人に溢れていたオフィシャルグッズ売り場が閑散としているので売っているものを眺めていたらバスの列も少なくなっていたので、スタジアムに向かうことに。長蛇の列と思っていたけれど、思いのほかサクサクと進み、バスにすぐ乗れた。そりゃそうだ、乗客待ちのバスが何台も連なって駐車していた。バスに揺られること30分。小雨がぱらつき始める中、駐車場からスタジアムまで徒歩15分。やっと大分スポーツ公園総合競技場に到着。初めて訪れるスタジアムにテンションMax。

画像3

ドームスタジアムなので、雨も気にならない。座席はカテゴリDの15mライン上、可動席の前から12列目。経験上、これよりも前の席だとインゴールが看板で見えなくなるので最良といってもいいんじゃないかな?。隣を見ればオールブラックスジャージを着たカップル。よく見れば隣どころか、スタジアムのほとんどが黒いジャージで埋め尽くされているではないか。

画像4

19:15キックオフ。試合はメンバー落としても強いオールブラックスが一方的に攻める。攻める。攻める。前半で既に4トライ。ジョーディとボーデンのバレット兄弟がトライ。後半は5トライで攻撃の手を緩めず徹底的に打ちのめしてしまった。トータル9トライ。スコット・バレットもトライしたので、3兄弟でトライを取った。凄い兄弟だ。カナダに付け入るスキを全く与えないあっぱれな展開で大分のオールブラックスファンも満足の試合内容。個人的には途中出場のアーディー・サベアがスポーツゴーグルを着用して登場。ラグビーワールドカップ史上初めてのこと。

画像5

試合後、小降りの雨の中駐車場へ。どうやら試合中は大雨だったらしいがドーム内だったので気が付かなかった。明りに照らされた駐車場までの道のり。そして駐車場にはおびただしい数のバス。大分ナンバーだけじゃなく、福岡ナンバーも。大分駅に向かう道中も戻っていくバスが連なっている。34,411人をストレスなくさばくには、圧倒的な物量作戦が重要なんだな。

画像6

バスを降りて大分駅に向かうと行列が。ホームへの入場規制中とのこと。そしてその列を撮影するテレビカメラが何台も。ラグビーワールドカップの大分開催初戦だからかな。並ぶこと30分、無事22:50発のソニック・にちりに乗車できた。小倉には日をまたいで0:31到着予定。ラッキーだったのはビュッフェ車両を改造した特別車両だったらしく、シートピッチが広く、超豪華な1時間半だった。宿は小倉駅前のアパホテルを9/21に予約している。この遠征は正解だったかもしれない。圧倒的なオールブラックスの攻撃と、圧倒的な大分の物量作戦に思いをはせながら、既に気持ちは翌日の花園に向かっている。

画像7


2019/10/02
ニュージーランド対カナダ
大分スポーツ公園総合競技場
観客34,411人

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?