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【 石丸氏 マスコミを 完 全 制 圧 ❣ 】

目 次
1 はじめに
  
第三者目線の立場で
2 二つの民事訴訟事件について
  
敗訴が悪というマスコミ操作
3 議会答弁での手法を一般化
  
マスコミ等との会話は、国会答弁と同じ
4 都知事選開票速報時のマスコミ対応
  
本番に弱いマスコミが露呈
5 古市氏の反論コメントについて
  
質問力(聞く力)のなさを露呈
6 石丸アンチ民さんへ
  
石丸氏にしてやられたと気づきましたか
7 おわりに
  
安芸高田市長選結果を受けて

1 はじめに
 東京都知事選後の開票速報における石丸候補のマスコミ対応について、大いに賑わっている中、私もコメントしたくなったので、投稿します。
 私は、長らく行政側の立場でありました。国会での答弁書を作成したり、国を当事者とする裁判において、国の代理人として、法廷対応の経験もしています。
 このような経験則のある私が、今回の石丸氏のマスコミ対応を中心に、飽くまで第三者としてコメントしていきます。
 なお、日本テレビにおける古市氏とのバトルについて、石丸氏寄りではありますが、社会心理学者として、テレビ画像を検証しながら解説したYou tube(ALTA LOG【公式】)は、当該学者目線での論評であり、同意できるものでした。

2 二つの民事訴訟事件について
 訴訟は、原告が被告に対して金銭支払を請求するような民事事件と検察(国)が犯罪者(被告)の刑罰を求める刑事事件があります。
 マスコミには、よく分からないルールがあります。その一つに、犯罪者(刑法上の罪を犯した者)が逮捕され、起訴されるまで「容疑者」といい、起訴後は「〇〇被告」と報道します。刑事訴訟法上「被告人」とするのが正しく、「被告」とは民事訴訟法における法律用語です。
 なので、有罪を前提としますが、被告人は、犯罪者(罪人)であり、いわゆる悪人です。これに対し、民事事件では、被告というのは、訴えられる側を指すのであり、決して罪人や悪人ではありません。これをマスコミは、罪人や悪人である被告人を被告と称し、民事事件の被告と混同させるような報道をし、民事事件で訴えられる側の被告も、いかにも悪人であるとの印象を与えています。
 これを受けて、石丸氏に対し、民事事件で「被告として敗訴したのだから、国民に対して謝罪しろ」と迫るのは、お門違いです。
 一つは、ポスター作成代金についての民事裁判(請負代金支払請求事件:通常このような名称を用います。)であるところ、最高裁判所が上告を棄却したことで、石丸氏の敗訴が確定しました。請負代金額を明記した契約書を作成しなかったことが双方の過失であり、訴訟に至ったものと思われます。判決確定後、速やかに遅延利息も含めて支払がされると考えます。国民や支持者に対して、謝罪の必要性が認められません。なお、原告の業者から謝罪要求があれば、実際の支払金額以上に、裁判費用や弁護士費用という損失があるので、裁判のために余分な費用を掛けさせたことについては、謝罪すべきではあろうかと思います。
 もう一つは、恫喝問題について、名誉棄損による損害賠償請求事件です。これも民事事件であり、被告は、安芸高田市と石丸氏個人であるところ、安芸高田市に対する請求のみが判決により認められたものですが、そもそも、刑法上の罪にはならないことから、民事上で請求したものの、石丸氏個人に対する請求は棄却されており、事実主張においても、双方が納得したものではなく、地方議員に名誉棄損としての損害が発生した原因である事実の真理は不明です。石丸氏から、役所の想定問答どおり、「こちらの主張が認められなかったことは残念です。判決の結果は重く受け止めます。」みたいな発言であれば、世間の批判はここまでなかったのかもしれません。

3 議会答弁での手法を一般化
 前回、国会答弁について、記載したところですが、石丸氏は、議会答弁での手法を一般化し、マスコミの不明確な言い回しを追及してきました。
 石丸氏は、安芸高田市長就任直後から、市職員が作成した答弁書(想定問答)など見ず、全案件を頭に入れて、自分の言葉で地方議員の質問に答えてきました。小さな市とはいえ、今まで誰もできなかったことであり、国会では理想論として言われてきたことを、おそらく史上初めて実行したと思います(過去にそのような人物がいたことを知りません。政権交代があった際、国会で同じことをしようとしましたが、結局失敗に終わってます。以来、各省庁の答弁書はいらないなどと与野党の誰も言いません。)。石丸氏は、類まれなる知識と知性でもって、やり遂げました。私は、そういう意味で、切り抜き動画を楽しく見ていました。

4 都知事選開票速報時のマスコミ対応
 投票終了とともに、小池都知事に当選確実を発表したマスコミ各社が、当初想定していなかった石丸氏の選挙事務所で、出口調査を基に、2位で落選するとの前提で、開票直後に、各社リレー形式でのインタビューが行われました。本日(7月13日)に分かったのは、石丸氏の前に、マスコミ各社のテレビモニターはなく、イヤホン一つを頼りに、会話されていたということに驚きました。
 石丸氏は、統計学にも精通しており、開票を始めたばかりで、2位での落選との報道には、何もコメントしませんでした。そして、各社のインタビュアーの質疑に対する石丸氏の回答は、上記3のとおり、私には容易に予測ができ、思ったとおりの質疑応答がされ、台本を石丸氏に渡すことができなため、マスコミ各社の無能さ(同じ質問を繰り返す。TPOにそぐわない質問をする。感情を引き出そうとする。間違った前提事実や条件を付して、質問をする。某局では、黙りこくる時間がある。)を露呈しました。後日、石丸氏は、既に質問を予測していたし、語ってほしい事柄も分かっていたと語っておられた。

《 例 》
局アナ)今回、石丸さんに「風が吹いた」といわれてますが、・・・
石丸候補)マスコミの皆さんは、よくその表現を使われますが、いったいどのような風を想定していらっしゃるのですか。
 ⇒ 私は、局アナが「風が吹いた」と言った瞬間、(それ言うの?)と笑ってしまった。これこそ、案の定の回答ですね。

古市氏)開票は終了していないが、出口調査の結果から、2位と聞いて、「うれしかった」ですか。
 ⇒ 思うような答えがないからといって、苦し紛れというか正直に具体的過ぎる問であり、この瞬間、苦笑したわ。

古市氏)先ほど、広島1区から国政選挙に出るといわれたが、都知事選は、踏み台だったのか。
石丸氏)文脈を把握していない。「下衆の勘繰り」と一刀両断。
 ⇒ 予測していた最悪の質問を投げかけた。広島1区とは、岸田総理のお膝元であり、安芸高田市長時代の囲み取材で、「市長が満期を迎えて、次期市長選挙に出馬するのか?」との問いかけに対し、「政治家は続けたい。次期市長に限定しない。国政もあり得る。広島1区で岸田総理と戦う可能性もある。また、各都道府県知事の被選挙権は、住民票を有していることが条件ではないことをご存じか。北海道知事、東京都知事だって立候補できる。あらゆる可能性は排除しない。」と言明していた。この表現で、広島1区には、岸田総理がいるので、冗談交じりであることは、当時の取材者や支持者は分かっていた。

5 古市氏の反論コメントについて
 負け戦の言い訳であり、度量が狭すぎる。古市氏の質問は、石丸氏は、「雑な質問」と称していたが、すなわち、間違った前提事実や独自の解釈を加えて、質問しているので、答えようがないだけです。日テレの時は、中継だったにせよ、モニターもなく、観衆の中で、片耳のイヤホンだけなのに、早口で訳の分からない解釈を押し付けて、石丸氏が質問の意図を理解しようと聞き返そうとしても、それに被せて質問をして、追及するようなありさまは、無様というものでした。
 反論の中に解釈論として、国会議員は、立法府の一員であり、首長(地方公共団体の長)は、行政府の長なので、仕事内容が違うと述べているが、これも相当な的外れである。
 国における行政府とは、内閣であり、各省庁があります。内閣総理大臣、国務大臣、政務官の全員(例外はたまにはある)が、国会議員ですよね。墓穴を掘るだけなので、やめた方がいいですよ。
 何せ、聞く力がないから、間違った質問をしており、質問力がないだけです。石丸氏が答えられないような質問をして、勝ち誇ったことにしたかったように見えました。反論コメントは、どれも恥の上塗りです。

6 石丸アンチ民さんへ
 上記4における質疑応答の文字起こしをして、日テレアナウンサーと同じく、「何も答えていない」などと評し、「石丸構文」と揶揄するは、いかがなものでしょうか。
 というか、お気付きになっていないようですが、アンチ民さんが出てくるのは、石丸氏の作戦であり、百も承知なんです。
 あれだけ、マスコミ各社を罵っておいて、石丸氏を取り上げなければならいところに持って行かれたんですよ。古市氏のXでの反論コメントは、You tubeでバンバン面白おかしく流されてます。マスコミは、今回の都知事選の戦略分析を選挙参謀や専門家を交えて、既に放送し始めてます。
 みなさんが、煽ることで、石丸氏の知名度は爆上がりです。ReHacQ-リハック【公式】You tubeでは、石丸新党の野望の話もでましたよ。これが、石丸新風なんでしょうね。
 本当のアンチとして、行動されるなら、石丸氏の場合は、政策論で叩いてください。金と女に弱い政治屋ではないようですよ。

7 おわりに
 安芸高田市長選は、石丸市長の後継と目されていた熊高議員が落選し、新人市長が当選しました。議会と対話をしながらという記者会見でした。
 言われっぱなしの某マスコミは、この結果を受けて、安芸高田市での4年間の石丸市政は、支持されなかったと断じていますが、これも負け惜しみのようなコメントです。
 安芸高田市の選挙民の人口構成からして、今回の都知事選と同じく、若者の構成比が少なく、政治の変化を好まない老年者層の支持を得た新人市長が当選したに過ぎません。石丸氏が用いたYou tubeを活用するかどうかは分かりませんが、あのカリスマ性を欠いた安芸高田市のYou tube収益はどこまで維持できるでしょうか。
 「石丸市長と面談できる権」が返礼品だった「ふるさと納税」がなくなります。返礼品があるのは、安芸高田市以外の納税者による同市への寄付です。どこまで維持できるでしょうか。
 新市長での新たな施策を繰り出してもらえることを祈念します。


 


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