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♯038 将来を案じる“きょうだい”必見! この先ずっとモヤモヤを抱えないために、現実を直視しよう

昨年も、弊社には当事者の「きょうだい」からのご相談が多くありました。今まで本人の対応をとってきた親が高齢化し、家族の問題は、「きょうだい」へと、いよいよ代替わりを迎えています。

きょうだいが求める解決策「誰かに何とかしてもらいたい」はありえない!?

これまでにも何度か書いてきたことですが、きょうだいの立場の相談者から寄せられる相談事例では、以下が特徴的です。

・対象者(本人)と親が同居していていて、きょうだいは別居している
・今まで、本人対応は親が中心で、きょうだいは深く関わってこなかった(関与させてもらえなかった)
・本人とは不仲である。または長年、没交渉である

このような状況の中で、親が高齢化して本人対応ができなくなり、相談者(以下、きょうだい)は「今後どうなっていくのか」「今できることは何か」「親亡き後に本人対応をどうすればいいか」などの悩みを抱えています。

きょうだいの多くは、『本人と自分との距離感はそのままで、何ができるか』と相談に来られます。これはつまり、「誰か(第三者)に何とかしてもらえないか」という気持ちの表れでもあります。

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