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自分を客観的に見てみたら

 自分を客観的に見てみたら、なんて小さく生きているんだろうと思った。

 心理学の手法らしいのだが、偶々閲覧した動画で紹介されていた客観視の手法を試してみた。

 宇宙から始まり、どんどん地球に接近し、自宅上空から自分自身を観察してみる。職場と住居が隣接している都合もあり、客観視した自分はとても小さな空間で生きている。

 休日の外出を含めても、半径5キロ程度の範囲で完結できているだろう。田舎の車移動を前提とした5キロだ。片道長くても15分。狭い、小さい! というのもあるが、昔思っていたのとは違うという不甲斐なさのようなものを強く感じてしまう。

 時代は変わって、今ではインターネットという広大な世界が広がっている。自分が実際に動けなくても、広い世界で生きていくことは可能だろう。だが、現実はどうか。仕事と生活のTODOで、ネット上にしても外に出向くというアクションを取れないでいる。

 今の状況は悪いわけではない。
でも、もっとみたい世界はある!

 私は、私がどのようにして今の場所に辿り着いたか知っている。だから、私は十分に頑張ったと思うし、今の環境は自分が選んだものだと理解している。
 でも、小さい世界で生きているなぁ〜、と思うのは何故だろう?

 もしかしたら、私は自分で自分の周囲に檻を作っているのかもしれない。勝手に上限を定めて、鉄格子を張り巡らせて、自分が特出しない範囲でお茶を濁せる範囲を決めてしまっているのかもしれない。不満を吐きながら、不満の解消に尽力しない状況を許容しているのかもしれない。

 昔、世界はもっと身近にあったと思う。今、世界は虚空のものとなってしまったような気がする。

 小さい世界で生きているなぁ〜、は恐怖だ。

 

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