見出し画像

短歌の感想を伝える 水の眠りさん

水の眠りさん 
ツイッターはこちら

地球外生命体の伝言か
「ここには寄らずに帰ります」だと

(Twitter2022年12月30日掲載/RIUMさん「進化(NGワード進化)」)
引用元はこちら

未開の星に立ち寄っては
争いのない生物への進化を促す
そんな生命体が存在した。
彼らは地球という青い星を見つけ
そこに生息する生物を確認する。
縄張りを拡充するために
使い方を覚えたばかりの道具で
同族を殺す猿だ。

この地球に住む猿達は他の惑星と比べ
異常に残虐性だけが発達している。
これ以上の進化を猿達に促せば
他の星を危険に繋がると判断した地球外生命体は
一つのモノリスを射出し地球を去った。

地球外生命体に促されないまま
独自の進化を遂げた地球の猿達は
高度な科学技術を用い
残されたこのモノリス発見する。
そして持ち前の残虐性を存分に発揮し
命をかけて長年奪い合った。
その結果多くの同胞を虐殺
最終的に少数生き残った
一方の勢力がこれを奪取する。

このモノリスさえ解析できれば
何か手がかりがあれば
一族を再興しこの星だけでなく
これを置き去った他の星さえも
征服してやろうと目論む猿達

しかし、そこには
猿達のものと似た言語で
「ここには寄らずに帰ります」
とだけ書かれていた。

勝手な解釈で恐縮ですが
拝読した際このような情景を感じました。
映画「2001年宇宙の旅」「猿の惑星」を
想起させてくれる一首だと感じます。

その他にも

彼岸から此岸を見ては哀しかろ

(Twitter2022年3月19日掲載/#さみしい夜の句会 さん)
引用元はこちら

親指で吸口弾くその仕草
香りだけ置き消えていくとは

(Twitter2022年12月14日掲載/RIUMさん「煙草」)
引用元はこちら

水の眠りさんの作品は
とても綺麗で、涼やかだけれど悲しく
寂しさを覚え好きです。

ですがそれだけではなく
今回はお伝えしきれませんでしたが
ご家族のことを想い詠ったと
考えられる短歌・俳句は
とても暖かい作品だと
感じたこともお伝えしたいです。

「短歌の感想を伝える」掲載の経緯は
この記事をご確認ください
掲載内容について修正・削除ご希望あれば
TwitterのDMにてご連絡ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?