短歌の感想を伝える 睦月 雪花さん
睦月 雪花さん
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一単語も余すことなく好きです。
「この一首で一時間くらい話しても良いですか?」
と申し上げたいくらいこの一首が好きです。
なぜなら私自身がこの一首と
全く同じ回答をした経験があり
この回答を何度も聞いたことがあるからです。
強烈な性格で毎日のように
「ご指導」下さっていた先輩に
趣味を聞かれた書店員一年目の私
何を血迷ったか
「読書とか好きです」と答えました。
今になれば分かるのですが
私が嫌々仕事をしていることに気付いたうえで
何が好きかと質問をしたのでしょう。
「自分が本当に好きな物事は
しっかりと好きである事を表現しなさい」
と珍しく怒らず、呆れた顔で言い去りました。
たった一日のほんの一瞬の出来事ですが
大切な記憶です。
その後もその先輩とは店や部署を変え
一緒に仕事をする機会があるのですが
「読書とか」と言い放った私は先輩になり
「読書とか」と恥ずかしながら
言う新卒やアルバイトを迎え
「読書とか」のセリフに呆れた先輩を
定年退職で昨年見送りました。
今年も「読書とか」と
私に言ってくれる子が現れるでしょうか。
本当に楽しみです。
たとえ乱文になってしまったとしても
自分の記憶と読んだ時の想いを織りまぜ
その当時の思いを語りたくなる
睦月 雪花さんの短歌には
そういった魅力を感じました。
多くの感動する作品
各メディア・企画に採用掲載された
作品があるのですが今回は私が
「この一首をどうして好きなのか」
本気でお伝えをすることを優先いたしました。
申し訳ありません。
貴重な機会と感動を
本当にありがとうございました。
「短歌の感想を伝える」掲載の経緯は
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