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転職はポジション選びが9割

こんにちは、常磐三千太(ときわみちた)です。

今回は、転職活動で1回しか面接に落ちたことがない私が、正しいポジション選びの方法についてお話ししたいと思います。

転職を考えている方はもちろんですが、まだ転職を考えていない方も「転職するとしたらこんなポジションかなぁ」「ポジション選びにはここを気をつけた方がいいのか」という事に気付けるので、ぜひ読んでみてください。

また、この記事は後半部分を有料にしています。無料部分だけでも十分有益ですが、後半は「差別化」ポジションを探す具体的な方法が書いてあるので、敢えて有料にさせて頂きました。

無料部分を読んで続きが気になった方は、有料部分も読んでいただけますと幸いです。

1.ポジション選びで失敗する人

転職活動で失敗する人の多くは、ポジション選びで失敗していると思います。なんなら、ポジションを選んだ時点で合否の9割は決まっているとっても過言ではありません。

では、どのような人がポジション選びで失敗するのでしょうか。これには2つあると思います。
(1)エージェントの勧めるがままに応募する
(2)現職の経験より待遇や成長性を重視する

それぞれ詳しくご説明します。

(1)エージェントの勧めるがままに応募する
これをやってしまう気持ちもよく分かります。私も最初転職を考えたとき、エージェントの出してくるポジションしか見ませんでした。

この行動してしまう人は、「とにかく辞めたい」という理由で転職を希望している人に多いです。「とにかく辞めたいから、いい感じのポジションを紹介して欲しい」というスタンスです。

転職エージェントは転職のプロだし、自分で探すより適正のあるポジションを紹介してくれるだろうと、思いますよね。でも現実は甘くありません。エージェントはあくまで求職者を「内定」させたら終了です。

一方であなたは、「内定」で終わりではありません。むしろ始まりで、そこから「そこの企業で幸せになれるか」が大事になってきます。

エージェントと求職者は二人三脚しているようで、実はゴールが全く違います。二人三脚でフルマラソンするのに、エージェントだけ500m地点で離脱するようなものです。エージェントは500mのタイムを求め、求職者は「フルマラソンを楽しく走り切ること」を目的としています。

また、「転職エージェントは転職のプロだし、自分で探すより適正のあるポジションを紹介してくれるだろう」というのは、半分正解で半分間違いです。

正解というのは前半部分で、確かに他人を転職させて転職先企業から報酬を得るという点で、「転職のプロ」と言えるでしょう。

ただし、「転職のプロ」が「あなたの適正に合ったポジションを探すプロ」というわけではありません。

まず「あなた」のプロではありません。あなたがどんなことで喜び、どんなことで悲しみ、どういった思想を持っているのか。何をやりがいに感じ、何に熱く燃えるのか。もしかしたら、あなた自身もよく分からないかもしれません。

よく分からないことを言語化しても、エージェントには伝わりません。もっと言うと、そもそも(多くの)エージェントにとってそこは重要ではありません。

また、多くのエージェントにとっては「あなたの仕事」の経験もありません。どのような仕事をしていて、どのような仕事ぶりなら活躍できるかなんて、分かりません。多くの求職者を転職を支援した実績があるかもしれませんが、その後のその人が幸せになったかなんて分かりません。

エージェントが紹介するポジションは、あなたから聞いた職歴や希望条件で検索し、その検索結果を送っているものです。エージェントが送ってきているポジションは(一応すべてに目を通していいと思いますが)、500mを走り切るためのものだと思って見るようにしましょう。
※転職エージェントを悪く言うつもりは全くありませんが、求職者が勘違いしているケースが多いので、互いの利害をしっかり把握したほうがいいとは思っています!

(2)現職の経験より待遇や成長性を重視する
これも「とにかく辞めたい」という人に多いです。さらに言うと仕事を「金を稼ぐための手段」と割り切っているケースが多いと思います。その考え自体は悪く無いですが、転職に置いて重視すべきポイントではないと思います。

たとえば、「これからの時代はAIだ!」と言って、現職では建設会社で営業をしていたのに、AI業界に飛び込もうとしても無理があります。これは極端な例ですが、これまでの経験と転職先の業務が線で繋がっていないと、そもそも選考のラインにも乗りません。

競合するライバルたちは、求職先と同じような実務経験がある人たちばかりです。その中で選んでもらうには、よっぽど「他業界・他職種だからこそ発揮できる価値」が無いと、勝負になりません。


2.なぜポジション選びが大事なのか


転職で大事なのは現職での実績を元にした魅力的な職務経歴書、素晴らしい面接の受け応えです。これを支えるものが、適切なマッチングになります。採用側の企業が求める実務経験がなければ、その企業にとっての魅力的な職務経歴書・面接の受け応えは作れません。

中途採用のポジションは、基本的に即戦力として募集されています。いくら現職で素晴らしい成績を残し、コミュニケーションスキルに優れ、リーダーシップを発揮できる人材でも、求めるポジションでの実績でなければ、高い評価を得られません。人間性だけで採用されるのは新卒の就職活動だけです。

大谷翔平は素晴らしい野球選手ですが、大谷翔平を選手として雇ってくれるサッカーチームは無いということを覚えておきましょう。


3.「即戦力」×「差別化」

さきほどの章で書いた通り、大事なのは「即戦力」です。それは皆さんも重々承知していると思います。
しかし、更に大事なのは他の求職者との「差別化」です。ここに気付かずに転職活動をしている人が多いように思います。

では「差別化」とは何か。
具体的にお話ししていきます。

一言で言えば、

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