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河野外相の心配は杞憂で日本的「鈍行」だけど良い国家的資源配分の再配置の途上です

私はむしろ良い傾向=国家社会主義からようやく脱皮しつつあるなと感じました。

優秀な人材が前例踏襲・我慢した時間数で評価されるような場所に死蔵されるのではなく、新たな価値を生む分野・あるいは官僚として影でこそこそ動くのではなく主体的に日本を引っ張る政治家に柔軟に供給されるシステムの方が長期でみれば勝ち抜いていけると思います。ソ連・中国が設立当初は高成長をしたものの、後に資源配分を「政府の失敗」で誤り失速したように。

霞が関の魅力の低減の大きな部分は厳格な天下り規制による経済的旨味の低減だと思います。激務や国民からのダメ出しは昔から変わらないので。

反対にそろそろ長年の垢を落とした方がよいと思われるのは、「ラ・サール→九州の大学の医学部→地元で開業」の医療利権です。こちらも前例踏襲の医療実務に有意な人材が供給されるよりは、研究・開発に向けられる方が長期で国家発展すると思います。

医療実務に超過利益をもたらしているのは日本型ポピュリズムによる健康保険の歪みです。高齢者の窓口一割負担はシルバー民主主義による人種差別の象徴として有名だけど、更に拠出の面でも年金控除がすごい効果を発揮して、殆どの高齢者は健康保険料の2-7割減免を受けています。おかげで現役の低所得層(年収200万円程度)はしわ寄せでとんでもない高負担率となっています。


何度でも噛み締めたいバフェット箴言
「卓越した記者陣がつくりあげるウォールストリート・ジャーナルの紙面には、あらゆる近視眼的愚行が網羅されている」


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