『ざつ』 お気楽TRPG日記16。シン・エヴァンゲリオンとか、シャドウラン『ラン&ガン』とか、邪神忌とか。


概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。今回は、エヴァとか、新刊とか、イベントとか。


 前回のnoteから激動の一週間でござった。

 『ラン&ガン』の最終校正でジタバタして、まだ表にしていないアレやコレに区切りをつけつつ、3/6は、下北沢のファンタジーハンドメイド(#ファンタジー市 で検索)でコノスさんの売り子の手伝い。月曜日はシン・エヴァンゲリオン劇場版を朝から鑑賞、25年の時をかみしめる。火曜日はゲーム学校の打ち合わせ。後は確定申告と、週末のシナリオだ。

 しかたないので、今朝は、DMMアカウントを久しぶりに起動し、競馬場に行きそうになり、鎮守府へ行って秘書艦の顔を見てきた。


   あー、以下、劇場版シン・エヴァの話します。

 ネタバレには配慮しましたが、誰かにとっては、ネタバレかもしれない表現があります。ネタバレを危惧する人は読むのを止めるか、速攻で映画館に行くことをオススメします。

 ちなみに、ゲーム学校の授業では、公開3日後の授業で内容解説するから、速攻で見ろ! という地獄めいた予定でした。うわ。



 かくして、俺たちの25年間に区切りがついた。

 月曜日の朝から調布のシネコン、シアタス調布に行き、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を鑑賞した。予告込み2時間45分は、体調的に不安もあったが、始まってしまえば、怒涛の展開で、緩急の効いた演出、さすがの作画と色彩、庵野パワーというべき演出構成で、大満足して帰ってきた。

 ここまでやってヒロインたち(人数はあなたの脳裏と答え合わせ)がそれなりにシアワセな決着を迎えたような気がするので、よかった。

 最初のTVシリーズが放映されたのが1995年10月、完結したのが翌1996年3月。あれから25年か。

 1995年は、先行して4月から『新機動戦記士ガンダムW』が放映されており、私としては、久しぶりにアニメーションにハマり直して盛り上がっていた時だった。衝撃的な作品だった。諸々あって、『ナディア』は見られなかったので、久しぶりにガイナックス作品をちゃんと見た。

 あれから、25年か。

 この時代を生き抜き、結末を見た。満足した。

 素晴らしい作品だった。面白かった。

 制作陣の皆様、いい時間をありがとうございました。

 そして、エンドロールに、「名誉特技監督 増尾昭一」と出た時に、すこし、うるっと来た。35年ほど前、アニメの制作進行を2年間だけしていた頃、増尾さんには大変お世話になった。その後、私は、アニメに関しては一ファンになった。増尾さんがエヴァで活躍しているのは知っていたが、2017年に亡くなられてしまった。ああ。


 そんな感慨を胸に劇場を出たが、その晩には、この完結編のあれやこれやのシーンをTRPGで再現する場合のネタを考えていた。『ざつ』だな。いや、業かもしれない。

 まあ、ネタバレにならない範囲でいずれ。


 新刊案内:3/24シャドウラン『ラン&ガン』


 まあ、随分遅れてしまいましたが、『シャドウラン5th Edition』のコア戦闘ルールブック『ラン&ガン』が3/24頃発売になります。

 頃、というのは『ざつ』ですが、まあ流通の見込みなので、本屋さんでご確認ください。Amazonは3/24と言っていますよ。私も校正を終えていますので、もう後は印刷所で何か起きない限り・・・と言ったら、コロナの影響で流通インフラに影響が・・・とかいう不安なニュースも流れております。許してくれ。


 とりあえず、ああ、やっとここまで来ました。

 コア戦闘ルールブックという言い方は、シャドウラン5th Editionの言い方で、基本ルールブックに加えて、戦闘、キャラクター、魔法、マトリックス、身体改造、クリッター、ヴィークルに関する専門ルールブックが刊行されてこれをコアルールブックと呼んでいます。これらはすべて翻訳したいのですが、4thの時より多い気がするのはなぜだろう。『ざつ』だな。

 内容としては、戦闘に関するあれやこれやで、デンジャー・センセイによる講義から始まり、追加の武器・防具・戦術オプション・格闘技・極限環境でのサバイバル・爆発物などなど、派手にやりたい皆さんには、大興奮の一冊です。

 これで、モノフィラメント・チェーンソーも、水中戦も、解禁ですぜ。


 発売になったら、基本ルール発売に合わせたようなキャラクター作成コンテストをしようかなと企画中です。詳細が決まりましたら、こことブログで発表します。会場は、こちらかな。前回のキャラコンの内容が見られますので、キャラメイクに困っている人は参考までに。

 『ざつ』な誘導だな。


告知:3/15邪神忌


  今年も3/15、ラヴクラフトの命日に、阿佐ヶ谷ロフトAにて、ラヴクラフトを偲ぶイベント『邪神忌』を行います。ああ、もう後4日だ。

  詳しくはこちら。

 今回は、『ゴブリンスレイヤー』の蝸牛くも先生がゲストで、『クトゥルフ神話とヒロイック・ファンタジー』というテーマで、共同開催の森瀬繚さんと3人で色々語る予定です。

 時期も時期なので、それぞれ色々語ったり、紹介したりする予定です。

 残念ながら、東京都は緊急事態宣言が延長されてしまったため、配信がメインとなります。来場し、直接観覧することも可能ですが、阿佐ヶ谷ロフトAもお酒を出す飲食店なので、8時でお客様は退出となってしまいます。第一部だけになってしまい、すいません。会場チケットを購入された場合には、その後の配信は無料で視聴できます。

 本当は、ずっとお話したいのですが、コロナもまだまだ終息の目処がついていませんので、やむを得ないことです。

 また、紹介文の方に、参考URLが貼り付けられております。イベント前知識としてこちらの記事もご参照ください。
「ゴブリンスレイヤー」原作者・蝸牛くも氏×グループSNE代表・安田 均氏対談。オールドスクールRPGの新たな潮流

 読むと分かるんですが、蝸牛くも先生の濃さが・・・すごいです。

 まあ、そんな感じでやりますので、お楽しみに。

 サービス、サービス! 

 時期的に『ざつ』な終わり方。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?