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『ざつ』 お気楽TRPG日記32。歳は取りたくない訳じゃない。加速する闇パッケージ版とか、ザ・ループTRPGのシナリオとか、バトルテックとか。

概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。今回も『ザ・ループTRPG』とか、マーダーミステリーの話を中心に色々。あと、59才になりました。

 歳は取りたくない・・・という訳でもない。

 6月22日で59才になりました。数えで60才。来年は還暦ですな。

 まあ、髪も白くなり、無理も聞きません。まあ、そういう歳なのでしょう。50才になったら、死んじゃう「深淵」というTRPGを30年近く作っているのですから、ひどい話です。もう少しの間、『ざつ』に生きて、ゲーム作りや翻訳などをしていけたら、幸せだなと。

 60才までにやらねば、ならぬ仕事がスタックしておりますので、もう少し頑張ります。

 そう言えば、先週、一足早い父の日にて、娘より。芋焼酎「殿天爽をもらう。ありがとう❗ 薫りがいい!! 美味い!!

 味噌が合う。ピキーーーーーン!!

 「加速する闇」パッケージ版が7月上旬に発売!


 昨年前半に制作していた拙作のマーダーミステリー「加速する闇」のパッケージ版が7月上旬に発売となります。詳しくはディアシュピールのサイトを御覧ください。いつもながら、『ざつ』な丸投げですいません。

朱鷺田祐介によるシナリオを元に、かわぐちまさしが制作した新作マーダーミステリー。

舞台は2025 年日本

東北の地下に建設された直線型粒子加速器JLC(日本リニア・コライダー)を地震が襲い、隔離された地下施設に、数名の男女が地下に閉じ込められた。

地震程度で施設の機能がマヒするはずもない。
一体何があったのだろうか?

そして、閉じ込められた一行は無事脱出できるのだろうか?


 私がシナリオを書き、ディアシュピールのかわぐち店長さんが制作をしてくれました。かわぐちさん、ありがとうございます。

 その結果、公演版とも少し内容が異なりますし、昨年のテストプレイ版からもかなり変わっています。興味がありましたら、ぜひ!

 7/4 仙台「第1回TRPGシナリオ即売会」参戦

 もう2週間を切りましたね。7/4は、こちらのイベントにゲスト参戦。
「ザ・ループ」とか「シャドウラン」とか、お題別のトークショーを行います。

  ザ・ループTRPGのシナリオとか


 毎回ではございますが、Free LeagueのナラティブTRPG『ザ・ループTRPG TALES FROM THE LOOP – THE ROLEPLAYING GAME』日本語版(グラフィック社)が発売中でございます。詳しくは、グラフィック社の公式ページをぜひ。皆様のご要望に答えて、公式ページで、キャラクターシート、マップのPDFの無料ダウンロードができるようになりました。加えて、翻訳チーム有志によるGoogleスプレッドシート版のキャラシートも公開されましたので、オンライン・セッションなどにお役立てください。

 ウェブ上でよく見られる質問に、「掲載シナリオはキャンペーンなので、単発ではどうすればいいですか?」というものがあります。

 ご安心ください。

 掲載シナリオ4本はキャンペーンに出来ますが、最初の3本は単独でも遊べます。特に、1本目、夏のシナリオは説明も多めに書かれた入門シナリオでもあります。また、メーレラン湖地方のNPCに関連するシナリオフックを使って、箱庭的に遊べる「ミステリー・ランドスケープ」もありますので、そちらもお試しください。

 まあ、お買い求めになった方は、悩む前に、ルールブックを眺めてください。それで浮かんできますよ。

 「ザ・ループTRPG」は非常に親切なTRPGです。原作物ということもあり、TRPGの経験が少ない方向けのガイダンスがたくさん書いてありますので、そいつを利用しましょう! 『ざつ』ですが、真実です。

 それじゃ足りない?

 その場合は、それっぽい時代の映画やドラマ、アニメを思い出しましょう。ちょうど、「スタンド・バイ・ミー」や「グーニーズ」、「ゴーストバスターズ」が地上波で放映されました。キャラクターを作って、あの話を遊んでみましょう。キャラクター作成自体が、あなたをメーラレン湖の島々へ誘導してくれるはずです。

 「ドラえもん」みたいな「すこしふしぎ」なSFジュヴナイルはすべて、シナリオのヒントになりますが、最近のアニメだって役に立ちます。

 ついに最終回を迎える「ゴジラS・P」なんて、いつか来る怪獣を退治するため、二脚ロボットを作っているお祖父ちゃんとか、骨から出る電波を観測して半世紀という謎の研究所とかたくさん出てきますので、ヒントの宝庫!

 あと、秘密ですが、これ時間SFなんですよ!

 先週完結した「Vivy -Fluorite Eye's Song-」は、AIと呼ばれる人型ロボットに関する100年の物語ですが、逆に言えば、時間を越えて送り込まれる四角いAI、マツモトとか、歌を歌うために作られたAI「ディーヴァ」がキッドたちの前に登場すれば、そのままミステリーになります。

 ジュヴナイルSFという意味では「SSS DYNAZENON」もいいですね。彼らは高校生やニートですが、変なお兄ちゃんから、合体ロボのパーツをもらって怪獣と戦う羽目になる。怪獣のところに一捻りすれば、使えそう。

ゲーム学校でバトルテック。

 ゲーム学校は審査会期間を終えて授業が再開。

 「ゲーム研究」の授業では、戦術級シミュレーションゲームの事例として、ロボットバトルものの「バトルテック」を2回連続でプレイ。FASAが開発した傑作で、日本では富士見書房で平成初期に出ておりましたが、FASAの解体に伴い、絶版。私の授業では富士見版を教材としていますが、そろそろ耐用年数がねえ。一昨年、FASAの権利を継承したカタリスト・ゲーム・ラボから35周年版が出ておりますので、ルールはそちらに準拠しつつ、初回はルール習得用の変速戦。
 丘を守るライフルマン、フェニックスホーク、サンダーボルト。
 迫るはバトルマスター、ローカスト、スティンガー。

 バトルテックセンターの件も解説しますよ。
「戦場の絆を20年先取りした先進的なゲーム」として。

 次回は100トン戦。

 まあ、このためにデータを見るのが勉強かと。

 『ざつ』な感じで引き続き、やっていきます。






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