『ざつ』　お気楽TRPG日記29。Role & Roll200とか、TRPGフェスティバル・オンラインとか、ディプロマシーとか、ザ・ループTRPGは6/8発売とか。

概要：還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介（ときた・ゆうすけ）が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。今回はRole & Rollの記事とか、イベントとか、ゲーム学校とか。

　あっという間に、５月も終わり、『ザ・ループTRPG』（グラフィック社）は6/8発売ですから、もう目の前ですよーーーー。

　『ざつ』な宣伝だ。

Role & Roll200発売中

Role&Roll200が発売中です。

今回、朱鷺田はシャドウランのシナリオ「超音速スゴイハヤイ・ビル905」を寄稿。さいたま九龍城でニンジャ軍団とたたかうよ。こちらは、キャラコンとも連動していますのではっちゃけた遊び方の例としてお使いください。

　割と『ざつ』でありつつ、馬鹿げたニンジャが出てきます。

ゲーム紹介コミック「スピタのコピタの！」では、６月８日発売の「ザ・ループTRPG」を紹介していただきました。なお、今回はループものっぽいシナリオですが、ループとは環状の粒子加速器のことです。常にループはしません。たぶん。

　紹介コーナーに出ていたホビージャパンさんの新作ボードゲーム「ひっつきクトゥルフ」が近日発売予定。クトゥルフ神話ということで、翻訳を担当させていただきました。クトゥルフ系アクション・ファミリーゲームです。

　この他、『エクリプス・フェイズ』は岡和田さんがソロシナリオを寄稿。

TRPGフェスティバル・オンライン

　5/29は、Role & Roll200号記念TRPGフェスティバル・オンライン。

　こんなに大規模なオンライン・イベントが開催されるというのは時代を感じさせますねえ。

　朱鷺田は、「シャドウラン」のGMを担当。Vol.200掲載の「超音速スゴイハヤイ・ビル905」と同じさいたま九龍城を舞台にした「さいたまアースアップライジング」。なんかカッコいい響きにしていますが、アレな敵が出てくるシナリオです。いずれ、Role & Rollに掲載したいので、その時をお楽しみに。

　なお、テストプレイで、闇バンクの電子通貨「淡路島ペリカ」の話をしていたら、さいたま九龍城のリアル通貨として、コバトンを提案いただきました。さいたまの県の鳥「シラコバト」から生まれたゆるきゃら「コバトン」を刻み込んだコインで、主に、さいたま九龍城の中にあるカジノ「浦和パチンコタウン」や駄菓子屋で使えます。

　１新円＝10コバトン＝1000ペリカ

　「その設定いる？」「誰が使うの、そんなヤバそうな金」というご意見もありますが、朱鷺田的には、かなり気に入っています。

　『ざつ』な感じがいいですよね。

「報酬は、1000万ペリカだ！」

ディプロマシーな日々

　朱鷺田は副業として、バンタンゲームアカデミーというゲーム学校の非常勤講師をしています。通年ではライター系のクラスが中心ですが、ここ数年、前期だけ、アナログゲームで色々なゲームジャンルの基礎教養を教える「ゲーム研究」という授業が入り、どっと授業が増えます。今年も、おかげで週19コマ、水曜日の午後から金曜日一杯は、ゲーム学校の授業が詰まっています。この曜日は、連絡が遅くなりますので、ご了承ください。

　「ゲーム研究」は、ダイスゲームから始まり、カードゲーム、ボードゲーム、人狼、シミュレーションゲーム、TRPGと進みます。拙作のライブアクション型マーダーミステリー『玉座の闇』は、この授業で使うために開発したもので、12名から21名という多人数対応はそのためです。今年も７月の授業を目指して企画中ですが、今年は28名のクラスがあるので、最大28キャラか。地獄めいた様相だな。

　先週から、シミュレーション・ゲームの回で、まずは、戦略級シミュレーションということで、『ディプロマシー』。クラス全体を６カ国に分け、残る１カ国（イタリア）を私が担当して、２週かけて５年ほどプレイするというもの。遊び方を伝えるために、ややトリッキーな『暴れるイタリア』で、『豪腕交渉と二枚舌』を駆使して生徒を煙に巻きます。

　しかし、５クラス目になると、なぜかフランス・ドイツ・オーストリア連合による包囲網をくらい、死ぬ、死ぬ言いながら、防御に徹する羽目に。

講師「俺、何か悪いことしたーー？」
生徒「前のクラスでさんざん」

　生徒の横の情報網、あなどりがたし。
　いつの間にか、クラスのDiscordサーバーが立ち上がっているし。

　確かに、俺は言った。

「電子メール、LINE、Twitter、置き手紙、手旗信号まであらゆる通信手段は使用可能」

　時代は進んでいるなあ。

　そういう訳で、今週はその続き、イタリアは『ざつ』に頑張ります。

　『幼女戦記』面白いなあ。