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『ざつ』 お気楽TRPG日記94。信長の黒い城クラファン150%突破とか、ラヴクラフト聖誕祭とか、シャドウラン川崎とか、オンラインセッション昔語りとか、バンタンで通路やカルカソンヌとか、告知9/4玉座の闇3とか。

概要:還暦TRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の雑談とか、告知とか、ゲームを遊んだ話とか、アニメや映画を見たとか。

 ダメな時は寝る。
 私の好きな言葉です。
 それはさておき、腰が痛い。

信長の黒い城クラファン150%突破

 戦国ドゥーム・メタル・ファンタジーTRPG「信長の黒い城」クラウドファンディング中。多くの方にご支援いただき、第二のストレッチゴール150%を突破、「追加シナリオ集の製作」が決定しました。
 ありがとうございます。
 こちらは、「足軽ファランクス」以上のプレッジをしていただいた方全員にリワードとして、PDF形式のシナリオ集をお付けします。追加されるシナリオは5本ですが、ストレッチゴールの達成率次第でさらに追加される可能性があります。お届けはPDF版ルールブックと同時期の予定です。
 そして、次のストレッチゴールは175%、黄金インクですよ!
 信長だから、やっぱり派手な金色だねーーー。
 という訳でよろしくお願いします。

 さらに、200%のストレッチゴールも決まりました。
 信長の黒い城 「オリジナルゲームマスタースクリーン」を製作します! こちらは追加リワードとなりますので、解放されましたらぜひチェックしてみてください!

 サイトは以下のURLで。

https://www.kickstarter.com/projects/nobuborg/trpg?ref=thanks-tweet

 今は、200%までしか設定されておりませんが、300%になれば、箔押しとか、追加特色とか、よりカッチョイイ本になります。
 

 公式サイトはこちら。

 同人版はこちらで通販中です。

 さらに、このクラファンの宣伝を兼ねて、コミケ100で「安土城の魔宴 織田信長と13人 信長の黒い城 シナリオ・ソースブック」を頒布。

「信長の黒い城」はどんなゲームかについては、こちらをどうぞ!

ラヴクラフト聖誕祭

 8/20は、クトゥルフ神話の父、H・P・ラヴクラフトの誕生日を祝うラヴクラフト聖誕祭でした! 今回のテーマは、“クトゥルー神話とファンタジーTRPG”。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』や『暗黒神話TRPG トレイル・オブ・クトゥルー』などの翻訳に携わられてきた翻訳家の楯野恒雪様、株式会社ホビージャパンにてTRPG営業担当を務めておられる上田明様を登壇ゲストとしてお迎えし、半世紀にわたるファンタジーTRPGの歴史の中で、クトゥルー神話がどのような影響を及ぼしてきたか、お話をさせていただきました。

 「世界最大のあのTRPG」におけるクトゥルフ神話要素が中心の話題ですが、話はなぜか19世紀、超古代文明ブームの草分けとなったアトランティス伝説本の話から。いやまあ、TRPG誕生に大きな影響を与えたヒロイック・ファンタジーの歴史を語るために必要な話なんですよーーーー。さらに、チェーンメールからTRPGが誕生する流れの中でフィギュア・ゲーム的な「ファンタジー軍団」設定オプションルールがあったなど、意外に語り忘れられがちな部分にも踏み込み、TRPG史を再検討したい方には、なかなか刺激的なトークでした。朱鷺田はどちらかと言えば、TSR生まれではないので、なかなか新鮮な回でございました。

楯野恒雪さんとは、それこそサイバーパンク2020の頃からの知り合いだが、相変わらずの好青年っぷりでカッコいい。さすがに白髪が増えたが、元気なのよきこと。 翻訳の苦労話とか止まらないのはお互い様。 「最近、オフラインセッション出来なくて寂しい」といいつつ、Kutuluのデザインコンセプトの話になると熱く語っちゃう楯野さん、そこはゲーマー的にいいね!

 9/3まで配信で見ることが出来ます。

ラヴクラフト聖誕祭でゲットした創作物。手前3つが田辺剛さんのクトゥルフ神像。うしろのマンドラゴラは常連参加者の造形師さんから。
ホビージャパンさんの「ビジュアルストーリーブック クトゥルフの呼び声」
参考展示 フロッグゲームズさんのKutulu クラファン用試作版と グリモワール

シャドウラン川崎

 そんな状況でも、ゲームはする訳で、日曜日はシャドウランの横浜キャンペーン。川崎競馬場に巣食うマトリックス・ギャングの調査だったはずが、ヤクザとメガとギャングが揉めている渦中に飛び込んでしまい、

 ねえ、なんでネカフェとスタファー・シャックの屋上に、マヤ様式のピラミッドがあるの?

「横浜近辺にいるヘッド・ケースのグループを探してくれ」というイーヴォの依頼に沿って調査すると、なぜか、川崎競馬場周辺で暗躍するマトリックス・ギャング「のまど」が、それっぽいと分かり、川崎へ。
 「のまど」は、川崎競馬場駅前のネカフェ系リクライニング・スペース(コンパック資本)を根城にしていることが分かる。

 コンパック?

 何か引っかかると思いつつ、行ってみると、1階にはコンビニ(スタファー・シャック)、食料品店(ナチュラル・バット)、ビアホール(カールスバーグ)が入った雑居ビルの2階と3階がコンパック系のネカフェ、4階にコンパックのサポートセンター、ヘルスケアのクエルオ・ラディカル、遺伝子治療のジーン・ティーク、屋上にはピラミッド魔法店。
 やだーーー、この雑居ビルの企業全部、アズテク系じゃないですか!

 おかしい、チンピラっぽいマトリックス犯罪者を調べに来ただけなのに、ビル全体がビッグAの企業領地です?

 それでも、ネカフェに向かうと、なぜか、AVのゲリラ撮影中のポルノ映像製作会社、地元の過激派ヤクザ、インターポール(を偽装したゼーダー・クルップ重工の魔法エージェント)、欧州から来た魔法結社の大物が入り混じった大乱戦が発生。
 店内に流れるメッセージ。

「当店はアズテクノロジーの企業領地です。
 迷惑行為、犯罪行為に対してはアズテクノロジー企業法が適用されます」

 さらに響き渡るジャガーの遠吠え。

 参加者「なんかサタスペ」
 GM「大丈夫、これもシャドウランだから」

 「シャドウラン」。時々、トンチキ度が上がりますが、まあ、もとからこうです。日本を舞台にすると解像度が上がりすぎて、サタスペっぽくなりますが、メガを出せば、だいたい、シャドウランです。

あえて、コンビニのジャンキーな合成食品をつまむ

バンタンで通路やカルカソンヌ

カルカソンヌ

 ゲーム学校の授業が再開。ゲーム研究はタイル・ゲームとして、「通路」と「カルカソンヌ」をプレイ。


 「通路」は、カリプソ・ゲームの「Tsuro The Game of The Path」。
 2-8名、プレイ時間10-20分のライトなパズル系ゲーム。インスト速度が超速いので、ゲーム大会主催者には超オススメ。

 「カルカソンヌ」は2001年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した傑作ゲーム。ランダムに引いたタイルをつなげて配置し、都市・道路・教会などを建設するワーカー・プレイスメント・ゲーム。最後に、草原の支配権で逆転する可能性があったりして、やり込めばやり込むほど面白い。
 その一方で、街を作っていく建設系の楽しみがあり、カジュアル・ユーザーにも楽しめる。我が家では妻が気に入って、かなり遊んでいた時期があります。

ゲーム学校の展示物 

 

Kutuluの上には田辺剛さんのクトゥルフ神像

 前説で、展示物の解説。
 「Kutulu」のクラファン特典「本皮製本ルールブック」はなかなか評価が高い。また、ソロジャーナリングRPGという流れにも言及、まあ、分かりにくいかもしれないが、これはこれでエモい展開だから。
 これから、ソロジャーナリングに触れようという場合は、TALTOで公開されたばかりのヤネウラさん作「Drive My Soul, Drive Your Heart」がわかりやすいかと思います。

 二人がドライブする物語。 素敵である。 ソロジャーナリングのコンセプトがよく分かる。 イラスト製作AIの可能性も見える。

 早速、TALTOがソロジャーナリングに対応、プレイログ用のスペースまで設定した。素早い!

オンラインセッション昔語り

「オンセは最近の文化」というよく分からない文字がTLを流れていったので、老人の昔語りをつぶやいてみたり。

 前に書きましたが、朱鷺田は、1987年に、パソコン通信のNifty-Serveに参加し、そこでゲームフォーラムを主催する多摩豊さんに拾われて、TRPG業界に入る訳ですが、この時代、すでに、ネットを使ったTRPGセッションは存在しています。
 私自身、デビュー後の80年代末に、チャットでT&Tのリプレイ収録して「ウォーロック」に載せたり、シャドウランの初版キャンペーンをニフティのチャットでやったりしています。NIftyで私以外の人もチャットTRPGやっていたし、PC-VANでも活発にTRPGを遊んでいるSIGがありましたね。ここらは詳しい人、よろしくお願いします。

 もうどこかにログがあるかどうかも分からないけれど、多摩さんの企画で、SF大会の晩に、Ascii-NetとNifty-ServeとPC-VANともうひとつぐらいネットのTRPGフォーラム/SIG(Special Interest Groupe)をCompu-Serveにぶっつなげて海外メーカーにインタビューした。たぶん、名古屋の時だったような気がする。この辺のネット関係は、多摩豊さんの功績が多く、私はお手伝いでした。多摩さんに関しては、いずれ安田先生あたりから語り残していただけるとありがたいです。もしかすると、その後出たケイブンシャあたりのTRPG本にインタビューの一部が採録されたはず。 我が家では「発掘できる場所にない」ので、誰か見つけた人、よろしくお願いします。 (「ざつ」な投げ方)

日々の告知:9/4 玉座の闇3 五王国会戦公演

 9/4 Day Dreamさんにて、玉座の闇シーズン3 五王国会戦。朱鷺田が進行役を努めます。

 One D&Dはまだ語れないので、いずれ!

 「ざつ」だな。

 ところで、リバイスが最終回だから、ドンブラザーズも最終回とか、馬鹿じゃないの?(褒め言葉)


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