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『ざつ』 お気楽TRPG日記50。粋なゲーマー令和版とか、玉座の闇シーズン4 魔王復活先行体験会とか、シャドウラン歌舞伎町とか、OSRとか、シナリオに困ったらとか。

概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。先週、ああ書いたのに翌日には反対のことをするという『ざつ』な生き方をしています。

粋なゲーマー令和版


 秋山真琴さんの主催するオンラインマガジン「アナログゲームマガジン」に先週から参加しました。調子に乗って2本目の原稿「TRPGいきあたりばったり0:とりあえず、TRPGの話をしようか?」を書いたら、色々アイデアが降りてきたので、前回の『ざつ』では書かないとか言っていた「粋なゲーマー養成講座」の令和版、「令和版粋なゲーマー養成講座:ライトサイド0:邪神神話の再興と技術の再発見」を書いてしまいました。すいません、『ざつ』な生き方で。今回は、クトゥルフ神話TRPG編です。まだ、コンベンションも始まってませんので、この項目続きます・・・が、今月のノルマは終わりましたので、続きは来週? え、本当? という状況です。

 コロナ環境下のコンベンション事情に関するアンケートも取っておりますので、ご協力をお願いします。

 一応、続きの下書きとか作ってはいるのですが、炎上必死の展開で、おやまあ、という感じであります。いや、仕事しろ。

 あ、ちなみに、これは「ライトサイド(希望の世界線)」です。「ダークサイド(絶望の世界線)」とか、ループするほむほむサイドとかも考えておりますので、興味がありましたらぜひ応援を。

 後、ネタも募集中です。

玉座の闇シーズン4 魔王復活先行体験会

 

 日曜日は玉座の闇シーズン4 魔王復活の先行体験会。最大24名(キャラは28名)の枠に22名ご参加いただき、ありがとうございます。熱演、推理、暗躍、結婚、クエストに挑む勇気と無謀、悲喜こもごもが入り交じる面白い一日になりました。参加者に改めて感謝。
 製品版はゲームマーケット秋にて発売。ゲームマーケット秋では、オゾンさんのマダミス・ブースに委託する予定です。価格その他に関しては、後日発表します。ゲームマーケット秋の後はコノスさんの通販に乗せる予定です。

 なんか色々『ざつ』ですが、多人数LARPとファンタジー版マーダーミステリーの融合した『玉座の闇』にご期待ください。

 12月には、静岡での公演も決定しました。

 今回もペンギーノ・キッチンとのコラボで美味しい肉と魚をいただきました。参加者の中に、VRChatでTRPGをしているエッジな方がいて、色々興味深い話を聞きましたが、もっともHotな話題は・・・

「VRゴーグルの評価は色々あるが、なぜか日本人は寝心地に着目する。VRChatしながらの雑魚寝は最高」

 いや、面白いなあ、時代は加速しているなあ。

 シャドウラン歌舞伎町


 先々週の日曜日は、シャドウランの横浜キャンペーン。

 前回に続き、Started from the Bottomに登場するヤクザ関連の弁護士さんからお仕事をいただく。このシナリオのキーアイデアを一個使うので、詳しくは申し上げられませんが、NPCを歌舞伎町に探しに行く話です。

 そういう訳で、2075年の新宿歌舞伎町を描写するのですが、何しろ参加者に、歌舞伎町の元住人、呑助で歌舞伎町の常連などがおり、Google Mapsを見ながら、2075年の歌舞伎町を再現していく解像度がやたら高まり、実に面白かった。

 歌舞伎町の入り口にあるドン・キホーテはどこの管轄か?という議論に始まり。最初はアズテクっぽいという意見もありましたが、アズテクならスタファーシャックにしちゃうだろうというところで、シアワセ傘下にしました。「でも中にある商品は、アズテクが安価で作った感じで」。

 さらに、歌舞伎町のストリート、風林会館の近くに暮らす(自称)元ランナーの源さんに話を聞く段になると、一気に、土地勘が爆発。

「ロフトから右に入ってあの辺か。で、あのひとをどこで見たって?」

「あの裏通りから来た。例のガンスミスの店からだろう」

「銃砲店、確かにある、ある」

「実在! 来たこれ」

「源さんは、アル中なので、金を渡すとすぐに飲みたがるな」

「すぐそこに立ち呑みの**(実店鋪名)が」

 いかん、すでに歌舞伎町はシャドウランだった。

OSR=オサレ? それは違う。


 「ザ・ループTRPG」の翻訳に参加してくださったふぇるさんやもんすとろーむさんがMÖRK BORGに関してTweetする中に、OSRという単語がある。朱鷺田的には、OSRというと、備前さんが昔、作っていた『ブリーチ』RPGがOSR(オサレ)を名乗っていたのが連想されてしまい、MÖRK BORGもオサレやねえと思うのでありましたが、さすがに、スウェーデンのTRPG事情にそれはあるまいと気付き、検索してみたところ、全然違いました。

「OSR=Old School Renaissance /Revival」
 21世紀の肥大化するRPG(特にD&D3版以降)に反発し、1970年代の初期TRPG(特に初期D&D)のコンセプトを再評価し、そこからのインスピレーションに今のセンスを載せてデザインしたTRPG、というあたりのようです。

 私自身の理解は『ざつ』なので、以下のサイトをご覧ください。

Old School Renaissance

Quick Primer for Old School Gaming

A comparative exploration of OSR RPG systems - Mork Borg

 結局、MÖRK BORGがオサレ。『ざつ』だな。

 シナリオに困ったら


TRPGのシナリオに困ったら、最近、見た映画2本を合体させればいい、と自著「ダンジョン・シネマテーク」でも言った発想法を実践した結果、

「デューン 砂漠の新選組 燃えよ剣」爆誕!

あ、なんか行けそうな気がする。
「火星の新選組」とかあるからな。

これ、最近見たアニメでも出来るのだ…
「サクガン! アクアトープ」
「逆転世界の海賊電池王女」
「古見さんは魔法科高校の劣等生、コミュ症だからしかたないね!」
「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でアイスホッケーするアイドルになります」

イケる気がする!

アニメニコイチタイトル集
「メガトン級ヴィジュアルプリズン」
「コードギアス 境界戦機ルルーシュ」
「結城友奈は終末のワルキューレ -大満開の章-」
「最果ての舞妓さん パラディンさんちのまかないさん」

アニメニコイチタイトル集
「大正オトメ御伽話 takt op.Destiny」
「大正オトメ御伽話 Deep Insanity THE LOST CHILD」
御伽噺+英語タイトルが汎用性高すぎる

「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生したんですが、真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」
「シャーマンキング Scarlet Nexus」
「180秒で君の耳を幸せにできるか? 無職転生 異世界行ったら本気出す」
「マブラヴ オルタネイティヴ 先輩がうざい後輩の話」

 調子に乗って、こんな大喜利を金曜日の朝からやっていたら、ライトノベル作家の葛西伸哉さんから、ご指摘をいただきました。

今期は「すぐ死ぬ」の汎用性が最強かも知れません。

「真の仲間でないと勇者のパーティを追い出されたのですぐ死ぬ」
「しょうたいむ! 歌のおねえさんだってすぐ死ぬ」
「世界最高の暗殺者、すぐ死ぬ」

朱鷺田「ほんまや!」

 こうして出来上がったシナリオがどうなったかは、来月のお楽しみ!

 うわ、『ざつ』!

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