夜のクラゲは泳げない 感想記事目録
個人的に物凄く入れ込んでしまっているアニメ「夜のクラゲは泳げない」は、百合アニメみたいな印象もあるのだろうが、真摯にクリエイターとして頑張り足掻く少女たちの青春群像劇の側面が強い。
そんなアニメを見て書く感想記事はついつい長文化しがちだ。熱量には熱量で応えたいスタンスなので致し方なし。
各話リンク
波に漂い停滞していた2人が出会い、物語が始まる。
推しこそ生き甲斐なめいちゃんが現れるお話。
珍妙な踊りに涙が出るお話。
こんな時に必要なのは、リア充とパーティーと家庭的な彼女!
ササクレも、一気にめくれば怖くない。
JELEEに足りない鋼メンタルさんとの交流。
唐突にバイク免許合宿が始まる。
群がる悪意を生贄に捧げ! 現れよ、天翔ける海の月!
投げちゃいけない賽は投げられた。
灯された光の価値は10万円を凌駕する。
この世で一番好きなものは何か? キウイ「それは…〇〇だ!」
この水族館は君を入れて完成する。
漫画や小説にSNSにラジオとボイスドラマもある
夜のクラゲは泳げないには、書き足りない部分を補完するような小説版、漫画版も存在します。更には本編と連動する「JELEE公式アカウント」等もあるため、クラゲの触手の如く纏わりついて離さない沼じみた作品。
アニメ12話でキッチリやるべき事を良くも悪くも過不足なくやりつくしていたが、やはり物足りなさを感じる部分もなくはないため、補完要素がこれだけ充実しているのは有難い。SNSに至っては好みの料理とか他愛ない会話劇などを見ることも出来るし、
中でもボイスドラマは必聴の価値あり。特に11話。瀬藤メロについての解像度を爆上げできます。ぶっちゃけ本編でやるとテンポ悪くなるのはわかる、わかるんだけど、これを聞いてないと彼女の中にある複雑骨折したクソでか感情を理解しにくい! 11話まで見たならば是非とも聴いてほしい。
どういう人に刺さる?
何かしら自分の好きな創作活動があって、色々葛藤したり投げてしまっている、しかし諦めきれずにズルズルと引きずってしまっている。
そんな経験がある人には滅茶苦茶刺さりそう。当然私にも刺さった。
夢のあった少女たちが集まって、成し遂げられなかった夢を叶えるためにひたむきに頑張り、現実にも立ち向かう。7話までが夢、8話から現実の境目。最後はスッキリ終わる。あまりにもスッキリなので多分2期は望み薄いか? でも制作陣営の熱量は凄まじい、皆この作品を愛しているように見受けられた。
百合作品?
作画崩壊などの雑味もないため、とっつきやすさは十分。主に少女や女性がメインだが、「女性しかいない世界ではない」。不自然なほど男性のいない可愛い子しかいない作品も珍しくない昨今、しっかりと男キャラも出てくる。
5話で百合作品認定する方(私も一時期した)には申し訳ないが、この作品は「百合要素もあるが青春に重きを置いている作品」です。百合オンリーのコンテンツではないことを予めご承知おきください。〇話にてメインキャラ1人が「やることやっているのではないか」疑惑も湧きます。あくまでも疑惑です。
超おすすめ
オリジナルアニメ故に予備知識不要。
12話で続編の気配を感じさせずに完結。
作画崩壊なし。
ド安定の王道作品。個人的に私のおすすめです。
サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。