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PEKOの減薬物語 Vol.2 2021.4.19       目の病気の治療用ステロイドが作った不眠症のはじまり

いきなりの目の疾患ぶどう膜炎と原田病で入院
これまでの経緯は
https://note.com/tokio_tsukizaki/n/n2ae4d298edf9
入院した時にはもう虫メガネなしでは文字が見えない位に視力が落ちていた。その上原田病の症状の一つでもある難聴になってしまい人の声が聞こえにくい。人間の体なんてあっという間に健康を失ってしまう…。

ステロイドは引き起こす覚醒作用に眠れぬ夜を耐えること

私はその時しみじみ思った。翌日からステロイドの服用が始まった。免疫抑制剤は2週間後くらいから服用予定と薬剤師から言われた。ステロイドの副作用は数えきれないほど治療承諾書に書いてあったがその一つに覚醒作用がある。入院生活で安静にしているのも手伝い消灯時間の夜9時~翌朝の6時まで一睡もできない。自宅にいるときは12時前に寝たことなどないので長い長い時間を耐えなければならない。雑誌も読めないし少しラジオを聞くくらいでなんとか時間をつぶす方法がなかった。

看護師から気軽に勧められた睡眠薬が
病棟の看護師は眠剤飲む?と気軽に聞いてきた。当時睡眠薬に知識のない私は何の躊躇もなくルネスタという薬を飲んでしまった。今なら絶対断るがその時は長すぎる夜と深夜の絶え間ないナースコールにイライラしてしまっていた。しかしルネスタを飲んでも1時間位しか眠れない…先生はもう少し強いのにしましょうか?と聞いてきたが断った。ルネスタも効かないので飲んだり飲まなかったりしていた記憶がある。ステロイドを服用して2週間くらいたった頃私の体にとんでもないことが起こった…。 (続く)

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月崎時央 編集
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